当時のトップスターであった柚希礼音さんのあとを継いでトップスターに就任したのは、当時専科生だった北翔海莉さん。
北翔さんが既に次期に内定していたけど、紅さんに全国ツアーの主演をお願いしたのか、それとも紅さんが次期内定していたけど、急遽北翔さんに変更したのか、どちらだったのかは不明です。
当時、北翔さんは3回も退団を申し入れていたのに、劇団が受け入れなかったという事実もあったようですので、北翔さん側の気持ちの変化などもあったのかもしれません。
「イレギュラー」という意味だと、今回の『ME AND MY GIRL』も同じです。
2番手主演の博多座公演は、過去にも霧矢大夢さんが行っていますし、なんと演目も同じ。
しかし、霧矢大夢さんは単独主演でしたし、既にしっかり2番手羽根も背負っていたので、正式な2番手スターでした。
一方、今回は役替わりのW主演であることと、水美さんは専科生、暁さんは2番手羽根をまだ背負っていません。
つまり、過去に例のない博多座公演ということになります。これが一体何を意味するのでしょうか。
トップスターとしての資質を劇団が見定める材料にしているのでしょうか。
「2番手スターが主演する全国ツアー/博多座」という公演の意味合いが、今年を機に少し変化していく兆しが見えますね。