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これは礼真琴長期トップの証? 

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇団星組はこのところ大きな発表が続き、感情を揺さぶられまくりでした。
『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』『バレンシアの熱い花』『1789 –バスティーユの恋人たち-』と嬉しい発表があり、綺城ひか理さんの組替えという寂しい発表もありました。
特に『1789 –バスティーユの恋人たち-』の再演は、ファンも「待ってました!」と盛り上がりましたね。

ここで一度振り返って、『バレンシアの熱い花』に、舞空さんがヒロインとして行かれることの意味を考えてみたいと思います。

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星組の怒涛の発表も一段落

あくまで個人の意見ですので、ご理解のある方だけお読みください。
最後までお付き合いいただければ、幸いです。

ことなこ解体?

トップコンビが分かれての公演ということで、ネットでは「ことなこ解体」との、不穏なワードが飛び交いました。

礼真琴さんがドラマシティで『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』を主演されている間、舞空瞳さんが凪七瑠海さんの相手役として全国ツアー『バレンシアの熱い花』に出演されることが発表されたからです。

確かにトップコンビが別々の作品に出演されることは、あまりありません。

しかし星担の筆者は、その猛烈な反応が意外でした。

「そんなに嘆くことなのかな?」と、しばらくツイッター上で皆さんのご意見を読み漁りました。

中にはトップコンビの退団に言及される方も、いらっしゃいました。

舞空さんの退団を考える声もありました。

舞空さん残留で、凪七さんが星組トップに落下傘されるのではないかという意見もあり、興味深く拝見しました。

もちろんトップコンビは、いつもお二人一緒でラブラブなのが、宝塚の理想です。

それでも今回のトップコンビ別箱に筆者が衝撃を覚えなかった原因は、「ちえねねで経験しているから」でした。

「ちえねね」、柚希礼音さん、夢咲ねねさんのお二人は皆様ご存じの通り、星組伝説のゴールデンコンビです。

長期に渡ってトップコンビを組み、添い遂げ退団をされました。

トップ就任から退団まで、ずっとご一緒のお二人です。

その柚希さんと夢咲さんが、別箱で公演されたことがありました。

轟悠さん主演の『第二章』に、夢咲さんがヒロインとして出演されたのです。

専科主演の別箱に、トップ娘役が相手役として出演する。
確かにショックです。

しかし盤石のちえねね当時にあったことですから、今回の別箱は、全く心配する必要がないのではないでしょうか。

むしろちえねねと同じということで、お二人が長期トップコンビを続けられることの、証といってもいいと思います。

もちろん『双頭の鷲』の実咲凛音さんのように、退団公演直前に別箱で轟悠さんの相手役を務めるパターンもあります。

ちなみにこの時トップ朝夏まなとさんは、『バレンシアの熱い花』で全国ツアーされていたというのが、今回と逆とで面白いですね。

朝夏さんは、実咲さんを見送った後、次の大劇場公演でトップ娘役不在のまま退団されます。

これも一つの添い遂げの形ですから、やはりトップコンビ解体とは程遠い印象ですね。

降臨の方がもやもやする

轟悠さんが専科にいらっしゃった頃は、いわゆる「理事降臨」と呼ばれる公演がありました。

雪組の『凱旋門』が、皆様も記憶に新しいところではないでしょうか。

本当に素敵な作品なのですが、轟さんが主演扱いになりますので、相手役がトップ娘役さんになってしまうのが辛いところでした。

『長崎しぐれ坂』のように、トップコンビと轟さんで、三人の人間関係を描く作品なら、納得もできます。

『黎明の風』のように、トップ娘役さんと轟さんの夫婦の絆を描くパターンも、もやもやが少ないのですが……。

やはりトップコンビが同じ舞台に立つときは、互いが相手役であって欲しいですよね。

苦情めいた発言をしていますが、上記三作品とも大好きな作品です。

『黎明の風』に関しては、昨年9月のTotteoki Collection「Real Person 実在の人物特集」に入っていないことに、納得できなかったほどの作品です。

別箱ですと、全く別の世界としてスッキリと割り切って見られる点が、ファンとしても嬉しいです。

礼さんの前での、凪七さんと舞風さんのイチャイチャが回避できたと思えば、むしろ感謝ですね。

全ツは長期トップコンビの証!

舞空さんが凪七さんとともに全国ツアーを回るのは、むしろ長期トップコンビの証ではないかと思います。
星組の体制がしっかりしているからこそ、安心して別箱が出来るのでしょう。

そして長期体制でファンに飽きが来ないように、ちょっとした刺激を与えようと、劇団側が考えたのではないでしょうか?

『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』はヒロインが2人ですし、『バレンシアの熱い花』はそもそも、ヒロインの存在感が薄いです。

トップコンビを分ける公演として、考えられた演目だと感じます。

この次の『1789 –バスティーユの恋人たち-』は、舞空さんがマリー役なのか、オランプ役なのか。

まだわかりませんが、どちらにせよ恋愛メインの話ではないので、トップコンビファンはじらされ続けて「お二人がガッツリ組むところを、もっと見たい!」となるのを、劇団側が見透かしているのかも?

これからも素敵な舞台を見せてくれるであろう、星組トップコンビから目が離せませんね!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。