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望海風斗さんはスーパーエリート営業マン!?

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団雪組トップスター、望海風斗。
またの名をキャトルレーヴ宣伝部長のスーパー営業マン。

世間がコロナウイルスの渦に巻き込まれ、宝塚歌劇団の舞台も中止となり、一体どうなることだろう、しかしまさか、退団を控えた歌劇団随一の功労者である望海風斗さまのコンサートがお蔵入りなんてことはないだろうな…?もはや、あってはなるまい。

・・・と、思い返せば筆者はどの公演に対してもこんなことばかり思っているのだが…(笑)そんな中、宝塚大劇場と東京宝塚劇場でやると言うのだから、こんな嬉しいことはなかった!きっと皆さまも、そうであろう。

望海風斗MEGA LIVE TOUR『NOW! ZOOM ME!!』は、“TOUR”だったのかどうかはいささか謎だが(望海さんの過去の舞台を走馬灯のように振り返ったりしているから、ある意味“TOUR”なのか??)、とっても“MEGA“だった(?)。

というよりむしろ、そんなことはどうでもいいくらい、大千秋楽からもうすぐ二週間が経とうとする今現在も、むしろ私自身に至っては観劇した日から半月以上経った今この瞬間も、興奮は冷めやらないのである。

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スーパーエリート営業“ジェンヌ”

皆さま、“アレ”はお買い求めになっただろうか。“アレ”…そう、アレです

『ZOOM ME!!カードコンプリートセット』。

コンプリートという割には、決してバラでは買わせてくれない“アレ”(笑)

まぁはなからコンプリートする気しかないので良いのだが(笑)

望海風斗さんは、さすが“元キャトルレーヴ宣伝部長”だった。

そこそこケチかつ宝塚グッズが集まりすぎて収まりがつかず近頃反省気味の筆者は元より、カードは決してコンプリートするまいと心に決めていたのだったが…。

なんと、望海さんが直々に、いつぞやのMCで営業をかけてこられた。

それにまんまと釣られて、帰りがけにその足で即お買い上げ(笑)

私の決死の覚悟、何処へ。

あのお方は、もし万が一タカラジェンヌでなければ、スーパーエリート営業マンだったかもしれない。

けれど、タカラジェンヌになってくださってありがとうの極みだ。

劇場で望海さんの歌を全身にたっぷり浴びて帰ったのち、お家で静かにコンプリートしたカードを眺めながら、「彩凪さんが最高に面白くて、でもやっぱりイケメンだった!」とか、「あゆみさん(沙月愛奈さん)のダンスは極上だしったし、何を着てもお似合いで、とにかくずっと美しかった!」

などと公演を振り返る休日は、幸せ以外の何者でもなかった。

結局スーパーエリート営業マンでなくとも良い買い物をさせてくださった望海さん、あなたはタカラジェンヌという名の神である。

残すところあと約半年…

どうせならこのまま退団がなくなればよかったのに、と思わないこともないが、次の世代にバトンタッチしていくことで106年の歴史を紡いできたわけで、“106年雪組彩凪先生”も誕生したわけである(?)。

寂しすぎるが、ラストデイまでのカウントダウンは動き始めたし、それは決して悪いニュースではない。

2021年の幕開けと同時に、シルクロードを彷徨う宝石に宿る記憶と共に時空を超えて、天才音楽家は人生の旅に出る、(らしい)。

失恋、孤独、失聴に絶望する男(望海さん)の前に現る謎の美女(真彩さん)、という関係性が、いかにもこのコンビらしくて良い。

望海風斗さんが“絶望”を表現する時の、まるで彫刻のごとく美しく歪んだ、陰のある表情が好きだ。

さらに、今や伝説に生きる男たちを演じる雪組生、というシチュエーションすら、いかにも望海さん率いる今現在の雪組的。

そして旅を終える、来春の、その日まで。心ゆくまで“だいきほ”を堪能したいと思う。

ちなみに、コンプリートしたカードは望海さんのおっしゃる通り、きちんと宝箱にしまっておくことにする。

事あるごとに引っ張り出しては、この感動を蘇らせよう。

最後に、まさか宝塚大劇場で「起立!、礼!、着席!」の号令をかけられる日が来るとは思わなかった(笑)

良き思い出である(笑)

著者:有田だりあ