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宝塚歌劇団2020年の展望と予想

宝塚歌劇を楽しもう

夏の暑さにボーッとしていたら、年末の大改革、すなわち“組替え”が発表されていた!

いまいち何が何だか、どうなるんだか、いまだについて行けていない筆者。

オーマイガー!!

ということで、相変わらず混沌としている頭を叩き起こし、2020年の宝塚歌劇団の展望を勝手気ままに仰いでみたいと思います。

改めまして、今回の組替えのメインキャストは、この方々。

花組から星組へ、綺城ひか理(97期生)
雪組から花組へ、永久輝せあ(97期生)、朝月希和(96期生)
星組から宙組へ、紫藤りゅう(96期生)
専科から星組へ、愛月ひかる(93期生)
以上の5名。

大異動組替えがあるたびに、筆者は新しい体制によって起きるであろう化学反応に胸を膨らませてしまうのですが、今回もそんな“ウキウキワクワク”を予想してみるとしましょう!

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まず、花組に異動となる、永久輝せあ、朝月希和。

朝月希和さんは約2年ぶりの花組ご帰還、ということになりますね。

芯の強さみたいなものも持ち合わせながら、さまざまな色に染まり、上手に華を添えられる、押すところ・引くところの使い方が完璧な娘役さんだと思うので、どこにいても輝けること間違いなし!

また、どんな男役さんとも似合いの2人になれる印象があるので、花組新体制にも大きく貢献してくださることでしょう♪

そして永久輝せあさん。
彼女は“雪組の御曹司”感が筆者の中で勝手にあったのですが、花組へ。

しかし、冷静になって考えてみれば、柚香光さん・華優希さんコンビというファンタジックなコンビには確かに打ってつけの新星かもしれません。

そういう意味では朝月希和さんもそうですね。
『彼女たちは人間ではありません、妖精です』などと、もし誰かから真剣に訴えかけられたなら、信じてしまうかもしれない(笑)

まだまだ少女漫画のミュージカル化、たくさんいけそうです!

そして星組に移ることになったのが、綺城ひか理。

新たに花組へやってくることになった、永久輝せあとは同期の間柄。

長身かつ、ハイクオリティーな歌唱力が魅力の人で、落ち着きや安定感も持ち合わせていますよね。

それゆえ、若干地味な印象を与えてしまいがちなのが玉に瑕かな、というのは、筆者のまたまた勝手な見解なのですが。

しかし、『Me and My Girl』新人公演のビルから『金色の砂漠』新人公演のギィまで、豪快な大作ミュージカルも緻密な芝居も経験した彼女の経験は、今後の強みでしょう!

新生星組は、話題の首席コンビがトップを務めます。

ここで綺城さんの“空間を大きく包み込むように温かみのある伸びやかな歌唱”が存分に発揮されることが、筆者の今の1番の楽しみと言っても過言ではありません!

同じく星組生となるのが、現在専科の愛月ひかる。

今年5月に上演された星組全国ツアー公演では、主演の礼真琴に次ぐ2番手役として全国を回っておられました。

今やなんでも来い状態の役者・愛月ひかる様ですから、新生星組の一員として、いい意味で期待を裏切る存在になってくださいそうですね!

また、若くてキュートな印象の新トップコンビ率いる星組に、大人のスパイスを振りかけるのもきっとこのお方でしょう♪

最後に、宙組へ組替えとなるのは、現在星組の紫藤りゅう。

実は筆者の中で今最も想像に難いのが、この方と宙組の化学反応なのですが、その分予想だにしない何かが起こりそうな気もしていて、非常に楽しみでもあります。

笑顔がキラキラした爽やか男子のイメージが強い人ですが、研究科10年・男役10年ということで、この組替えを機に振れ幅が広がりそうな予感。

とりあえず、星組出身の宙組生が率いる組なので、心強そうですよね!

真風さんと紫藤さん、なんとなく雰囲気似ている気がするし…!

噂の、「自分の食べ物には名前を書く」精神をしかと胸に刻み(笑)、紫藤りゅうさんらしく輝いてほしいなと思う所存です!

以上、筆者の“勝手な”新体制への展望、いかがでしたでしょうか。

タカラジェンヌの組替えを目の当たりにするたび、その適応能力といいますか、「置かれた場所で咲くどころか、さらにひと回り大きく咲ける感」に感激してしまう筆者なのでした。

著者:有田だりあ