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今見るとすごい!トップ勢ぞろい!花組「カナリア」鑑賞

宝塚歌劇の懐かしシリーズ

宝塚歌劇の世界に、はまり始めると、ちょっと前の作品をもう一度見返してみると新しい発見がたくさんあって、これがまた本当に楽しいです。

今回は、先日宝塚オンデマンドにて鑑賞した花組公演「カナリア」。

すでに退団されている宙組トップコンビやこれから花組を支えていくメンバーの下級生時代を見ることができて、本当にそれだけでもワクワクしてしまいます。

初見だった「カナリア」。

宝塚オンデマンドのコメディ特集として「くらわんか」と共に紹介されていました。

物語は、とてもシンプルでわかりやすいファンタジーです。

悪魔学校の優等生ヴィムが、卒業課題をクリアするためにアシスタント代わりの小悪魔たちを引き連れて、魔界から人間界に降りてくるという物語です。

主役は壮一帆さん。

その周りを固めているのが、悠真倫·朝夏まなと·実咲凛音·仙名彩世·水美舞斗·柚香光らといった花組メンバー。

2011年の作品なので、今から8年前。
今見ると、すごいスターさんがたくさんいらっしゃいますね。

こういう今のスターさんの下級生さんの頃の作品をみるのも宝塚歌劇の楽しみに一つです。

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カナリア配役

演出は正塚晴彦

以下、主な配役です。

壮 一帆…ヴィム
悠真 倫…パシャ校長
朝夏まなと…ヴァンサン
実咲凛音…アジャーニ
仙名彩世…シスター·ヴィノッシュ
水美舞斗…ウカ
柚香 光…小悪魔

悠真倫さんは魔界学校の校長役。

ヴィムを溺愛する校長(女)として異様な存在感を放っていました。

私の知る悠真倫さんといえば、「エリザベート/マックス」「幕末太陽傳/仏壇屋倉造」と、主におじさん役ばかりなのですが、今回は女役。

まぁ、女役とはいっても悪魔なので普通の姿ではありませんが、それでも女は女。

貴重なお姿を拝見させていただきました。

朝夏まなとさんは、刑事役として相棒と共にちょこちょこ登場してきます。

どちらかというと地味な役だったので、トップのまぁ様しか知らない私にはとても新鮮なお姿でした。

実咲凛音さんは浮浪者としてボサボサな頭で登場。

でも、どんなに頭がボサボサでも美人には変わりなく…羨ましかったです。

ヴィムの相手役(どちらかというと標的役)として、彼と渡り歩く姿はなかなか勇ましいものがありました。

仙名彩世さん演じるシスターは、真面目過ぎるがゆえにちょっと奇行が目立つ人。

ワザとらしくならずによくできるな…という印象で、「さすが、ゆきちゃん!」と心の中で拍手喝采しておきました。

シスター姿が可愛らしかったです。

水美舞斗さん…マイティ、超可愛かったですよ~!

演じるウカはヴィムを尊敬してやまない小悪魔グループのリーダー。

本当に「小悪魔!」って感じで、笑顔も仕草も超キュート(女っぽいということではありません)。でも、ダンスはやっぱり我らがマイティ…力強かったです。

柚香光さんは、小悪魔グループの一員としてマイティの後ろをついて回ります。

セリフは一言二言と短いものでしたが、れいちゃんだとはっきり分かるあの顔立ちは、今も昔も変わらずなのですね。

「あれ?これってもしかしてれいちゃん?」じゃなくて、「れいちゃんだ!」とすぐにわかりました。

今紹介したメンバー、このメンバーって「後のトップ」が何名も混じっているんですよね。

壮一帆さんは後に雪組トップとなりますし、まぁ様&みりおんは後に宙組のトップコンビに。

ゆきちゃんもしばらくして花組のトップ娘役としてみりおとコンビを組むこととなります。

そして現在、れいちゃんが花組次期トップとして控えているという状態に…。

作品も面白く印象に残りましたが、とにかく「豪華メンバーだったんだぁ…」という印象が強かったです。

カナリアの登場人物は全体的に個性的なキャラクターばかり。

魔界と人間界がはっきり分かるように作られていて、今どちらの世界なのかが一目でわかるんです。

たま~に「あれ?今、どっちの世界の話?」っていう作品があると思うんですけど…、そういう迷いがなく、わかりやすく作られていました。

実は、視聴する前はあんまり期待はしていなかったんですが、面白くて見応えのある作品でした。

さて、視聴も終わり、何となくエンドロールを見ていたところ…一番最後に「朝月希和」という名前を発見!

ひらめちゃんは、現在雪組生。

11月1日付けで花組への組替えが決まっているジェンヌさん。

雪組ファンとしては、ひらめちゃんの姿も確認しておきたかったところですが、どこにいたのかわかりませんでした。

オンデマンドなので見直せばいいのですが、残念なことにその日はそれ以上見ている暇はなく、また、翌日見ようにも視聴期限がその日までだったので、それも叶わず…。

結局、ひらめちゃんがどこに登場しているのか確認することができずに終わってしまいました。

残念…。

しかし、こういう全てのタカラジェンヌさんは、舞台上でもなかなか気づかれないけど、しっかり舞台にたっている下級生の下積みの時代がしっかりあっての「今」があるんですよね。

宝塚オンデマンドは月額料金で払っているので、それに含まれない作品を1作品だけ見るとなると800円ぐらいかかります。

願わくば、もう1度、月額料金プランの1作品として視聴可能状態なしてくれないか…と思っております。

カナリア…。ちなみに今ならAmazon Primeでレンタルも可能です。

カナリアが「宝塚らしい作品なのか」と言われたら、それはちょっと違うかもしれません。

ただ、それでも出演者は楽しく演じてそうでしたし、それが伝わってきてこちらも楽しかったです。

お話自体は賛否両論あるとは思いますが、シンプルに何も考えず楽しく見ていられる作品として「カナリア」おススメです。