今、多くの宝塚ファンは、宝塚歌劇団がすきだという気持ちをかみしめて、日々過ごしている人は多いのではないでしょうか?
2024年に宝塚は110周年を迎え、新たな演目も決まっていて楽しみにしているファンも多いでしょう。
そして、宝塚をすきな理由には「男役さんが素敵」だったり、「〇〇という演目が好き」だったり、「〇組が好き」だったり、いろんな理由があると思います。
宝塚をすきな理由は人それぞれですが、今回は個人的に宝塚がすきな理由をいくつかあげていきますので、お付き合いください。
あくまでも個人的な理由ですが、共感してくださる方がいたら嬉しい限りです。
宝塚がすきな理由5選
宝塚がすきな理由は、語りだすときりがないので、今回は5つにしぼってご紹介していきます。
- 現実離れした世界観
- 再演されていく作品
- 男役さんの魅力
- ご贔屓様ができる
- 演目や衣装の比較が楽しい
では、ひとつずつお伝えしていきましょう。
現実離れした世界観
宝塚の舞台は、仕事の疲れや日々のストレスを取り除いてくれる「現実離れした世界観」を味わえます。
宝塚の舞台は、いつ観てもキラキラと眩しく、ワクワクと楽しいものです。
現実の世界ではありえない世界に、一瞬にして引き込まれます。
ほんの3時間程度の短い時間なのに、まるで別世界にいるかのような幸せな気持ちでいっぱいになる人は多いでしょう。
再演されていく作品
宝塚の舞台では、初演から何度も再演されている作品が多いです。
また、同じ作品でも「〇〇編」という番外編のようなものもありました。
例えば、ベルサイユのばらがそうです。
・フェルゼンとマリーアントワネット編
・フェルゼン編
・オスカルとアンドレ編
・オスカル編
・アンドレ編
・アラン編
・ベルナール編
ベルサイユのばらは、宝塚の代表作といってもいいですよね。
そのベルサイユのばらでも、外伝を含めると色々な視点での公演があるので、「今回は何編になるの?」とワクワクできるでしょう。
ベルサイユのばら以外でも、「エリザベート」や「風と共に去りぬ」、「ファントム」などの初演から何度も再演されてきている名作があります。
どの組の、どのトップスターが演じるのかで、世界観も大きく変わってくるのも、宝塚の舞台を楽しむことができる理由のひとつですね。
組ごとに違う魅力がある
宝塚には、「花・月・雪・星・宙」の5つの組に、どの組にも属さない「専科」が存在しています。
組ごとに特徴と、違った魅力が溢れているため、「花組が好き」「星組が好き」「どの組も全部好き」など、人それぞれの宝塚の舞台の楽しみ方があります。
組ごとにある特徴と魅力を、少しだけご紹介しましょう。
●花組
宝塚で最初に誕生した組です。
「ダンスの花組」と言われ、ダンスが得意な生徒さんがたくさん在籍しています。
男役さんのスーツの着こなしはとても素敵で、中でも黒燕尾での群舞は圧巻です。
花組の男役さんは、イケ散らかしている人が多く、まさしく「花男」と呼ばれる理由がわかります。
そして、娘役さんは「花娘」と呼ばれ、愛らしく美しい人が多いです。
組カラーは「ピンク」です。
●月組
花組と同じく、古くから存在している組のひとつです。
「芝居の月組」と言われ、演技力の高い生徒さんがたくさん在籍しています。
人間味あふれる作品の公演が多く、「風と共に去りぬ」や「ベルサイユのばら」などの名作を初演した組です。
組カラーは「黄色」です。
●雪組
宝塚で3番目に誕生したのが、雪組です。
「和ものの雪組」と言われ、日本舞踊や所作、演技がきれいな生徒さんがたくさん在籍しています。
「忠臣蔵」「壬生儀史伝」など、侍姿も勇ましく、着物をまとった姿は所作がとても美しいです。
また、歌唱力の高いトップスターさんも多く輩出してきた組です。
組カラーは「緑」です。
●星組
星組は、昭和に入って初めて誕生した組です。
「コスチュームの星組」と言われ、煌びやかな衣装にエネルギッシュなパワー溢れる生徒さんがたくさん在籍しています。
星組は、ゴージャスで華やかな衣装だったり、体育会系のようなエネルギッシュな演目だったり、どの組よりも熱気に溢れている組ではないでしょうか。
ダンスもコーラスも、星組の溢れるエネルギーのひとつです。
組カラーは「青」です。
●宙組
宝塚ではいちばん誕生から年数が浅い組です。
「ビジュアルの宙組」と言われ、背の高いスタイル抜群の生徒さんがたくさん在籍している組です。
コーラスやアンサンブルの完成度も高く、イケメンタイプの男役スターが多数在籍しているという一面も持っています。
平均身長が5組のなかでも高く、スーツをビシッと着こなす姿が、とても素敵な男役スターが多いです。
組カラーは「紫」です。
●専科
専科に在籍する生徒さんは、どの組にも属さず、プロフェッショナルな実力を持つ集団です。
各組に、「特別出演」として舞台にたち、主演を支える重要な役を演じたり、主演として別箱公演を行ったりします。
専科に属する生徒さんは、ストイックに舞台にとりくみ、自己磨きを徹底しています。
宝塚の魅力的な舞台に、専科の生徒さんは必要不可欠ではないでしょうか。
男役さんの魅力
宝塚がすきだということのひとつに、「男役さんの魅力」をあげるファンは多いでしょう。
女性でありながら、男性を演じる生徒さんたちの努力と、その魅力にはまらないはずはありません。
男性がどのように女性をリードしているか、どのようにグラスを持っているか、どのように歩いているかなど、常に研修をしているからこそ素敵な男役さんが誕生するのです。
宝塚の「男役」は、女性の視点からみた「男性像」を作っていることから、魅了される女性が多い理由のひとつでしょう。
今まで、オペラグラス越しに目があったり、ウインクされたりして、公演中にも関わらず声が出そうになった経験をしたファンは数えきれないはずです。
男役さんの、仕草や表情、女性をエスコートする姿、美しい立ち姿など、魅力的な部分はたくさんあります。
そしてもうひとつ男役さんに魅了される理由に、「舞台上とのギャップ」があります。
舞台上では、バチバチに男役を演じているのに、舞台後の素の姿は「女性らしい部分」もあってとてもかわいいなんて、ファンにはたまらないですよね。
ご贔屓様ができる
宝塚の観劇を続けていくことで、この生徒さんを応援したい!という気持ちになる「ご贔屓様」に出会えるものです。
ご贔屓様が出来ると、ファンクラブに入会したり、お手紙を書いたり、クリスマスや誕生日にはプレゼントを送ったり、そのただ一人の生徒さんを誰よりも応援したいと思うようになります。
ご贔屓様がいると、観劇に向けてのチケット争奪戦にも力が入り、チケット確保できた時は、その日まで仕事や勉強を頑張れる威力も湧いてきます。
●まとめ
宝塚が好き、宝塚の舞台が好き、そんな気持ちを実感することで、あらためて宝塚がすきだと気付きました。
宝塚は、魅力あふれる素晴らしい場所で、夢をみせてくれるすてきな場所です。
日々、芸事に向き合い、私たちファンの気持ちを考えてくれる生徒さんたちの舞台を、これからも応援していきたいです。