レジェンド・柚希礼音さんとの不思議な一致
記念すべき宝塚歌劇110周年は、星組『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』からの幕開けです。
100周年も同じく星組の『眠らない男・ナポレオン —愛と栄光の涯に—』で始まりました。
当時のことを思い出していて、もう一つの一致に気づきました。
アニバーサリーイヤーの前年に、トップコンビが別々の公演に出ていること、特にトップ娘役さんが専科スターさんと組まれていることです。
礼真琴さん・舞空瞳さんコンビのスケジュールは以下の通りです。
・『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』礼真琴さん
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2023年3月21日(火)〜3月29日(水)
日本青年館ホール:2023年4月4日(火)〜4月10日(月)
・『バレンシアの熱い花』凪七瑠海さん・舞空瞳さん
全国ツアー:2023年3月26日(日)〜4月11日(火)
・Bow Workshop『Stella Voice』天華えまさん
宝塚バウホール:2023年4月1日(土)~4月9日(日)
比較のため、トップコンビの参加していないバウ・ワークショップも併記させていただきました。
柚希礼音さん・夢咲ねねさんコンビの、2013年のケースです。
・柚希礼音スペシャル・ライブ『REON!!II』柚希礼音さん
東京国際フォーラムホールC:2023年9月27日(金)~10月9日(水)
博多座:2023年10月16日(水)~10月28日(月)
・『第二章』-CHAPTER TWO by Neil Simon-轟悠さん・夢咲ねねさん
宝塚バウホール:2023年10月3日(木)~10月14日(月)
・『日のあたる方(ほう)へ ―私という名の他者―』真風涼帆さん
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2023年10月7日(月)~10月15日(火)
アニバーサリーイヤーの幕開けを飾る大役の前に、一度トップコンビが別れて別の方と組むことで、さらなる飛躍を目指す。
そんな狙いが見えてきます。
また長期トップコンビにとっては、ファンにとってのマンネリズム解消も兼ねているのかもしれません。
ファンには、トップコンビの唯一無二の相性を再確認するきっかけにもなりますね。
トップ娘役さんがどちらも専科の方と組まれるという一致に、意図的なものを感じる気がします。
舞空さんに関しては、10月9日(月)〜11月2日(木)『ME AND MY GIRL』も控えています。
地方公演の日程は数年前から決まっていると言いますし、ましてやキャパシティの大きい博多座公演は、かなり前に決定されていたものでしょう。
海外ミュージカルである『ME AND MY GIRL』も同様に、以前から話が進んでいたものと思われます。
ですからこの配役は劇団が元々意図していたものではなくイレギュラーで、水美舞斗さん・暁さんが、休養を取られる礼さんの代打を務められている可能性が、かなり高いと考えます。
アニバーサリーイヤーは、バトンタッチの年
花組トップコンビの退団発表は、やはり100周年を思い起こさせるものでした。
100周年では花組トップスター蘭寿とむさんが5月11日に退団され、後任の明日海りおさんが6月12日にプレお披露目となりました。
現花組トップスターの柚香さんは、2024年5月26日に退団されます。
アニバーサリーイヤーの半ばでバトンタッチする様子は、100周年と重なりますね。
100周年の時のトップさんを確認すると、花組・雪組がトップスター退団、星組・宙組が翌年トップスター退団、月組が翌々年トップスター退団という結果になりました。
2024年のアニバーサリーイヤーに、花組トップコンビが退団することはすでに発表済みです。
月組の月城かなとさんにも退団フラグが立っていますので、来年トップスターさんが退団されるのは、花組と月組ではないでしょうか?
慣例的に男役トップスターの退団は、年に2人までですから、礼さんが2024年に退団されることは、ないと考えます。
2025年が礼さん退団の年!
これまでも何かと星組レジェンドの柚希さんと比較されることの多かった、礼さん。
アニバーサリーイヤーの前年に、トップコンビ別れての公演。
アニバーサリーイヤーの幕開けを任されるという大任。
この一致から考えて、柚希さんと同じようにアニバーサリーイヤーの翌年、2025年が退団の年であると、考えます。
休養を挟むことを考えても、2024年の退団はないでしょう。
また暁さんが2番手に繰り上がったあとに経験を積む必要があることを考えると、やはり2024年はトップスターとして星組を率いてくださると考えます。
『1789』が6作目ですから、人気の高い礼さんには2025年が頃合いではないでしょうか。
礼さんの活躍を祈るのみ!
長期休養を前に、休演となってしまった礼さんには心配は募りますが、まずは礼さん、そして同じく休演中の瞳きらりさんがプレッシャーを感じることなく、ゆっくりと休んでくださることを祈るばかりです。
舞台で輝く姿が見たいのはもちろんですが、ご本人たちが笑顔でいてくださることがファンの何よりの願いです。
宝塚ファンの皆さんはぜひ「#愛してるよ宝塚歌劇団」「#愛してるよ星組」「#愛してるよ礼真琴」のハッシュタグで、声援を届けていただきたいです。
最後までお付き合いいただき。ありがとうございました。