1 ご贔屓様とは?
宝塚ファンであれば、「花組では◯◯さん、雪組なら◯◯さんがご贔屓様です」なんて言い方はしませんよね。
たくさんいるタカラジェンヌさんの中で、自分自身にとって何よりも大切で、大好きで、愛があって、その方が幸せであることを心から願える存在が「ご贔屓様」だと私は考えています。
2 推しと贔屓の違いって?
あくまでも個人的な考えとしてとらえて欲しいのですが、「推し」と聞くと、「頑張ってね。応援してるから」「この人も、あの人もいいなぁ。両方応援しよう」「このグループ素敵だから応援したい」という軽い印象を持ってしまいます。
それが「ご贔屓様」となれば「あなただけが大好きです」「あなただけを追いかけます」「あなただけを思い続けます」という、一種の覚悟のようなものが芽生えます。
推しが悪い、という事ではないです。
ご贔屓様が見つかったとき、人生観まで変わるように感じるんです。
3 ご贔屓様は見つけるもの?
よし、ご贔屓様を見つけよう!
と、意気込んで宝塚を観る人ってほとんどいないと私は考えています。
まずは、きらびやかな宝塚の世界を知ることから始まりますよね?
宝塚の各組には、それぞれのカラーがあって、トップスターコンビがいて、下級生から上級生までのたくさんの方がいます。
私自身、今のご贔屓様が見つかった瞬間は本当に突然でした。
雷にでも打たれたかのように、「この人が好き‼︎」ってなりました。
宝塚を好きになって、観劇の機会が増えて、そこでご贔屓様は見つかります。
見つけにいかなくても、見つかります。
4 ご贔屓様への想い
ご贔屓様は、日々の生活の中でなくてはならない特別な存在です。
そして、「毎日想っています。本当に大好きです」という気持ちを失いたくないと思います。
宝塚を好きになって、応援できるご贔屓様ができて、愛を注げる方がいるって幸せなことだと心の底から思います。
できるものなら公演がある期間は、毎日でも観劇に行きたいと思います。
辛いことがあったり、仕事で嫌なことがあったりしても、「あと◯日頑張れば、会いに行ける!◯◯さんに会える!」と思うと頑張れます。
ご贔屓様への想いって、本当に「恋」と同じだと言えませんか?
劇場に行けなくても、SNSなどでご贔屓様の情報を知ることができます。
自分と同じご贔屓様への熱い想いを持った方がいて、普段なら知り合う事もないだろう方とSNSで繋がっていけることで、なんだか目に見えない糸で繋がっているような気持ちになります。
そのみんなでもっとご贔屓様を盛り立てていきたいですね。
5 ファンクラブ
宝塚には公式の「宝塚友の会」と、タカラジェンヌさん個人の非公式ファンクラブが存在しています。
非公式ファンクラブを、「会」と呼んでいます。
観劇に行った時に、劇場の入り口にタカラジェンヌさんの名前が書かれたボードを持っている人をみたことありませんか?
私が始めてボードをみた時、ファンクラブ会員のチケット受け取り場所の目印だと知らず、「ファンクラブの入会窓口」なのかと勝手に勘違いしていました。
この会に入会することで、会からチケットを購入できたり、会オリジナルグッズを購入できたり、ご贔屓様からお礼状やバースデーカードが届いたりなど、特典盛りだくさんです。
会でチケットを購入すると、ご贔屓様の名前の入ったチケット封筒がもらえるので特別感が出て手にするだけでニヤケ顔になりますね。
この「会」には、掛け持ち禁止などの暗黙のルールも存在しています。
たったひとりのご贔屓様を一途に応援します!という強い気持ちを持って入会することで、ご贔屓様への愛も高まります。
6 ファンレターを書く
いつもキラキラとまぶしく、ワクワクとときめきをくれるご贔屓様。
自分の熱い思いを、ご贔屓様に伝えるには「ファンレター」を書くことをおすすめします。
数多くのファンレターが届くタカラジェンヌさん。
ファンレター出しても読んでもらえるのか不安だと思う方もいると思いますが、私のご贔屓様は以前「ファンレターは劇団でしっかり読んでいます。皆様のお心がとても嬉しいです」とおっしゃられていました。
公演やお稽古で忙しいご贔屓様ですが、ちゃんとファンレターを呼んでくれている思い更に大好きになりました。
伝えたい思いは、伝えるべきときに伝えることが大切です。
ときめきと愛をくれるご贔屓様を、これからも応援していきたいですね。
タカラジェンヌの皆様が、初日から千秋楽までを明るく元気に公演できることをお祈りしています。