池田銀行イメージガールって?
まず、池田泉州銀行のイメージガールについて少しご説明します。
今の池田泉州銀行は、2010年までは統合前の「池田銀行」という名称で、1968年から宝塚の現役娘役をイメージガールに指名してきました。
三井住友VISAカードや加美乃素など、宝塚歌劇団の生徒がイメージキャラクターを務めている企業は他にもいろいろありますが、代々娘役が務めている企業はあまり多くありません。
やはりそこはどうしても「男役が花形」である宝塚にとって仕方のないこと。
そんな中で、池田泉州銀行という、宝塚と縁の深い企業が娘役さんを指名してくれているのは娘役ファンにとって嬉しいことですよね。
なぜ縁が深いのかというと、池田銀行の創立時に相談役を務めていたのが小林一三先生だった、というわけです。
イメージガールに指名された娘役さんにとっても、こんなに大きなスポンサーがついてくれるのはとても心強いことではないでしょうか。
歴代の池田泉州銀行イメージガールを洗い直し
ではここで、池田泉州銀行(2010年までは池田銀行)のイメージガールを務めた娘役の皆さんを5代前まで遡ってみましょう!
全員に共通していることは、とにかく圧倒的なヒロイン回数!!
娘役さんはどうしてもトップスター、次期トップスターとのタイミングや相性によって命運が左右されやすい存在です。
それでも、これだけのヒロイン回数をこなしている皆さんなら、いつトップ娘役になっても全くおかしくない面々ですね。
特に陽月 華さんは、研2という早さでイメージガールに指名されています。
研2などまだファンの中でも「え?誰?」というくらいの下級生です。ヒロイン回数も超エリートで、トップ娘役までまっしぐら!という経歴ですね。
歴代イメージガールのデータから見えてくること
池田銀行の初代イメージガールは花組の清月 輝(きよづき てる)さんで、有沙 瞳さんで11代目になります。
この11名のデータをいろいろな視点で比べてみると…
イメージガール就任時の組分布
- 花組…5名
- 月組…0名
- 雪組…1名
- 星組…3名
- 宙組…2名
なんと!月組からは今のところ、どなたも輩出されていません!
逆に花組娘役が約半分をも占めています。
イメージガールを指名するときは池田銀行側の一存とは考えにくく、きっと劇団が推していきたい娘役さんを数名候補に挙げてもらっているのだろうと推測します。
その中から、池田銀行が求めているイメージに近い人を指名しているのではないでしょうか。
池田銀行が求めている娘役像と花組の路線娘役の系統が似ているということなのでしょうか…?
トップ娘役就任率
- 約45%(11名中5名がトップ娘役就任)
意外にも、「池田銀行イメージガール=トップ娘役への布石」というわけではなさそうですね。
月影 瞳さんから野々すみ花さんまで、たまたま3代連続でトップ娘役に就任したので、90年代あたりからのファンは「池田銀行イメージガール=トップ娘役になる」と印象づいてしまったのかもしれません。
しかし、2人連続してトップ娘役に就任しなかった例は伶美うららさんと有沙 瞳さんが初めてのパターンとなります。
第12代池田泉州銀行イメージガールは誰??
さきほどお伝えしたように、娘役さんはトップスター、次期トップスターの都合によって命運が分かれる立場ですので、ご本人たちの実力や人気だけではどうにもならない部分は往々にしてあります。
とはいえ、池田泉州銀行としても下級生の頃からイメージガールをしてくれている娘役さんがトップになれば宣伝効果も上がりますので、期待はしているでしょう。
今回、有沙 瞳さんが退団発表をしたことで、池田泉州銀行も次期イメージガールの選定に入っているはずです。
つまり、いずれトップ娘役に就任しそうな人選を行っていることと思います。
これまでのイメージガール就任学年を考慮すると、現在研3~研6あたりの生徒さんとなります。
各組でそのあたりの学年で路線娘役として名を高めているのは…
花組
星空美咲
月組
きよら羽龍
雪組
音彩 唯
星組
詩ちづる
宙組
山吹ひばり
果たしてこの中から、第12代池田泉州銀行イメージガールは誕生するのでしょうか!
そして第12代イメージガールはトップ娘役に就任するのでしょうか!
今回浮かび上がったデータによれば花組の娘役が選ばれやすいということで、星空美咲さんが有力候補、ということになるのでしょうか?
第12代イメージガールの発表が非常に楽しみですね。