スポンサーリンク

「不適切にもほどがある!」が問いかける価値観の変化

宝塚歌劇についての雑記

TBSのドラマ「不適切にもほどがある!」見ましたか?

昭和と令和の時代の価値観の違いをユーモラスに描いています。

このドラマで、昔は当たり前だったことが現代では受け入れられないというテーマを、タイムスリップする主人公を通して表現してます。

昭和時代(1926年から1989年)は、日本の急速な経済成長と共に、仕事中心の文化が根付いた時代でした。

昭和の時代が青春真っ只中だった私は、懐かしさもありながら、「確かにこの時代、喫茶店、電車、飛行機、どこでもたばこをプカプカ吸っている人がいたよな〜」とか部活中に「水飲むな」とか言われたり、当たり前だったことが、今となっては不思議な光景として見ています。

その時代の価値観では、努力や忍耐が高く評価され、会社や組織のために個人が犠牲になることも珍しくありませんでした。「24時間戦えますか!!!」がキャッチフレーズのCMもあったよね〜。

しかし、令和時代(2019年から現在)に入ると、働き方改革や人権意識の高まりにより、個人の尊重やワークライフバランスの重視が進みました。

ドラマで描かれるように、昭和の時代には普通だった言動が、令和の時代ではパワハラやセクハラと見なされることがあります。

この変化は、社会の意識の進化を反映しているとも言えます。

「不適切にもほどがある!」では、昭和の価値観と現代のコンプライアンスを対比し、視聴者に考えさせると同時にエンターテインメントとして楽しませているようです。

宝塚OGの咲妃みゆさんも出演され、彼女の歌も聞けて嬉しかったです。

さて、宝塚歌劇団を含む多くの伝統的な組織や文化において、昔は当たり前だった行動や考え方が、現代の価値観と照らし合わせると問題視されることは確かに存在します。

これは宝塚に限った話ではなく、ビジネス、スポーツ、芸術、教育など様々な分野にも当てはまります。

時代の変化と共に社会の意識も進化し、それに伴いかつての慣習や価値観が見直されることは自然な流れです。

しかし大きな組織であるほど、ある意味閉鎖的で、昭和に時代に生きていた人たちが今、幹部として存在しています。

公に批判されることについては、このような議論は時に必要であり、社会の進歩に寄与することもあります。

ただし、その批判が建設的であるか、対象に対して公平であるか、そしてそれが新たな理解や変化を促すかどうかが重要です。

過去の価値観を現代の視点で一方的に非難するのではなく、時代背景を理解し、なぜ変化が必要なのかを丁寧に考えることが重要です。

また、批判の声を出すこと自体は表現の自由の範囲内であり、それによって多様な意見が交わされることは健全な社会にとってプラスに働くこともあります。

ただし、そのプロセスにおいては、過去の文脈を理解しつつ、現代の価値観に基づいた改善策を模索することが求められます。

結論として、どこの世界でも昔の価値観が現代では通用しなくなっているのは事実であり、これを公に議論すること自体は社会の健全な発展に寄与する可能性があります。

重要なのは、その議論が建設的であり、時代の変化を理解し、より良い未来に向けての変化を促すものであるかどうかです。

宝塚歌劇団もぜひ新しい時代でも対応できるように変化してほしい。そしてこれから先も多くのファンを魅了する劇団で有り続けてほしい。