宝塚歌劇団月組公演「今夜、ロマンス劇場で」のポスターが先日発表されました。
大劇場外には星組、花組、月組のポスターが並んで掲示されています。
偶然にも令和時代に名前に“れい“にゆかりがある3名が同時期トップに。
本日は、3名それぞれの魅力に迫っていきたいと思います。
●星組トップスター 礼真琴
言わずと知れた95期主席入団者の礼真琴さん。
音楽学校時代からリーダーシップを発揮し、現在は組のトップとして組子をしっかりまとめています。
若手時代からその実力の高さで注目を集め、新人公演では3度主演を務めました。
また、「風と共に去りぬ」でヒロインのスカーレット、「ガイズ&ドールズ」ではアデレイドなど女役も経験されています。
そんな礼さんの強みはやはりその歌声。
力強く伸びやかな歌声は他を圧倒するエネルギーを放っています。
喉を自由自在に扱っているかのような広い音域は努力の賜物ですね。
下級生からの信頼も厚く、今の星組の若さ溢れるパッション!な雰囲気は礼さんが居てこそのものだと思います。
また他組の上級生、下級生とも交流が深く、タカラヅカ・スカイステージでは元雪組トップスター望海風斗さんとデュエットを披露。
また宙組の和希そらさんとも対談企画をされています。
その明るい性格やコミュニケーション能力の高さも組の雰囲気作りに役立たれているのかもしれませんね。
2020年11月にはショー、「Ray-星の光線-」を上演。
まさに“令“和時代を象徴するトップスターの一人です。
●花組トップスター 柚香光(ゆずかれい)
続いては、新生花組としてスタートを切った柚香光さん。
花組で生まれ育ち、モデルのような華やかさとダンス力で早くから注目されていました。
新人公演では3回主演を務めています。
また女役や役替わりも複数回経験し、演技の幅を広げてきました。
柚香さんの強みといえば長い手足を生かしたダンスでしょう。
しなやかな身体と表現力で下級生時代からどのポジションにいてもパッと目を惹く存在感でした。
2020年1月には東京国際フォーラムにて「DANCE OLYMPIA」を上演。
タイトル通りとにかくダンス尽くしの公演でした。
デュエットダンスはもちろん、タップダンス、フラメンコまで…!
ダンスの花組!を印象付けた公演だったと思います。
柚香さん率いる 花組生の濃密なダンスパフォーマンスは圧巻でした。
また、チャコット 、JOSEPHなど外部企業のイメージモデルも務める柚香さん。
日本人離れしたお顔立ちと、圧倒的なオーラが大変美しいです。
お肉とお米が好き!というのは有名なお話ですが、時折見せる少年(少女?)のような眩しい笑顔とのギャップも魅力的です。
●月組トップスター 月城かなと
3人目は95期新トップスターとなった、月城かなとさん。
“れい“にゆかりがあるの?と思われた方もいるかもしれませんが、彼女の愛称は“れいこ“なんですよ。
入団後は雪組に配属。
その美貌と下級生とは思えぬ堂々さで早くも注目されていました。
新人公演も3度主演を経験されています。
2017年に雪組から月組へ組み替え。
雪組で培ってきた演技力を存分に発揮され、「エリザベート」のルキーニから、話題となったショー「BADDY-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」のポッキー巡査など幅広いお役を演じられています。
彼女の魅力は、古き宝塚から続く重厚感あるお芝居ではないでしょうか。
クラシカルで綺麗な容姿と、ドンと構える大人の色気。ついつい髭をつけたくなってしまうような古典的な雰囲気をお持ちです。
月城さんの存在感でお芝居がグッと締まり、上質で品位あるものに仕上がります。
大劇場お披露目公演「今夜、ロマンス劇場で」では月城さんの魅力が爆発しそうな予感。
お相手の海乃美月さんと、しっとりと大人なトップコンビになるのではないかと思います。
いかがだったでしょうか?
それぞれの魅力を持つ“令“和のトップスター。
3人が舞台上で並ぶ姿をいつか見てみたいものです。今後の活躍がとても楽しみですね。