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望海風斗✕上田久美子✕生田大和で何を思う?

宝塚歌劇を楽しもう

2020年、7月からの宝塚歌劇団雪組の大劇場公演の演目が発表されました。

『fff ーフォルティッシッシモー』~歓喜に歌え!!~

こちらは、上田 久美子先生の新作です。

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望海風斗×上田久美子

『MusicRevolution !』の演出助手に入っていたので、 いつか雪組を担当するだろうなと思っていましたが、ここにきてヴェートーベン!

はっちゃけたコメディを観たかった気もしますが、上田久美子先生の美しくて繊細な世界観でどんなふうに演出されるのか今からとても楽しみです。

望海風斗さんとは私の大好きな『星逢一夜』以来だと思うので今からわくわくが止まりませんね!

そして、レビュー・アラベスク『シルクロード~盗賊と宝石~』演出は、なんと生田大和先生!

望海風斗×生田大和

2019年は大忙しだった生田大和先生!

この作品で、生田大和先生はショー作品デビューをすることに!
(生田先生の同期である原田先生が花組公演 『雪華抄』でショーデビューしたときに、自分もショー作品をつくりたいとおっしゃられていたので、念願かなって何よりです)

そこはかとないストーリー性を感じさせる内容で、こちらもとても楽しみですね。

さてはて、何回タックを組むのですか??と思うくらい、望海さんと生田先生って、とても縁がありますよね。

そういうわけで、今回は2人の歴史をざっくりと探ってみようと思います。

望海風斗さんをはじめとした89期生の皆様と生田大和先生は入団同期です。

あの大好評を博した明日海りおさん主演 『春の雪』の演出家さんです。

娘役さんの使い方もお上手で、自分のロマンをミュージカル調で演出してくださる生田先生は、たくさんの人に愛されている演出家だなと感じさせるおひとりです。

望海さんが花組時代、生田先生は2006年、『ファントム』で初めて新人公演の演出を担当することになります。(望海さんはセルジョとかつてのキャリエール役で出演)

更に、望海さんが新人公演で初主演を務めました『太王四神記』(2009) の新公演出担当をされたのも生田先生。

新人公演時代から、切礎琢磨してきた縁のある2人です。

生田先生の演出家デビュー作品は 2010年、朝夏まなとさん主演の花組バウホール公演、『BUND / NEON 上海』です。

望海さんは当時、2番手の役を務めました。

それから4年、生田先生の大劇場演出家デビューはまたもや花組。『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、 不滅の愛 -』(2014) でした。

もちろん望海さんが出演されています。(ちなみに、蘭寿とむさんのサヨナラ公演でした)

2016年、生田先生の作り上げた別箱作品で大絶賛されたものがあります。

それこそ、雪組生として望海さんが東上主演を務めた『ドン・ジュアン』です。

今年、藤ヶ谷太輔さん主演で外部再演されていましたね。

そこから望海さんと生田先生の実力は向上に向上を重ね、ついに、望海さんが雪組のトップに就任することになります。

そして、 記念すべき大劇場トップお披露目公演『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』(2017)は生田先生が演出されました。

どちらかというと悪人として名をはせているロベスピエールに対し、弱さを浮き彫りにすることによって歴史の新たな側面を描き切ってくださった本作。

望海さんと真彩さんにぴったりな歌の多い演目を、激しく美しく、物語としても巧みに描いてくださいました。そんな、関わり合いの深い2人がまた新たな作品を生み出してくれます。ばんざーい!

さて、このように素敵な演出家2人に囲まれた2020年7月の雪組公演ですが、この公演が望海さんと真彩さんの退団公演になるのではないか、とまことしやかに囁かれています。

確かに望海さんと関わり合いの深い生田先生が演出を担当されますし、「路」にはじまり「ロード」に終わるのも分かる気がするのですが、それが事実かどうかは 2020年になってみないと誰にも分からないんですよね。

演目的には名前イジリも薄く、あまり退団臭がしないような、するような、というどっちつかずな印象ですが、退団公演でも通常公演でも素敵な演目になるのがバチバチ伝わってきます。

だって、上田先生と生田先生の演出を同時に摂取できるんです!こんなに幸せなことってあるでしょうか!

こだわりの強い演出家さん2人が、雪組の良さを引き出してくださることに今からとてもわくわくしております。

皆さん、チケット、頑張って獲得しましょうね!