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七海ひろき・退団の挨拶全文(東京宝塚劇場)

退団の挨拶

2019年3月24日、東京宝塚劇場・星組「霧深きエルベのほとり」千秋楽にて七海ひろきが16年間宝塚歌劇団を卒業されました。

その時の退団の挨拶の全文を紹介したいと思います。
気持ちのこもった本当に素晴らしい挨拶でした。

文字にしてもあの時の感動がなかなか伝わらないのが心苦しいですが、
とにかく記録に残しておきたいです。

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七海ひろき・卒業の挨拶

七海ひろき

「もし世界が終わっても悔いのない舞台を」

毎日そう思っていました。

今、とても充実した気持ちでここに立っています。

舞台は一人で戦うもの。

そう思っていました。

不器用な私は、一人でもがき、苦しんでいました。

そしてある時、舞台に立つことが怖くなりました。

そんな私を救ってくださったのは、
他でもない、ここにいる皆様です。

尊敬する上級生の方々、愛する同期、頼もしい下級生、
宝塚を愛してくださるお客様、
そして、私より、私を信じてくださるファンの皆様。

皆様の愛があったからこそ、
私は、変わることができました。

私は、一人ではありませんでした。

宝塚に恋をした私は、皆様に愛を教えていただきました。

出会えた全ての方々を心から愛しています。

今、この瞬間、宝塚男役七海ひろきを卒業します。

あ〜

素晴らしい宝塚人生でした。

これからは、変わらないために、変わり続けていきたいと思います。

16年間、七海ひろきを育て、支え続けてくださった皆様。
心から、心から感謝を込めて

本当にありがとうございました。

宝塚大劇場・千秋楽での挨拶も紹介します。

「宝塚」での退団挨拶を読むとわかります。

宝塚での挨拶の続きが、この最後の最後の東京での挨拶につながっていたんだと。

ご卒業おめでとうございます。16年間、本当にお疲れ様でした。