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長身の娘役さんをピックアップ!

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇と言えば男役!というイメージが強いかもしれませんが、元々女性である男役さん達が何故ああも男性よりも男性らしくかっこよく見えるのか…。

それは娘役さん達の存在・努力あってこそなのではないかと考えられます。

そもそも「男役」の対義語が「女役」ではなく「娘役」とされているのも、宝塚の娘役さん達は女性というよりかは少女といった方が近しいからなのかな、なんていう風にも考えられますよね。

男役さん達がより輝くようかっこよく見えるように女性の中でもより可憐に少女のような存在であらねばならない、それが娘役というわけです。

昔は男役ど娘役は身長制限があり、本人の意向というよりは学校・劇団の意向によって決められていたそうですが近年では本人の意向によって男役と娘役の選択が可能となっているそう。

そのため昔よりスラッとした長身の娘役さんも増えましたよね。

少女らしさ、男役さん達をたてる存在という意味では若干かけ離れてしまっているのでは?というお声もありますが、今回は長身の娘役さん達にスポットライトを当てていきたいと思います。

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自分の立っている舞台の部分だけ凹めば良いのに…

長身の娘役さんという存在に初めてハッとさせられたのは元花組娘役の白姫あかりさんの退団時のご挨拶でした。

公式身長は165㎝となっていますが、かつて男役・娘役の選定が学校・劇団の意向で行なわれていた際の分かれ目となったのが165㎝とされていたため娘役さん達の公式身長165㎝というのはほぼそれよりも高い身長である可能性が高いとされています。

実際公式身長167~8㎝とされている男役さん達の隣りに立たれていると足下のヒールを差し引いても白姫さんの方が長身であることは明らかでした。

個人的にはとても綺麗なお姉さん感があり好きな娘役さんだったのですが退団の際にご自身の身長をとても気にされておられ一時は「自分の立っている舞台の部分だけ凹めば良いのに…」というような考えを持たれる程思い悩んでいた事を明かされていました。

確かに長身の娘役さんとなると、どちらかと言うと娘役っぽくない勝ち気な女性の役や高齢女性の役を当てられることが多いかと思います。

「宝塚の娘役」を夢見て娘役になったのに、その夢と離れた役ばかりあてられてしまうとご本人としては辛いものがありますよね…。

ですが長身であろうが娘役さんは娘役さん。

宝塚にとってはなくてはならない存在というのは変わりません。

2名ではあるのですが、個人的に注目していスラッと綺麗な娘役さんをご紹介させていただきます!

まずは花組104期生の美里玲菜さん。

言わずもがなですが、元星組トップ娘役である綺咲愛里さんの妹さんです。

美人姉妹…いいですよね。

実は美里さんも綺咲さんと同じく公式身長は163㎝。

綺咲さんのお隣におられた紅ゆずるさんの公式身長が173㎝と高身長なためそんなに綺咲さんがスラッとした長身といったイメージがなかったのでびっくりですよね。

舞台上で観る限りは美里さんの方が長身のようには感じますが、お姉さんと比べても引けを取らない美しいビジュアルをお持ちですので今後が楽しみです。

同じく花組の105期生である星空美咲さん。

公式身長164㎝となっています。

入団当初元月組トップ娘役である愛希れいかさんにそっくりということでかなり話題にもなった期待の娘役さんです。

実際に愛希さんは元男役さんということもあり公式身長167㎝と娘役さんにしてはかなり長身なお方でした。

お顔立ちの雰囲気もですが星空さんもスラッとした長身であるというところも似ていると感じる要素なのかもしれませんね。

バウヒロイン、東上ヒロインと抜擢も多く、身長や過去のトップさんと似ているというようなことは関係なく今後の動きが気になる娘役さんです。

昔ながらの考え方に囚われてしまうと長身の娘役さんってちょっと…となってしまうかもしれませんが、考え方を変えてみればモデルさんのような美しいビジュアルを持った娘役さんが増えたという嬉しい出来事になります。

どんなジェンヌさんでものびのびとご自分の持っている武器を最大に活かした舞台人としてご活躍していただきたいというもの。

これからも一緒に長身の娘役さん達も応援していきましょう!