2019年10月に宝塚歌劇団を卒業した星組のトップスター、紅ゆずるさんの1ST CONCERT 「紅-ing!」。
梅田芸術劇場に見に行ってきました!
大阪での4日間の公演が終わったばかりの「紅-ing!」。今後紅さんがどのように活動されるか?ご自身からのメッセージのようなコンサートでした。
ご一緒されたのは、元星組 壱城あずささん、如月蓮さん、十碧れいやさん、華鳥礼良さん、ずっと星組でご一緒されてきた弟分、妹分のみなさん。
そして元月組 宇月颯さん、元花組 梅咲衣舞さん。
梅咲さんは受験スクールがご一緒のご縁、宇月さんは入団後の個人レッスンがご一緒だったご縁だそうです。
そして、小南竜平さん、田極翼さん。
小南竜平さんは元星組トップの柚希礼音さんの「REON JACK」というソロコンサートにも出演されていたミュージカル俳優さん。
田極翼さんは英会話がご堪能、そしてダンスの得意なミュージカル俳優さんです。
お二人共、男役として女性ファンが大半で、そのファンの皆さんが心待ちにされているこの舞台上で、最初は紅さんにどう接したらよいのか戸惑われたそうですが、お稽古が始まってから紅さんの気配りと温かさにぐっと距離が縮まり、自然に接することができるようになったと話してられました。
とても和気あいあいとしたカンパニー。
東京ではこのメンバーで紅5の元月組の美弥るりかさんが加わられます。
また大阪と東京に1回ずつ紅さんの大ファンでいらっしゃるゴールデンボンバーの歌広場さんが登場されます。
オープニングは「キラールージュ」。
バックには、在団中の曲にちなんだ舞台写真が写されました。
これはかなりスペシャル。
その後もお写真は曲ごとに続きましたが、かなり選別されたお写真で、紅さんのいろんな表情がとても良く、改めて紅さんのお芝居の深さを感じました。
宝塚のお歌はたくさん続きました。
退団されて3ヶ月、聞きたかった!という曲ばかりでした。
そして紅さん自身が歌いたかった曲として「最後のダンス」。
見たかった紅トート!と皆さん思われたのではないでしょうか。
やっぱり紅子登場!
前半後半と2回も客席案内員の紅子さんが登場されました。
今回は紅子さんのおうちも初登場(ベルサイユ宮殿?のようなとてもすごいおうち)。
執事役の小南さん田極さんを両側に、紅子節炸裂でした。
紅子さんの突っ込みにまだまだお二人共慣れておられない様子・・・。
紅子さんは紅ゆずるさんの大ファンという設定ですが、紅さんが宝塚を辞められたことをすごく残念がっていて、どうして生きていったらよいのか!と、実際のファンの皆さんの気持ちを代弁するかのようでした。
女優として
何度もこれからは女優として生きてゆく。
もう女優になったんだ!と話された紅さん。
どの時期にスカートを履くかは、退団された男役さんの悩まれるところですが、後半に真っ赤なドレスに黒いサッシュベルトで登場され、「わたしは私」を歌われました。
これから・・・・
ご贔屓の男役さんが退団された後、どんな活動をされるのか。もう男役は見られないのか。
スカート姿にショックをうけないだろうか。
ファンとしては、もやもややきもきするものですが、紅さんはこのコンサートで、私はこうしてやってゆく!とメッセージを伝えたかったのかもしれません。
私は女優になったんだと・・・・。