2025年6月7日、花組公演『悪魔城ドラキュラ ~月下の覚醒~』が宝塚大劇場で幕を開けました。
正直言うと、最初は「宝塚と悪魔城ドラキュラ??」と戸惑ったけど、観たらもう…そんな不安、吹っ飛びました。
アルカード=永久輝せあ、完璧すぎた
まず言わせて。永久輝せあ(彼女)が演じるアルカード、見た目が想像以上。
ウェーブのかかったロングヘアにマント、ロングブーツ。これだけで“美”の暴力。
あのプロローグ、黒い翼を背負って男役たちと舞う姿には震えました。
ゲームのアルカードをそのまま舞台に連れてきたかのよう。
サキュバスの妖艶さが舞台に降臨
侑輝大弥(彼女)のサキュバスも話題。黒パンプスに背中の翼、あのビジュアルで動く姿はもう“妖艶”を超えて“芸術”。ゲームの雰囲気をしっかり残しつつ、宝塚らしい華やかさで仕上げてきたのが本当に見事。
ポスターや稽古場映像を見て、すでに「これはただ事じゃない」と思っていたけど、舞台上でもゴシックな雰囲気が徹底されていて圧倒されました。
革命期のフランスを背景にしているのも、意外にマッチしていて面白い。
ゲームファンが初宝塚に来てる現象、見逃せない
今回特に驚いたのが、「宝塚を観たい!」というゲームユーザーが多いこと。「宝塚ってこんなにすごいの?」と新鮮なリアクションをしているのを見ると、もう嬉しくて涙が出そう。
確かに原作と舞台では表現が違う部分もあるけれど、ゲームとの違いを楽しめるのが舞台の醍醐味。アクションの再現も、ダンスや殺陣でしっかり魅せてくれるはず。
正直ここまでゲームと宝塚が融合するとは思わなかった。
でも、花組はそれをやってのけた。
新しい観客層も巻き込みながら、しっかり宝塚の魅力を伝えてくれている。
もし迷っている人がいたら、「とりあえず観て!」って全力で背中押したい。

宝塚歌劇のステージがゲームのワンシーンに 花組・悪魔城ドラキュラで魅せる個性と仕掛け
ゴシックな世界観と多彩なキャラクターでファンの心を引き付けるアクションゲームシリーズ「悪魔城ドラキュラ」を、宝塚歌劇団が強く、美しく表現し、原作に新たな可能性…