宝塚歌劇団花組公演が楽天TVのライブ配信で見れる!ということで、7月18日の「はいからさんが通る」を自宅で見ることができました。
宝塚のライブ配信を家のテレビで見られて、本当にうれしかったです。
17日のスカイステージ生放送に続いてライブ配信を見たせいか頭の中で「はいからさんが、と・お・る~♪」の曲がぐるぐる回っています。
ライブ配信を初めて利用してみたのですが、今回は「ライブ配信」について思ったことを書いてみたいと思います。
ライブ配信を利用してみて思ったこと
テレビで見ると、画像が時々カクカクすることがある
今回は、50V型のテレビとPC(ノート型)をHDMIでつないで鑑賞しました。
PCが悪いのか、通信の環境がよくないのか動きが時々カクカクしたり音声が若干遅れ気味なのは残念でした。
SNSで、ライブ配信のカクカク現象を書いていらっしゃる方が数人いらっしゃったので、家だけではないみたいです。
特に、動きの激しい場面(例えばダンスシーンや乱闘シーン)ではカクカクしていました。なんでだろうな〜。
テレビとつなぐためにPCをテレビのすぐ近くに置いていたので、気になるときはPCを見るようにしました。
PCは動画の動きはスムーズでした。無理に大きなテレビの画面でみなくてもいいのかなと思ったりしました。
家族がいると集中できないかも
家族がいる場合は、ライブ配信鑑賞中に声をかけられたりしたくないですよね。
3時間は観劇に集中したいです。(途中休憩ありますが)あらかじめ家族の協力をお願いしておきましょう。
家族もファンなら一緒に見ればいいですよね。
私は数日前から「17日は家で宝塚観劇」と告げておきました。
今回は幸いにも家族がみな出かける予定があり、一人でゆっくり見られました。
観劇中に来客や電話があるかも
次に心配なことといえば、観劇中の来客と電話ですね。
こればかりは、予想できません。家族がいれば、あらかじめ対応をお願しておきましょう。私は一人だったので、来ませんようにと祈るのみでした。
今回は幸いなことにどちらもありませんでしたが、ちょうどいい場面でピンポーンとかプルルルルとか本当に残念すぎます。
ライブ配信の時間が食事時間に重なると困る…
家族がいてライブ配信の時間が昼食や夕食の時間とかぶる場合は、ちょっとやっかいですね。
開始時間前にすべて用意を済ませておくとか、お弁当を用意するとか何かしら工夫が必要です。
自分の楽しみのために家族にあまり迷惑をかけたくないと思ってしまう私です。今回は午後1時開演でしたから、早めに昼食を用意して12時には食べるようにしました。
それでもやっぱりうれしいライブ配信!
あれこれデメリットばかりを書きましたが、それでも家でライブ配信を見られるということは本当にありがたいことです。
コロナ禍が去ったとしても、病気やケガで療養中あるいは妊娠中など様々な理由で出かけられない人・遠征する時間の余裕がない人などなど生で見たいけれど行かれないという方にはライブ配信はうれしいですよね。
公演が終わって幕が下りると思いきや、幕はそのままでれいさんからライブ配信を見ている方へのご挨拶がありました。
そんな心づかいもうれしいライブ配信でした。
「はいからさんが通る」の感想
次に「はいからさんが通る」の感想を少し書きたいと思います。
まず、柚香光さんの開演アナウンスがとてもいいなぁと思いました。
長く公演が中止されてようやく再開される感動が声に表れているような気がしました。
そして「皆さんにお会いできる日を心待ちにしておりました」という言葉が胸に沁みました。
幕が開くと、紅緒さんそのものの元気いっぱいの華優希さんが登場、一気に彼女に引き付けられます。
そして、黄色のバラを抱えてたたずむ柚香光さんは伊集院忍少尉そのもの!!
柚香光さんの顔立ちが「母がドイツ人」ということに何の違和感もありません。漫画から抜け出たようなビジュアルでした!
以前花組の「ポーの一族」を観劇した時に感動したビジュアル再現力が今回も発揮されていました。
それは柚香光さんだけでなく他の出演者の皆さんにも感じました。
こういうところが宝塚の強みですね。
全体を通して最も印象に残ったのは、忍さん(柚香光さん)の紅緒さんに向ける笑顔でした。
紅緒さんのやることなすことが面白くて可愛らしくてしょうがない、
本当に楽しそうに笑う忍さんという場面が何度かあり、その時の忍さんの笑顔に紅緒さんへの優しさと愛を感じました。
そして、そんな忍さんの笑顔をもたらす紅緒さんを華さんが思いっきりよく演じていらっしゃいました。
娘役トップとしてはなかなかないずっこけたはちゃめちゃなシーンが次々とあります。
自転車のシーン、忍と打ち合うシーン、伊集院家に押し掛けるシーン、酔っ払って乱闘シーンなどなど、トラブルメーカーぶりを演じる華さんのはじけっぷりがよかったです。
2幕での紅緒さんへの断ち切れない愛に苦悩する忍の表情など、柚香光さんの演技も見どころです。
「れいはなコンビ」は役になりきって芝居で魅せるコンビなのかな?と思いました。
全体的に大変面白くて楽しかったです。
クスクス笑える場面がたくさんあって、途中辛い展開になりますが最後にはハッピーエンドなので笑顔で観終われるというのは、舞台再開の演目としてピッタリです。
再開の公演がこの公演でよかったと思いました。
今回全国の多くの宝塚ファンがライブ配信を見たと思われます。
自宅で見ることで心配なあれこれはありますが、やはり自宅で見られることはとってもありがたいです。
うれしかったです。ぜひ続けていただきたいです!
そして、つくづく思ったことは「劇場へ行って観劇がしたい」ということ。
何にもじゃまされずに舞台に集中できるあの空間。
劇場に行くところから楽しみが始まっていて、終わった後もすぐに日常に戻らないところも含めて、観劇の楽しみなんだと思いました。
いつか劇場での観劇ができることを楽しみに待っています!