宝塚歌劇団トップスターの代わりに:専科スターが担う新しいステージ

宝塚歌劇団星組公演、『ME AND MY GIRL』の幕が、10月9日に上がりました。

約1か月間、無事完走できることを祈っています。

おなじみの曲に彩られたハッピーでハートフルなミュージカルは、いつ観てもいいものですね。

『ME AND MY GIRL』初日に大きな話題になったのが、男役スター極美慎さん演じるジャッキーの美しさです。

絶対に美しいのはわかっていましたが、これほどまでに眩しい美貌とは!

驚かれた方も多いでしょう。

その感動と、これからの専科について書きたいと思います。

最後までお付き合いいただければ、幸いです。

目次

美しすぎる極美ジャッキー

ファンからは「美しすぎる」「足が長すぎ」「優勝」と感動の声がやまない極美さん。

そんなに美しいのかと公式を拝見して、驚きました。

本当に美しすぎます。

いわゆる「女装」の雰囲気がなく、ただただ美しいという事実にも、衝撃を受けています。

ネットで舞台画像を見てみると、どれも愛らしく、素晴らしいプロポーションです。

少し前まで革命に燃えていた人物と、本当に同じ方なのでしょうか?

歴代ジャッキーの髪型は、勝気な外ハネか、キュートな縦ロールのイメージなのですが。
極美さんはキュートなヘアスタイルがお似合いです。

『ME AND MY GIRL』は、言うまでもないことですが、作品ファンが多いです。

宝塚をよく知らずに公演を見た方が「あの美女は?」と検索したら、公式サイトではイケメンが出てきてビックリすることでしょう。

水美舞斗:専科として初の出演

水美舞斗さんの専科としての初出演が、この『ME AND MY GIRL』になります。

様々なプレッシャーの中、星組パワーに圧倒されながらも、一丸となって頑張りたいという水美さんの意気込みを、応援したいです。

星組全国ツアー『バレンシアの熱い花』に続いて、星組博多座公演『ME AND MY GIRL』の専科スター特出で、劇団は新たな専科の可能性を探っているように感じます。

これまで全国ツアーは、トップかトップが近い2番手しか主演が出来ませんでした。

博多座公演に至っては、轟悠さんが出演された『長崎しぐれ坂』以外、トップスター主演の公演しか行っていないと思います。

ちなみに『長崎しぐれ坂』は、当時の月組トップコンビ珠城りょうさん、愛希れいかさんも出演されています。

専科さんを主演格に置いたとはいえ、『バレンシアの熱い花』の瀬央ゆりあさんはW2.5番手状態、『ME AND MY GIRL』の暁千星さんは正2番手就任前、という今までにない立場で、出演されています。

専科降臨と言えば、星組というイメージがある方も多いと思います。

専科特出に慣れている星組で、これからの専科の在り方を模索しているのかな、と想像しています。

現在、トップスターの休養という初めての試みがなされています。

トップスターの負担を軽くするため、専科スターの皆さんがトップに代わる、もしくはそれに近い立場で活躍してくださるのなら、素晴らしい改革だと思っています。

トップさんは休養が取れますし、若手抜擢の場にもなるでしょう。

新・スター専科に託したいもの

水美さん、瀬央ゆりあさんの専科への異動で、「新専科復活か」と感じた方も多いと思います。

新専科設立当時は劇団から声明が出たのですが、今回は特に何の発表もないので、劇団の意図するところはわかりません。

これまでの動きを見る限り、専科スターさんが新たな立場で活躍してくださることは、間違いなさそうです。

経験豊富な凪七さん、下級生から自然と慕われる水美さん、コミュ力抜群の瀬央さん。

どの組に行っても、若手にいい刺激を与えてくれそうです。

水美さんと瀬央さんは、きっといろいろな組子と会話の機会を作ってくれるでしょう。

さらに老若男女自在にこなす芝居巧者の凜城きらさん、下級生時代から芝居も歌も巧みで、重要な役も任されていた輝月ゆうまさん。

組子さん達と年の近い専科スターさんが様々な組に特出することで、組の壁がなくなっていくといいな、と感じています。

もちろん組カラーがなくなって欲しいというのではありません。

組の壁が少し低くなって、お互いに悩みなどを話し合えるようになったら素敵です。

特出された専科スターさんにも、いろいろな相談が出来るようになったら、現在の宝塚が抱えている問題も、いい方向に変えていけるのではないかと感じました。

そのためには若手からみればはるか上級生の専科の方だけではなく、若い専科スターさんの特出が大きな鍵になる気がするのです。

もちろん、水美さん、瀬央さん、凜城さん、輝月さんがたくさん観たいというミーハー心もあります。

専科公演が復活して欲しいと願いも抱えているので、ただただ専科スターに活躍して欲しいという気持ちも隠せないのが、お恥ずかしいところ。

それでも専科という特別な立場だからこそ開けられる風穴があると、期待しています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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