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花組トップ柚香光のスター性について

宝塚歌劇についての雑記

現在、宝塚歌劇団花組、東京宝塚劇場で柚香光さんのトップお披露目公演、「はいからさんが通る」が上演中です。

トップ男役さんに就任された柚香光さんですが、柚香さんの魅力といえば、繊細なお芝居はもちろんですが、シャープで伸びやかなダンスと、なんと言っても、スター性を生かしたショーだと思います。

今回は、ショースター柚香光さんについてご紹介します。

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柚香光さんのプロフィール

柚香さんのプロフィールを簡単にまとめました。

2009年 宝塚歌劇団に95期生として入団。
入団時の成績は20番

2014年「ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-」新人公演初主演(新人公演主演は計3回)

2014年「ノクターン-遠い夏の日の記憶-」バウ初主演

2017年「はいからさんが通る」東上初主演(東上主演は計2回)

2018年「メランコリック・ジゴロ-あぶない相続人-」「EXCITER!!2018」全国ツアー初主演

2020年7~11月「はいからさんが通る」大劇場トップお披露目公演

柚香さんは新人公演の主演は早い方ではありませんでしたが、お芝居、ショー共に着実に役が付き、主演の作品は名作や話題作が多いです。

特に「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」本公演でルドルフ、新人公演でトート、「あかねさす紫の花」で当時のトップ男役の明日海りおさんと大海人皇子を役替わりで演じたのは、柚香さんにとって大きかったのではないでしょうか。

柚香さんは花組にとって12年ぶりの生え抜きトップということで、大切に育て上げられた印象があります。

そんな柚香さんですが、避けて通れない課題、歌があります。

柚香さんの歌唱力

ショー「宝塚幻想曲」で、「花に嵐」という柚香さんメインの場面がありました。

まだ研7でメインの場面をもらい、銀橋を一人で渡りましたが、この時の歌が…。ファンの方には本当に本当に申し訳ないのですが、「ええっ…!」という言葉しか出ませんでした。

音程が不安定、低音が出ていない、歌詞がわからない。わかるのはとにかく柚香光というスターはダンスが上手く、オーラとスター性が抜群ということでした。

柚香さんは声域が狭く、キーが合う曲だと「あれっ、歌上手くなった?」と思うのですが、合わない曲だと「ああ…まだまだだな…」とがっかりしてしまいます。

期待とがっかりの繰り返しでしたが、それでも努力の跡は確実に感じられました。これはファンの方、そうでない方も感じていると思います。

明日海さんの任期が長くなるにつれ、次期花組トップ男役さんは誰になるのだろう?と話題になりました。

順当に2番手の柚香さんか、他の組から落下傘か…。

そんな中、全国ツアー公演で柚香さんが主演をすることが決定しました。

柚香光がトップになる姿が見えた

「EXCITER!!2018」を観た方の中には「歌が…」という感想が多くありました。

実際、柚香さんの歌ですが、幕開きの歌は「…う~ん」という感じでした。

「Life Exciter!!-命の革命」の場面も同じくでした。

しかしプロローグ、水色の衣装を脱いでスポットライトが当たり、踊り始めた瞬間、「ああ、やはり柚香光はセンターが似合う」と実感しました。

たくさんの生徒さんが舞台にいても目が奪われる、どの場面でも感じる多彩さ。歌はまだ向上の余地があるとしても、このスター性は柚香光だけのもの

この人がセンターの作品をもっと観たい、そう強く思いました。

最近の宝塚はミュージカル作品が多く、歌える生徒さんが重宝される傾向があり、ファンの方も歌える生徒さんを好むようになってきたように思います。

しかし、宝塚歌劇団に何を望むか、歌・芝居・ダンスどれができる生徒さんが好きか、というのは人それぞれです。

柚香さんには、シャープで伸びやかなダンスとスター性があります。

柚香さんなら、何度も再演を重ねている「EXCITER!!」「シトラスの風」のような、ショーの代表作を作ることができるのではないでしょうか。

最後に

ショースター柚香光さんについてご紹介しました。

現在上演中の「はいからさんが通る」はお芝居一本物の作品ですが、ショーは「大正バージョン」と「浪漫バージョン」の2パターンという異例の構成です。これは、劇団が柚香さんのショースター性を重視してのことだと思われます(再演物だから、新鮮味を与えるためもあるでしょうが)。

次回作は「アウグストゥス-尊厳ある者-」「Cool Beast!!」の二本立てです。柚香さんを思わせる「Cool Beast!!」は特に注目しています。

ショースター柚香光にこれからも目が離せませんね!