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宝塚歌劇団の印象に残っている初舞台ロケットは?

宝塚歌劇を楽しもう

もうすぐ宝塚歌劇団の106期生の初舞台、「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」「ピガール狂騒曲」の幕が上がります。

ついに、ようやく、この日を待っていた!!というファンの方がたくさんいらっしゃると思います。

宝塚歌劇団の初舞台のロケットは普段の公演よりも人数が多く迫力があり、そして夢の舞台に立った初舞台生の情熱と気合が伝わる、感動の場面です。

今回は今までの初舞台公演の中で、印象に残っている初舞台ロケットを紹介します。

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78期生・音楽・衣装・振付、インパクト大!

「この恋は雲の涯まで」 1992年 雪組

(78期生;貴城けいさん、瀬奈じゅんさん、大空祐飛さん、檀れいさん)

私が一番印象に残っている初舞台ロケットはこの作品です。

曲は「中国の太鼓」という曲で、作曲はクライスラーというオーストリア人、原曲は約4分の小作品です。宝塚のイメージとは少し異色で、エキゾチックでテンポの速い曲です。

衣装とタイツが、ピンクと黒で左右にわかれていて、ダンスの振りを少しでも間違えると目立ってしまう、初舞台生には過酷?で斬新なお衣装でした。

ロケット中盤で、上手から順番に全員でスプリッツ(前後開脚)をするのですが、これがとても大変で、前半にスプリッツする方は体を痛めて、病院に行ったら待合室に初舞台生がたくさんいた…という逸話もあります。とても大変なロケットなので、「これが初舞台じゃなくてよかった…」と思った上級生もいるそうです。

78期生の方は大変だったと思いますが、振りがビシっと揃っていて、曲も印象的、衣装も斬新で、私の中でこのロケットを超える作品はまだありません。

98期生・上品で、優雅なロケット

「華やかなりし日々」「クライマックス」 2012年 宙組

(98期生:暁千星さん、瑠風輝さん、遥羽ららさん、真彩希帆さん、有沙瞳さん)

振付が若央りさ先生ということで、とても優雅なロケットでした。

有名な「虹の彼方に」に乗せて、踊る、というよりも舞う、という言葉がぴったり、衣装も上品な淡い紫色で、優しい印象でした。

このロケットは、首席で入団した暁千星さんがとても目立っていました。

最後に全員で銀橋を渡り終わった後に、暁千星さんが再び登場、ターンをしてポーズを決めて捌けていきます。

ここまで一人の生徒を推しているのが明確なロケットは今まで観たことが無く、劇団の期待を背負っているスターさん、いつかトップになるのだろうな、と感じました。

101期生・最高の音楽と躍動感!

「1789」  2015年 月組

(101期生: 鷹翔千空さん、天紫珠李さん、縣千さん、星蘭ひとみさん)

「1789」はフレンチ・ロックミュージカルということで、どの楽曲も素晴らしく、思わず口ずさんでしまう名曲ばかりでした。

ロケットは劇中の曲をメドレーにしたもので、フランス国旗をイメージした三色(赤・白・青)の衣装のスカートをカンカンのように振る可愛らしい部分もありました。

が、全体的に力強く躍動感に溢れた振付で(足上げがとても多かったです)、「サ・イラ・モナムール(うまくいくさ、愛しい人よ)」という、初舞台生へ向けたメッセージがぴったりはまっていました。

初舞台生らしい情熱と躍動感、そして音楽の素晴らしさに感動するロケットです。

最後に

印象に残っている初舞台ロケットをご紹介しました。

初舞台ロケットは、毎年舞台の姿だけではなく、お稽古場の映像から感動させられます。

今年の106期生の初舞台初日は、舞台に立てない期間が長かったため、きっと今まで以上に胸にくるものがあると思います。

初日の幕が上がるのが、楽しみです!

また、宝塚専門チャンネルでは、10月から「初舞台特集」として2003年89期生の初舞台特集から、今年の106期生まで、一挙放送されますので、こちらもチェクすると楽しいですね。