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雪組の名脇役・男役「透真かずき」

注目のタカラジェンヌ

宝塚歌劇団には様々なタカラジェンヌさんがいます。

トップスターや路線スターのように目立つ(目立たせる)存在ではないけれど、その組に欠かせない存在!そんなジェンヌさんが沢山います。

一言でいれば「名脇役」というべきタカラジェンヌ。

今回は、そんな雪組の名脇役、91期生・透真かずきさんのご紹介です。

●プロフィール

名 前:透真 かずき(とうま かずき)

誕生日:12月17日

出身地:東京都足立区

身 長:168cm

初舞台:2005年花組公園「エンター・ザ・レビュー」

好きだった役:「るろうに剣心」の癋見

愛称:りーしゃ

宝塚音楽学校入学:2003年

演じてみたい役:武士・白虎隊

殺陣を習った経験があるなど刀に関する知識も豊富な透真さんは、日舞の名取りでもあります。

そんな透真さんの見た目は一見クール。

入出の時の服装は、レザーパンツやドクロ柄のアイテムなどロックな感じで攻めてきます。

しかし、そんな見た目とは裏腹にその中身は「甘いモノ好き」であったりと意外としっかり女の子なんですね。

その証拠に、雪組トップスター・望海風斗さんから「甘いカフェラテよく飲んでます」とのコメントが。

さて、そんな透真さんのペットは、愛犬の嵐くんと愛猫のマオちゃん。

最近のエピソードとしては、こんなのがあります。

ある日の晩、寝ようと思い暗闇にいる愛猫マオちゃんに声をかけた透真さん。

しかし、「マオちゃ~ん」と、透真さんが何度声をかけてもマオちゃんは来ない。

そこで、暗闇にいるマオちゃんを迎えに行くと…、そこには「ティッシュ」があったのでした。

(情報元:宝塚公式HP、、歌劇、ザ・タカラヅカⅧ 雪組特集より)

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●透真かずきさんおススメ作品

目立つような役は少ない透真さんですが、実は結構味のある役を演じているんです。

出番が少なかったり、舞台後方にいることも多いので、なかなか発見しづらくもあるのですが…。

でも、そんな影にいる透真さんが実はとてもステキなんですよ。

そんな透真さんの魅力溢れる作品を、筆者おススメ作品からタイプ別にしてご紹介します。

<忠実に仕事をこなす使用人>

・太陽幕末傳

本作品での透真さんは、当時のトップスター・早霧せいなさん演じる佐平次が働く女郎屋の番頭さんとして登場しています。

透真さん演じる番頭さんは、年齢は高め、優しそうではあるものの、腰が低く気弱な面があるのが玉にキズ…といった風の番頭さん。

声の出し方・佇まいから出る透真さんの「女郎屋の使用人」感は絶品です。

女郎屋のダメ息子(彩風咲奈)に、いいように扱われる番頭さんはなかなか面白いですよ。

・壬生義士伝

彩風咲奈さん演じる大野次郎右衛門の使用人・佐助役として登場しています。

同じ使用人でも太陽幕末傳とはまた違い、本作品ではただただ忠実に次郎右衛門に尽くすというもの。

作品自体が暗めなのでどうしても明るい役ではありませんが、このような使用人がいるからこそ次郎右衛門も安心して仕事ができるんだろうなぁ…という役どころです。

<キメキメダンサー>

Show Spirit『“D”ramatic S!』

こちらは、太陽幕末傳ではなく、全国ツアー公演『琥珀色の雨にぬれて』のものになります。

ショーであること、また、全国ツアー公演ということもあり透真さんの見どころは多いのですが…。

本作品では、「第5~7場:Show Star Show」彩凪翔さんの後ろで躍る「チャラい透真さん」が特におススメ。

表情・踊り方共にチャラいです。

娘役さんを抱き寄せる仕草もチャラいです。

<仲良しカップル!頼れる彼氏感>

『SUPER VOYAGER!』 -希望の海へ-

全国ツアー版ではなく、「ひかりふる路」のSUPER VOYAGER!。

本作品、「女役・朝美絢さんを望海風斗さんと彩凪翔さんが取り合う」という場面にて、透真さんはその後方で娘役・白峰ゆりさんとカップルで躍っています。

キレキレのダンスも素敵なのですが、ここは透真さんと白峰さんのカップルが非常に幸せそうなのがポイント。

舞台前方では、朝美絢さんの取り合いが行われているという壮絶な状況ではあるのですが、その後ろにいる2人は本当に幸せそうなんですね。

仲良さそうにテーブルで談笑したり、見つめ合いながら踊ったり、幸せ度が高すぎて見ているこちら側も幸せになれちゃうという一品です。

<エロさ満点ハゲ親父>

21世紀号に乗って

映像化されていないということから、今では確認したくてもできる術がないというこちらの作品。

ここでの透真さんは、言ってみれば「宝塚らしくない」そんな雰囲気の人物を演じています。

そんな人物とは、「禿げ頭にお腹の出た太っちょエロ親父」。

杏野このみさん演じる愛人を自分の部屋に連れ込み…といった役で、セリフも仕草もいわゆるエロ親父そのもの。

透真さんがそのような役をやると知って筆者はかなりビックリしましたが…その意外性が非常に面白いものとなっていました。

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注目していなければ、サラッと見逃してしまうかもしれない…。

でも、そこには独特な味が秘められているので見逃さずにいてほしい。

透真かずきさんって、そんな「何だかとても不思議な魅力を持つ」ジェンヌさんなんです。

ドーンと前に出てくることはほぼないので、見つけづらいこともあると思いますが、そこは頑張って見つけ出して頂きたい!というのが筆者の想い。

彼女の安定した演技・ダンスにぜひご注目下さいね。