星組『あぶない刑事』決定と、気になる「タカ&ユージ」そして「カオル」の行方

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2027年5月から8月にかけて上演される星組公演のお芝居が、なんと『あぶない刑事(デカ)』に決定いたしました。

さらにショーは、偉大なる演出家・鴨川清作先生の没後50年を記念したレビュー『PURE LOVE!!』の二本立て。

Xでは、瞬く間にこの話題で持ちきりとなり、「あぶ刑事」が堂々のトレンド入り。「まさか宝塚で舞台化されるとは」「星組の男役が着こなすスーツ姿が絶対に格好いいはず」といった熱い反響が寄せられています。

昭和から平成、そして令和へと語り継がれてきた伝説のドラマですが、若い世代の方の中には「タイトルは耳にしたことがあるけれど、どんなお話だったかしら?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

『あぶない刑事』は、1986年にテレビドラマとして放送を開始しました。

舞台は異国情緒あふれる港町・横浜。

港警察署に所属する「タカ」こと鷹山敏樹と、「ユージ」こと大下勇次という二人の刑事が、街を揺るがす数々の事件に立ち向かっていく物語です。

それまでの刑事ドラマといえばどこか哀愁漂う泥臭い作風が主流でしたが、本作はそれを鮮やかに塗り替えました。

仕立ての良いスーツをスマートに着こなし、洒脱なジョークを飛ばしながら、軽やかに銃を構えて街を疾走する――。

ダンディでクールなタカ(舘ひろしさん)と、セクシーで身軽なユージ(柴田恭兵さん)。二人が織りなす大人のバディ関係とスタイリッシュな美学は社会現象となり、今なお色褪せない魅力を放ち続けています。

完璧なスーツの着こなしや、背中で語る男の粋な佇まい。これはまさに、宝塚歌劇の男役が長い年月をかけて磨き上げてきた美学そのものです。

公式の解説によると、今回は放送開始40周年記念プロジェクト「ABDK40+」の一環として、1989年の横浜を舞台にした完全オリジナルストーリーが描かれるとのこと。

七年前に陰謀で葬られた同期刑事の事件の真相を追う物語となるそうです。

そして、何よりもファンの関心を集めているのがその配役です。

主演を務めるトップスターの暁千星さん、そしてその隣をガッチリと支える2番手スターの瑠風輝さん。

このお二人がタカとユージのバディを組む姿は想像するだけでも胸が弾みます。

解説文では「タカの熱き生き様と男の美学」と紹介されていることから、主演の暁さんがタカを演じる流れが自然に思えますが、暁さんの持つ抜群の身体能力やステップを活かした「セクシーなユージ」も観てみたいですし、瑠風さんの落ち着いたノーブルさで魅せる「ダンディなタカ」も捨てがたい魅力があります。

長身の98期同期コンビだからこそ生み出せる阿吽の呼吸と洒脱な掛け合いが、舞台上でどのような火花を散らすのか、どちらがどちらを演じるにしても見応えのある舞台になることは間違いありません。

また、もう一つの大きな注目点がトップ娘役・詩ちづるさんの存在です。

原作ドラマで絶大なインパクトを残した女性といえば、浅野温子さんが演じた少年課の刑事「カオル」こと真山薫。

奇抜なファッションと強烈なハイテンションで周囲を翻弄する型破りなコメディエンヌでした。

「あの浅野温子さんの役を、清楚で可憐な詩ちづるさんが……?」と想像を巡らせる声が上がるのも無理はありません。

ですが、今回の公式あらすじには「亡き同期刑事の婚約者で、深い悲しみを抱えるエイミー」という役名が登場しています。

タカが寄り添うこのエイミーこそが本作のヒロインとなる可能性が高く、詩さんの持つ凛とした気品と繊細な感情表現が存分に活かされるのではないでしょうか。

もちろん、あの強烈なカオルが劇中でどのように描かれ、誰が息を吹き込むのかという点も、星組ファンとしては見逃せない楽しみです。

第1幕で粋な大人のハードボイルドに酔いしれた後は、第2幕で『ノバ・ボサ・ノバ』をはじめとする昭和レビュー黄金期の情熱を受け継ぐメモリアルショー。

スタイリッシュな男役美学と、熱く清らかな王道レビューの二本立ては、充実期を迎える星組の豊かな振り幅を余すところなく魅せてくれることでしょう。

まずは今後の主な配役発表を楽しみに待ちながら、港町・横浜の風が宝塚の舞台を駆け抜けるその日を、心静かに待ちたいと思います。


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