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新生星組の番手問題、新体制を徹底解剖!!

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団、新生星組が本格始動から、早くも1週間—。

トップコンビのみならず、主力メンバーの入れ替わりにより、組の体制が変化した星組の、今とこれから。今回は、あらゆる角度から徹底解剖してみます!

さて、大劇場お披露目公演開幕までに、すでに目視できたのは、トップスター・礼真琴、トップ娘役・舞空瞳の新トップコンビに、専科からの異動となった新2番手スター・愛月ひかる

宙組の御曹司が専科異動となった日には、いよいよ先行き不透明感が脳裏をよぎりましたが、ここへ来て愛月ひかるさんに2番手スターの称号が授与されたのには、あつらえたかのようなしっくり感がありますね。

番手と学年の不一致は難しい面もあるでしょうが、おふたりのお人柄、さらにはタカラヅカや芸事への愛と探求心を持ってすればきっと問題ないと思います!

の新トリデンテに、期待は高まるばかりです。

星組番手問題の第一争点となりうるのは、おそらくここでしょう。

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「瀬央ゆりあはこのまま突き抜けられるか」問題

昨年・一昨年と、怒涛の主演経験値アップを図り、前トップ体制時から3番手スターの位置に着いたかのように見えた瀬央ゆりあ

同期の新トップスターを支える2番手スターにまで、とうとう上り詰めるのかとも思えましたが、そこは礼真琴主演の全国ツアーで2番手の役どころを難なくこなしていた2期上の愛月ひかるに譲ることに。

とはいえ、「歌劇」による座談会やパレードの階段降りなどから、3番手スターであることは間違いないようですね。

この大劇場公演のあとは、『シラノ・ド・ベルジュラック』専科・轟悠に次ぐ役での出演も決まっています。

彼女のように、順風満帆な時だけじゃなかったタカラジェンヌの大躍進は、夢と希望と見応えがあるので、今後もぜひ、行けるところまで突き抜けてほしいと思います!

続いて、筆者が気になる二つ目のポイント。

組替えの綺城ひか理はどうなる!?

歌良し、ダンス良し、スタイル良し。

花組ではなんとなく埋もれがちにも見えた綺城ひか理も、実はハイスペックなオールラウンダー。

1期下に天華えま、3期下に極美慎と、新人公演主演常連の2人がいる星組で、綺城を加えた次世代スター3人がどう位置づけられるのかは気になるところです。

「歌劇」座談会では、『眩耀の谷』側に綺城・天華、『Ray』側に極美が出演と、横並び感は否めませんでしたが、パレードの階段降りでは綺城が一歩リード、『眩耀の谷』でもヒロインに恋心を抱いている存在として、重要な役どころを担っているようです。

今後のひとつひとつの功績が、彼女の未来をより確かなものにしていくでしょう。

そのスペックが存分に生かされる日を楽しみにしています!

「NOW ON STAGE」に登場するのは天寿光希!

前回公演の雪組ならば、
トップコンビ+彩風咲奈、彩凪翔、朝美絢。
前々回公演の宙組ならば、トップコンビ+芹香斗亜、桜木みなと、和希そら。

この流れなら、
星組はトップコンビ+愛月ひかる、瀬央ゆりあ、(4番手に位置する男役さん)…?

そこに名を連ねたのが、91期生・天寿光希

星組の91期生は音波みのり然り、大輝真琴然り、ベテランなのに瑞々しさを一切失わず、若手と並んでもまったく引けを取らないところがスゴイですよね。

さらに、天寿光希はトップコンビと同じく91期の首席入団者なのです!

その点においても、コンビの気持ちを汲んで支えられる先輩スターの1人と言ってまず間違いないでしょう。

天寿さんは言うなれば別格スター、という立ち位置になるのかと思いますが、長年あらゆる星組公演に大きな力を添えてきた彼女が、不死鳥の如くさらに大きく羽ばたいてくれる今後が、楽しみ仕方ありません。

大きな期待を一身に受け、今本格始動した新トップコンビと、新生星組。

大劇場公演2作目には、タカラヅカでの再演は7年ぶりとなる『ロミオとジュリエット』が控えています。

そのために集結したと言っても過言ではないほど「ロミジュリ向き感満載」のこのメンバーによる、オリジナルお披露目作品と、その先の大作ミュージカルに、ワクワクが止まりません!

著者:有田だりあ