雪組和希そらさん主演『双曲線上のカルテ』を観劇してきました。
縣千さんが休演から復帰された公演でした。
スマホの電源を切っていたので復帰のお知らせを知らないまま観始めたので、縣千さんが目に飛び込んできた時には、声をあげそうになりました。
原作は1972年に出版された渡辺淳一氏の『無影燈』。
宝塚歌劇では2012年に早霧せいなさん主演で上演されました。
予習をしようと小説を読み始めましたが、ヒロインが主人公の食器洗いを喜んでする描写が無理で断念してしまいました。
男尊女卑な感じが当時の世間一般の価値観であったと思い起こされちょっと小説として読み進めるのに抵抗感がありました。
宝塚歌劇は多くが女性の観客であることと時代設定をしっかりされている作品が多いので、どんな風に描かれるのか楽しみでした。
時代がいつかわからないのと、場所の設定がイタリアで名前も洋名になっていたので、リアルすぎない世界観で物語が受け入れやすかったです。
全ては和希そらさんの色気で解決!
和希そらさん演じる医師フェルナンドは、腕はいいが女性にだらしなく酒に溺れて不真面目な男性です。
それには理由があるのですが、本当に何しても許す!という説得力のある和希そらさんのフェルナンド医師でした。
白衣、メガネ、スーツの和希そらさんを拝見するだけでフェルナンドの身勝手さもチャラになりました。
後半に自分でモルヒネの注射を打つシーンがありますが、血管を圧迫するチューブを口で咥えて腕を縛るシーンは本当に色気が濃過ぎでした。
東上公演初主演の華純沙那さん
和希そらさんの相手モニカはまだ研4の娘役華純沙那さんでした。