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桜木みなとさんが宙組10代目トップスターになる3つの理由

宝塚歌劇についての雑記

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そろそろ宙組生え抜きトップスターを出すべきだから

まずは、宙組はそろそろ生え抜きトップスターを出す必要があると感じたからです。

1998年の発足からおよそ25年の歴史がある宙組。

しかし、未だに宙組生え抜きトップスターが誕生したことはありません。

宙組出身トップ娘役さんは遠野あすかさん・花乃まりあさん・夢白あやさん、そして生え抜きに星風まどかさん・次期トップ娘役の春乃さくらさん、と順調に増えていると言えます。

ただ、宙組出身でトップスターになった方は早霧せいなさんひとり。

このまま宙組出身トップがなかなか産まれない状態が続いてしまうと、宙組に配属された男役生徒さんは「他組よりもトップへの道の難易度が高い!」と感じてしまうのではないでしょうか。

今、宙組生え抜きスターの中で最も2番手昇格に近いのは桜木さんです。

なかなか宙組生え抜きトップが誕生しない現状を桜木さんが変えてくれるのではないか?という期待を抱くのは当然でしょう。

桜木さんが組内で同期や下級生にぬかされたことがほぼないから

ふたつめの理由として、桜木さんが宙組内で同期や下級生にぬかされた、と感じたことがほぼない路線スターであることがあげられます。

“ほぼ”と書いた理由は、新人公演主演を1期下の和希そらさんが先にされたためです。

しかし桜木さんは、次作『白夜の誓い』で新人公演主演をしてからは『New Wave! -宙-』で上級生さんたちとメインキャストに入り、次の外箱公演時にバウホール公演主演をはたしています。

タカラヅカスペシャル初出演・歌劇の新春ポートレートの初掲載は研究科7年と順調な学年でされていますね。

その後もポジションや番手を少しずつ上げていき、3番手となった初めてのショー作品『アクアヴィーテ!!』では3番手羽根を背負いました。

時間をかけてではありますが、組内で同期や下級生にぬかされることなく、徐々に路線スターとしてのポジションを確立していっている、といえるでしょう。

桜木さんは順調にトップスター候補として育てられているスターさんの1人だといえます。

『壮麗帝』での演出に違和感を覚えたから

最後に、2020年に初の東上主演作となった『壮麗帝』での演出です。

これは筆者が『壮麗帝』を観たときに覚えた違和感から思ったことなので、そう思う人もいるよ、くらいの感覚で読んでいただけると幸いです。

ラストシーンの演出に少し引っかかりました。

腹心イブラヒムを自ら処罰し、愛する妃ヒュッレムが亡くなった後、ただ独りとなったスレイマンがスポットライトに照らされた玉座に向かって行く場面。

孤独であっても皇帝としての責務を果たさないといけない、という決意の場面ではあるのですが、この時スレイマンは既に皇帝となって栄華を極めた後、晩年です。

即位してから既に何年も経った皇帝が、あえて玉座にゆっくり向かって行く演出…。

前半にサラッと即位していたのに、ラストに必要があるのだろうか?と観ていて少し違和感を覚えました。

桜木さんが演じたスレイマン1世は、オスマン帝国第10代皇帝。

あの場面はスレイマン自身というよりも、後に10代目トップスターとして就任する桜木さんそのものの姿を示唆しているのではないか?と感じました。

もちろん、2020年時点でそんな先のことを演出で暗示したりはしないだろう、とも思います。

しかし、全くそういった意味合いが無いのであれば(トップ候補でなければ)、やらなくても良い演出だったのではないか、とも思えます。

宝塚の人事はなぞだらけ。しかし…

今回は、桜木みなとさんが宙組10代目トップスターになる3つの理由について紹介しました。

突然の組替えなど、宝塚の人事関係のニュースには驚かされるものが多いですよね。

しかし、思い起こせば予兆があったな、と感じることも多いのが宝塚の人事。

組内で長年頑張っている生徒さんにはどうしても肩入れしてしまうので、今回の内容は筆者の希望も多分に含まれたものになってしまいましたが、予感が的中することを祈っています。