宝塚歌劇オススメDVD 蘭寿とむ・退団公演「ラスト・タイクーン」

宝塚歌劇オススメDVD

今回オススメするDVDは、元宝塚花組トップスター、蘭寿とむさんの退団公演で話題となったラスト・タイクーン!

演出は現在、公演中のCASANOVAの演出家、生田大和氏。

モンロー・スター:蘭寿とむ
キャサリン・ムーア/ミナ・デービス:蘭乃はな
パット・ブレーディ:明日海りお

この作品は、スコット・フィッツジェラルドの小説が原作で、原作では描かれていない物語の後半は宝塚版として新しく演出された場面です。

そして、蘭寿さんの退団公演ということで、蘭寿とむさんの愛した宝塚と、舞台を作り上げることに対しての熱い想いとが重なってしまい涙なしでは見られません。

「ラスト・タイクーン」~あらすじ~

主人公モンロースターは、千夜一夜物語という映画のヒット作を作り出す。

そして或る日突然婚約者、ミナデービスを交通事故で亡くしてしまいます。

数年が経ち、彼はタイクーンと呼ばれ、映画作りに没頭していたが、自分の理想とする映画を追い求めすぎた結果、スタッフから愛想尽かされてしまう。

そんな時に、亡くしたミナデービスにそっくりな女性、キャサリンムーアに出会う。

お互いに惹かれていく一方、会社ではストライキが起き、タイクーンの更迭を求められてしまう。

そんな中、キャサリンにもう会えないと言われてしまう。
全てを失おうとしているときに彼が気づいたこととは…。

注目はここ!

この作品は個人的に好きすぎて
どの場面も隅々まで見ていただきたいのですが、注目な場面は二つあります!

一つ目は、モンローとキャサリンが海の家で出で立ちを話していく場面。
お互い辛い過去、決して幸せではないを持っていて、そんな中、出会ったのが映画の世界。

そのときに歌われるナンバーの歌詞で、
「スクリーンには夢が広がっていた。気づけば涙が溢れていた。」
「この街にたどり着き、君と(あなたと)出会った」とあります。

お互い抱えているものは違うけど、映画に自分の居場所を見出し、惹かれ、そして全てが溢れてきてしまった。そして、それさえもあなたと出会うための巡り合わせだったんだな、とまさに運命を感じるような場面で素敵です!

二つ目は、ユニオンの結成が認められて、ブレディー(明日海りおさん)が会社のスタッフを集めて話をする場面です。

実は、そこの場面、DVDに収録された2月21日までの公演と、東京千秋楽では演出が違います!

私が観劇した日はDVD収録よりも後だったのですが、そのときには変わってなかったので、東京公演から変更だったのかなと思います。
その場面、会話がナンバーになっていたんです。しかし、変更になってから、ナンバーではなく普通のセリフで会話が進むようになっていて、ナンバーよりもいろんな役の人のセリフが入り、スタッフの映画に対する強く熱い想い、自分が本当に求めているものは何だ、と気づく気持ちの移り変わりがはっきり明確に描かれていました。

そしてそのあと、蘭寿さんが登場しナンバーを歌うところはそのままだったのですが、歌うまでのセリフ、歌う場所や動作、歌い方、なども変わっており、自分はただ映画を作りたいだけなんだ!という気持ちが優しく現れていて、映画を純粋に愛しているという気持ちが蘭寿さんの宝塚への愛に見えて、泣いてしまいました。

そしてその後、ブレディーに映画に対する純粋に愛してる気持ちがわかるはずだ、とモンローが尋ねます。

もうできない、わかるだろ?と、もう後戻りできないブレディーの孤独さと自分の方針で切り開いていこうという強さも見えますよね!

最後の場面で、それでも、俺は作り続ける。

お前のいないこの世界で。と亡きモンローに対しブレディーが言います。

このセリフも、蘭寿さんの後を引き継いで自分の色の花組を作っていこうという明日海さんの心とリンクして、退団に対しての寂しさを一層感じました。

毎回、トップスターさんの退団公演で、主にショーでは退団公演らしい、旅立つような演出になっていたりしますが、今回も色濃く退団とリンクしている公演だと思うので、是非一度見ていただきたいです!

組の色や演じるタカラジェンヌさんに対して、このような演出をするのは、座付き演出家のいる宝塚歌劇団の特徴でもあり、大きな愛を感じるところ。素敵ですよね・・・・。

劇場では気づかなかった演出家による「退団者への愛」を見つけるのもDVDの楽しみです。

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