宝塚歌劇。今公演中の作品を観劇しに行く。これはもう今!現場でしか感じることができない楽しさがたくさんあります。
やっぱり宝塚は、生が一番!
でも宝塚にはまり始めると、ちょっと前の作品をもう一度見返してみると新しい発見がたくさんあって、これがまた本当に楽しいです。
作品の面白さだけではなく、あのジェンヌさんのあの頃の姿を楽しむ。
これは、もう、宝塚にハマった人には『わかる〜!』でしょ。
そんな作品の中でももう一度見たいあの作品を紹介します。
この作品は、私がまだハマる前に見た作品で、2016年の作品です。
2016年、たった3年前だけれど、今大活躍されている方が、『あ、あそこにいる!』など、新たな発見もあって、久しぶりに引っ張り出してきました。
そんな宝塚歌劇の懐かしシリーズ。
こうもり〜こうもり博士の愉快な復讐劇〜
この作品の好きな理由は、なんといっても、コメディーで明るく、でも、恋愛要素もあり、最後にスッキリ笑顔!で観れる作品だからです!
世界中で愛されている理由がわかりますね…♡
そんな作品について語っていきましょう!
〜物語の始まり〜
ファルケ博士は、親友のアイゼンシュタイン公爵と仮面舞踏会に出席。
泥酔したアイゼンシュタイン公爵は、同じく泥酔しているファルケ博士を大通りの像に縛り付けて帰ります。
そのまま一夜をすごし、朝になると、こうもりの扮装をしていたファルケ博士はウィーンの町中の噂に。”こうもり博士”と写真付きで新聞にも載ってしまい、飛んだ恥をかいてしまいます。
恥をかかせられたアイゼンシュタイン公爵に復讐をしてやる!と意気込むファルケ博士はどんな面白い復讐をするのか、果たして成功するのか…。
〜この作品のポイント〜
まず、舞台の始まり
ファルケ博士が町中の人に、”こうもり博士だー!”と騒ぐ場面です。
“こりゃ、こりゃ大騒ぎだ!こりゃ、こりゃ、あはははは〜♪”
歌詞だけでもわかりますよね、どんだけ面白く愉快だったんだろう、このファルケ博士の姿が(笑)
こんな歌がウィーン中で歌われて、ケラケラと笑われたら恥ずかしくて外も歩けませんよね(笑)
この歌がすごく愉快なんですよね。
この作品のテーマとも言える”愉快さ、ユニークさ”が象徴されてる気がしますね!
〜復讐する上での決まり〜
この作品が明るく笑顔で観れる理由、それは、復讐はユニークで愉快にすること!が決まりだからです。
復讐という言葉だけでは、なんだか良いイメージを持たないかもしれませんが、ユニークなことをするからこそ面白く復讐劇をみれるんです!
〜アイゼンシュタイン公爵家のメイドたち〜
ちょっと寄り道します!
この作品には天使がいます!(笑)
アイゼンシュタイン公爵家のメイド5人!
アデーレ(妃海風)、テミス(妃白ゆあ)、イレーネ(真彩希帆)、フローラ(小桜ほのか)、レダ(天彩峰里)この5人、可愛すぎるんですよね…
宝塚好きなみなさんならわかるはず。
歌がうまいし、可愛いし、演技力もある娘役として魅力をもっていらっしゃる方々なのです!
様々な作品で大きな役割を受け持っていらっしゃるだけでなく、きいちゃん(真彩希帆)は現在、雪組のトップ娘役さんですね。
もう今では雪組で、大きな存在なので、この星組公演にいらっしゃるのが、今となっては変な感じ。そんな違和感も楽しめるのも面白いですね。
風ちゃん(妃海風)と妃白ゆあちゃんは退団されていますが、天彩峰里ちゃんと小桜ほのかちゃんは今後も娘役、そして女役として組みを支えていかれるでしょう!
〜ファルケ博士とアデーレの恋〜
ファルケ博士の復讐劇に、アデーレも伯爵夫人に変装して参加します。
アデーレは女優を志望しているということを知っており、ファルケ博士は推薦しますが、アデーレのことをファルケ博士が知っていたという経緯が素敵なのです!
ファルケ博士が研究で行き詰まった時に行く公園で、アデーレは歌やセリフの練習をしていたらしいのです!
アデーレの姿を密かに見ていたファルケ博士…。ほっこりしますね♡
復讐劇の中で、2人はどんどん惹かれあっていきます。
一方、アイゼンシュタイン公爵はイーダ(綺咲愛里)という女優志望の娘を口説きまくって、浮気中です。
もちろん、イーダも復讐劇に参加している仕込まれた人であり、アイゼンシュタイン公爵が浮気するのも、ファルケ博士の品書き通りです。
このアイゼンシュタイン公爵の様子を奥さんのロザリンデ(夢妃杏瑠)は見ています。
これが復讐劇だとも知らず、奥さんにバレないと思っているアイゼンシュタイン公爵はイーダに支援をする、などとこれでもかと口説いてるわけなのですが(笑)
後が怖いですね…笑
〜復讐劇はどうなるの?〜
アイゼンシュタイン公爵は、パーティーを抜け出し、時間通りに監獄に向かいます。
そこにはさっきまで一緒にいたフランク(十輝いりす)がおり、彼はなんと刑務所長!
そして、アイゼンシュタイン公爵の代わりにアルフレード(アイゼンシュタイン公爵家の執事)がいました。
そしてそこには弁護士のブリント(七海ひろき)もおり、どうなっているのかをアイゼンシュタイン公爵1人、理解できません。
ネタバラシをされて、最後にアイゼンシュタイン公爵はどうなるのか。
是非、DVDを見て確認してくださいね!
さて、主演の北翔海莉さん
とにかく素晴らしい歌唱力と愉快さと、本当に芸達者なジェンヌさんでした!
この作品はオペレッタのものなのだそうですが、
男役娘役共に原曲キーなんだとか。それを歌いこなす歌唱力。
退団されてしまいもう、宝塚歌劇で見ることができないのは、残念ですが、退団されても演芸やミュージカルの世界で大活躍中です。