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宝塚歌劇団の新人公演ってなんですか?

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇ファンにとっては、ご存知の「新人公演」ですが、
初めて宝塚歌劇を見てみよう!!!と思っている方が、チケットを取ろうとホームページのチケット予約の画面を見て「新人公演」と書いてある。

はて?新人公演ってなに????

と言う方もいらっしゃると思います。

私も最初、そうでした。

と言うことで、今回は宝塚歌劇団の新人公演について書いてみたいと思います。

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宝塚歌劇の新人公演とは

新人公演の「新人」とは

まず、新人公演に出演しているのは、入団して1年目から7年目までのジェンヌさんたちだけです。
通常公演は、大ベテランの専科まで出演されている内容、配役にも関わらず、その配役の全てをこの7年目までのジェンヌさんたちが演じています。

2019年は99期生〜105期生までのタカラジェンヌさんたちです。

つまり宝塚歌劇団では、入団して7年間は、新人と呼ばれているのです。

新人公演が行われるのはどの公演?

宝塚歌劇団の公演は、
宝塚大劇場と東京宝塚劇場の2箇所で行われる「本公演」と
それ以外の各地で行われる公演があります。

新人公演は、この「本公演」のみで行われています。

新人公演は何回ありますか?

宝塚大劇場で1回。東京宝塚劇場で1回。合計2回行われます。

本公演と違うところは?

キャストと演出家が変わります。その他の衣装、舞台、オーケストラは、本公演と同じです。
また、時間の関係で、本公演よりもストーリーが短縮されて省かれる場合が多いです。

衣装も同じですので、本公演で本役さんが着用している衣装をそのまま着られています。
ですから、体型が違う場合は、ちょっとお直しをしたりと大変でしょうね。

新人公演は若手育成の場です

本公演は、宝塚、東京合わせて100回前後ありますが、新人公演はたった2回しかありません。

しかし本公演の間、先輩の演技を見たり、先輩から教えてもらったりして、本公演の後にお稽古に励んでいます。

本公演では、全く役がつかなかったり、セリフがなかったりする下級生たちの鍛錬の場となっています。

本公演の先輩のセリフの言い回しや歌い方、演じ方に似ていると、よくここまで似せてきたな〜!よくお稽古してきたな〜と思うこともしばしばあります。

新人公演を見に行くと、緊張がこちらまで伝わるほどに、緊張しているタカラジェンヌさんたちも多く、慣れないセリフ回しやセリフを噛んでしまったりということもあります。

観劇するファンも、応援する気持ちで観劇してあげて欲しいと願います(あれ?どこから目線だろ笑?)

また、下級生からの抜擢などもあり、「あ〜これからこの人が路線で上がってくるのかな??」などこれからの配役の予想を楽しみにしたりもしています。

新人公演の楽しみ方

新しい人材の発掘

本公演ではなかなか、注目されることが少ない下級生さんたち。

そんな下級生さんたちの実力や魅力を新たに発掘することができるのが、最大の楽しみです。

宝塚歌劇の面白さの中に「タカラジェンヌさんの成長を楽しむ」という楽しみ方があるのです。

注目していきたい、応援していきたい!というタカラジェンヌさんが見つかると、ググ〜っと宝塚が楽しくなること間違いないのです。

そのために下級生の頃から「このジェンヌさんを見守って応援していきたい!』という人材を発掘しにい久野です!

そうして下級生の頃から注目していくジェンヌさんができると、本公演で役が付いてきた〜!とかお芝居や歌やダンスが上手になってきた〜!とか、楽しみがたくさんできますよ!

合わない衣装

本公演と新人公演の間の時間のない中でのお直しですから、完全にぴったり新人に合わせることができないことも多いので、少し丈が長かったり、短かったり・・・・。

本役さんの体型にぴったり合わせて作られているので、ちょっとダブダブしていたり・・・・。

なんだか子供が入学したてで大きめの制服をきているような、そんな初々しくて「可愛い〜!!!」と思ったら、もうかなりの宝塚ファン♡。

本役さんの遺伝子を継いでいく

本役さん、特にトップさんの退団のあるこの時期、トップさんが退団してしまうことで、もうそのトップさんを見られなくなる寂しさが宝塚ファンにはあります。

しかし、そんなトップさんから学んだ新人さんたち。

セリフの言い回しや舞台にかける思いなどを新人公演の中でひしひしと感じることができます。

もちろん技術的には、トップさんや上級生さんたちには、及ばない点も多くあると思いますが、それでも上級生さんたちの舞台にかける姿勢や思いをちゃんと引き継いでいる・・・・と感じます。

あ〜こうして宝塚歌劇団というところは、思いを引き継いで、歴史を刻んでいるんだな・・・・と感じることができるのが、新人公演の面白さでもあります。

技術・・・というよりも、緊張の中であつい舞台にかける情熱とパワーと愛を感じるのが、新人公演です。

そんな初々しい公演を観劇することができるのが新人公演です。