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伝説の娘役・花總まりさんが「女帝」と呼ばれる理由

初心者のための宝塚

宝塚ファンなら、花總まりさんを知らない人はいないでしょう。

彼女は12年3ヶ月にわたりトップ娘役を務めた伝説の娘役です。

しかも、在団中に休演した経験がないとのこと!

これらがどれだけすごいことなのか、宝塚ファンのあなたならきっとわかるはず。

この記事では、花總まりさんについて語りつくします。

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花總まりさんのプロフィール

1991年に宝塚歌劇団に入団した77期生の1人です。(→77期生一覧

同期には安蘭けい、春野寿美礼、朝海ひかるなど、そうそうたるメンバーがそろっています。

生まれ持った華やかさと努力でトップ娘役への階段を一気に駆けのぼり、雪組と宙組のトップ娘役を務めました。

その期間、なんと宝塚歌劇団史上で最長の12年3カ月

記録は未だに破られていません。

2006年に退団。

現在48歳ですが、年齢をみじんも感じさせない瑞々しさ。

その可憐な容姿は、永遠の少女を連想させます。

愛称は元花組トップ娘役の華優希さんと同じ「はなちゃん」。

往年のファンは、はなちゃん=花總さんを思い浮かべるのだとか。

花總さんの母親は松竹歌劇団出身。

その影響で、彼女も芸事に慣れ親しんでいました。

バイオリンやバレエなどを習っていだそうです。

やはり育った環境の力は大きいのですね。

花總まりさんを女帝たらしめるエピソード

花總さんは「女帝」という異名を持つ伝説の娘役として知られています。

彼女のすごさがわかる逸話を3つ厳選して紹介しましょう。

(1)トップ娘役として5人の相手役とコンビを組んだ

花總さんの相手役は、名前を聞くだけで畏敬の念を抱くであろう男役ばかり。

雪組時代:一路真輝、高嶺ふぶき、轟悠

宙組時代:姿月あさと、和央ようか

雪組に配属となり、入団3年目にしてトップ娘役に就任。

これだけでも実力が伝わりますね。

一路真輝さんとコンビを組んでいた時代に『エリザベート』が初演を迎え、今や花總さんの代表作に。

これは一路さんのサヨナラ公演でした。

高嶺ふぶきさんの時には『仮面のロマネスク』初演でヒロインを演じました。

ちなみに高嶺さんの退団公演でもあります。

特筆すべきなのは、和央ようかさんとの「たかはな」コンビ。

相性は抜群で絶大な人気を誇りました。

たかはなコンビは『NEVER SAY GOODBYE』で添い遂げ退団します。

この作品は、次回の宙組の大劇場公演に選ばれたことで話題になりました。

(2)舞台上での存在感は人一倍

花總さんは、一見するとそれほど目立つお顔立ちではありません。

しかし、薄めの顔だからこそ舞台メイクが似合うともいえます。

元々が派手だと、主張が強くなりすぎてしまうからです。

さらにすばらしいのが、ドレスの着こなし。

スタイルの良さと相まって、ドレスが体の一部に見えます。

豪華になればなるほど布が多くさばきにくいのですが、重量をものともせずに舞台を動き回る。

その姿はまるで水を得た魚。

花總さんは2006年に退団してから、4年のブランクを経て芸能活動を再開しました。

通常のタカラジェンヌは卒業後の身の振り方に苦労しがちです。

しかし、花總さんは今も昔も主演を張れる実力を保ち続けている。

それが「伝説」と称される理由なのです。

よほどの努力をなさっているのでしょうね。

ブランクをはねのけてあまたの観客を動員する吸引力は、真似しようとしてもできません。

まとめ

今回は、花總まりさんについて語りました。

記事を執筆するにあたり彼女のことを調べ、つくづくすごい人がいたのだなぁと実感しました。

正直なところ、お名前しか存じ上げませんでした。

彼女は唯一無二のOGですね。生きる伝説、それが花總まり。

宝塚に金字塔を打ち立てた偉大なタカラジェンヌ。

いつか必ず舞台を観に行きたいです。チケット難は必至ですが・・・・・・。

それではこれにて〆とします。

ヅカファンの皆さま、ごきげんよう!