次回の大劇場公演での退団を発表している明日海りおさん。
そんな明日海さんのプレサヨナラ公演『恋スルARENA』が横浜アリーナで上演されました。
宝塚を好きになったきっかけが明日海さんだった私も、どうしても現地で観たかったのですが、平日の横浜公演は関西に住む私には厳しく…
26日19時からのライブビューイングに行ってきました!
開演30分前にライビュ会場に着くと売店は長蛇の列。
残念ながらパンフレットは既に売り切れていましたが、もう一つのお目当て、ガチャガチャは購入できました!3つ購入してダブりなし!
現地の横浜アリーナとライビュ会場では景品が違うと聞いたので、横アリに行っている友達から「ダブりが出たからあげる!」とLINEが。
開ける時のワクワク感や、こういうやりとりができるのもガチャの楽しいところですよね。
なるべく予備知識無しで観たかったのでニュースやネット記事を見ない様にして挑んでの開幕。
懐かしのMUGEN SPIDERからスタートで一気にテンションが上がりました。
そして何て派手なお衣装!
明日海さんデザインということにもびっくりですが、着こなしちゃう皆さんの美しさ!
もうさすがですとしか言い様がありません。
本当は1曲1曲感想を書きたいくらい、明日海さんはじめ花組の皆さんがあの広い横浜アリーナいっぱいにはじけて歌いダンスする姿はどれも素敵で…。
しかし、全部書いていたらページがいくらあっても足りない!ということで今回、強く印象に残ったことだけ書きます。
明日海さんの気遣いが嬉しいライビュ組
「ライビュ会場の人は勇気がいるかもしれないけれど、今声をあげちゃえば後々も大丈夫!」と言って「盛り上がってるか~~?」と明日海さんから声をかけてもらえたのが、開始早々とても嬉しい一場面でした。
勇気をだして「ワーッ」と言ったら周りの人も声を出していて、ライビュ会場さえも一体感に包んでくれる明日海さんの気遣いとカリスマ性に改めて感動しました。
ニューヒロイン華ちゃんはとにかく可憐
今回は、明日海さんのプレサヨナラであると同時に、華優希さんのトップ娘役プレお披露目公演でもありました。
華ちゃんはとにかく常にウルウルとした瞳で明日海さんを見つめ、明日海さんはじめ瀬戸さん、水美さん達花男はそんな華ちゃんにメロメロ。
いかに花組のニューヒロインが可憐で可愛いかがお披露目されてしまいました。
歴代の明日海さんの相手役さんが2日にわたって観に来てくれた話をした後に、「怖いことされなかった?」みたいなことを言って華ちゃんを心配する明日海さんが面白かったです(笑)
華ちゃんがメインで歌った“恋するフォーチュンクッキー”。
カラフルなフリフリのお衣装の可愛いこと!
あのお衣装を着こなしセンターで歌うヒロイン力(りょく)はあっぱれです!
男役と女役の明日海さんのデュエットダンス
明日海さん大好きな私が一番びっくりし、嬉しかったのは明日海さんの女役姿!
明日海さんの女役姿はかつて『ME AND MY GIRL』でめちゃくちゃ可愛いジャッキーが見られたけれど、トップになってからはショーで少し見られるのみ。
それが今回、ロングヘアーをなびかせ、スタイリッシュにダンスする美しい女性姿を観られるなんて…!
しかも後ろの大画面にはザ・男役、燕尾を着た明日海さん!
男女2人の明日海さんが華麗に踊る、大人っぽくて美しい場面。
絶世の美女の相手役は絶世の美男子にしか務まらないということかな…と思いました。
明日海さんの退団発表を受けて、明日海さんは中性的な男役さんでありながら、意外と退団後の女性としての姿はさっぱり想像がつかない…と思っていました。(まだ考えたくない、という気持ちもありますが…)
ですが、なんとなく、こういう格好良く自身に満ちていて、それでいて線の細い雰囲気の女性姿なら明日海さんの第二の舞台人生姿としてすんなりと受け入れられそう、と思いました。
花組子の明日海さん愛も、明日海さんの花組子愛も強かった3時間
今回の公演は、2時間5分の上演予定でしたが、19時から開演した千秋楽が終了したのはなんとおよそ22時!1時間も延長してしまったのです。
カーテンコールで柚香さんはじめ組子の皆が明日海さん愛を叫び、明日海さんがそれを受け止め、そんな感動的なやりとりを観客が見守り、気づけばこんな時間…。
会場で観客の皆さんを背景に記念撮影したい、という明日海さんの願いを組子皆で叶え、沢山写真を撮る間に「めちゃプライベートなことしてるけど大丈夫かな…」と心配する明日海さん。
いいんです。
それを観ている私たちは幸せなんです。
という気持ちのカーテンコールでした。
明日海さんの美しく格好いい部分だけでなく、愛されトップとしての姿もしっかり見られたコンサートでした。
おまけ
帰ってガチャのアクリルスタンド組み立ててみました。
台にYOKOHAMA ARENAと日付が書かれているのが嬉しい。
ライター:きりむら さえ