宝塚ファンの皆さん、こんにちは。今日も楽しく宝塚歌劇のお話しをしましょう!
今回は、月組公演の第2幕「FULL SWING」の観劇レポです。
※ここからはネタバレを含みます。個人的見解も含まれますのでご注意ください。
宝塚ジャジィーの世界は大人っぽさ全開
新トップコンビお披露目公演第2幕のショーは、ジャズオマージュ『FULL SWING』
出だしは、Lemon Yellowの月をバックに、新トップスター月城かなとのハットスーツ姿のダンスから始まります。
“Shooting the Moon”を歌いながら、妖艶に踊るれいこさん(月城かなと)はまるでアメリカのブロードウェイにいるかのようでした。
更にSwing BoysAの鳳月さん、ARI(暁千星)、ゆの(風間柚乃)らが登場し、今回のショーの主題歌でもある“FULL SWING”の大合唱になると一気に華やかさが増しました。
今までジャズに興味はありませんでしたが、ショーのアルバムが発売されたら買ってしまうかもしれないほど、素敵な楽曲となっています。
月組で男役を開花させるかのように踊る、暁千星のダンスは圧巻
星組への異動が決まったARI(暁千星)は、第2景No Rain, No Rainbow S5砂漠の場面で、ソロ登場します。
ここではARIが物語の中心となって、若さ溢れるエネルギッシュなダンスで観客を魅了していました。
今後もARIは得意なダンスで、体育会系と言われている星組に行っても、存分にそのスキルを披露してくれることでしょう。
Night & Dayで魅せるアメリカンジャズの世界
ここではまるで、アメリカンジャズバーに、いつの間にか迷い込んでしまったかのように、ジャズの世界に引き込まれました。
SNSでこのショーの感想を投稿している人達の中で、宝塚のショーとしては華やかさにやや欠けるという評価もありましたが、私は華やかな宝塚ジャズのショーだと思い、感動しました。
この後に続くフランシス・アルバート・シナトラに扮したれいこさんが、名曲“My Way”を歌いながら大階段を下りてきた時は、トップになったれいこさんとその歌の歌詞が重なり、胸が熱くなります。
公演パンフレットによると、ハリウッドセレブが集う最高級クラブ、コンパルームで、セレブ達とれいこさん演じるシナトラが一緒になって唱和しているそうです。
このことは、パンフレットを公演後に読んで知ったことですが、そんな説明を読まなくても、その情景がありありと伝わってきました。
鳳月杏と海乃美月がれいこさんを翻弄するシーンに注目!
今度は舞台を変えてフランス、パリのコンコルド広場。そこでモーリス役のれいこさんに、謎の女ジャンヌ(海乃美月)が近づきます。
どうやらジャンヌは、鳳月さん演じるマックスの連れのようで、れいこさん演じるモーリスに興味があるようで、それを見たマックス演じる鳳月さんが、うみちゃんジャンヌのお尻を叩くシーンが、これからどうなるのだろうとドキドキしました。
もちろんこの後、どのようにれいこさんが翻弄されるかは、劇場または1月31日のライブ配信でお楽しみください。
大ラスのパレードは、“魂のFull Swing”が頭に焼き付いて離れない!
今回大ラスのエトワールを担当しているのは、ゆの(風間柚乃)と白河りり、きよら羽龍の娘役が演じる男女のSWINGERによる華やかな“Full Swing”の熱唱から始まります。
シャンシャンについている長いテープを“Swing”のところでクルクル回すパフォーマンスは、私たち観客に主題歌である“Full Swing”の印象を強烈に残しました。
因みに大階段から下りてきたARIは右肩に小さな羽根をのせていました。それが何ともお洒落でした。
2番手羽根を背負ってきたのは、もちろん鳳月さんです。
元花組2番手の瀬戸かずやさん同様、高い人気を誇り男役のお手本とされる素敵な人ですね。
そして最後に大羽根を背負って出てきたのは、れいこさん!
“Shooting the Moon”をゆっくりと歌い上げ、堂々と下りてきたれいこさんに胸キュン間違いなしです。
・何とか完走して欲しい!月組大劇場公演
月組の宝塚大劇場での千秋楽まで、残り僅かになってきました。
しかしここにきて、またコロナ感染者が増えてきましたね。
どうかこのまま月組が最後まで完走できるように、願うばかりです。
そして中止することなく、東京公演に行けますように、どうか皆さんも感染防止対策にご協力していただきたいです。
これからも一緒に宝塚歌劇を応援していきましょう!