スポンサーリンク

礼真琴さんにクラクラ

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団星組公演「エル・アルコン-鷹-」「Ray -星の光線-」の千秋楽をライブ配信にて観劇しました。

この公演は、本当なら今年の6月から7月にかけて全国ツアーとして上演される予定でした。

地元の劇場でも上演されることになっていて、新トップコンビ礼真琴さんと舞空瞳さんの舞台が観られることをとても楽しみにしていたのです。

しかし、その後コロナ禍により宝塚の公演がすべて中止となり、もちろん全国ツアーも中止となってしまったことは皆さんご存じでしょう。

もう「エル・アルコン-鷹-」は観られないのかなとあきらめていたところ、梅田芸術劇場のみでの短い公演へと変更にはなりましたが上演が決定しました。

今は、県外へ出ることがはばかれるご時世ですので、とても梅田へは遠征はできません。「ライブ配信がされますように!」と祈っていたら、願いが叶いました。

「エル・アルコン-鷹-」ライブ配信で礼真琴さんにクラクラです。

今回はその待ちに待った「エル・アルコン-鷹-」を観て感じたことを書きたいと思います。

スポンサーリンク

悪い男の色気で魅了する礼真琴さんにクラクラ

2007年星組初演の舞台はスカイステージでなんとなく見た覚えがある、とにかく主人公のティリアンがすごく悪くて女たらしでびっくりした、そんな程度の記憶しかありません。

ストーリーについていくのが大変・役が多すぎて理解しづらいとかそんな評判が耳に入ったので、ライブ配信を観る前に初演を見て予習をするつもりでしたが、忙しくてあきらめました・・・自分としてはほぼ初見の気分で観劇しました。

まず、開演アナウンスの礼さんの声がものすごく低くてイケボすぎて、期待感がいきなり増しました。

そして、観始めて数分で、礼さんの悪い男の色気にくらくらっとなりました。

もうこの時点で、たとえストーリーについていけなくなったとしても色気がだだ漏れの礼さんを見られただけでもう満足かも、と思ったくらいです。

礼さん演じるティリアンは、イギリス海軍士官でありながら裏の顔を持ち、野心のためなら悪事もためらわない。

策略で人を陥れたり、女も利用して邪魔になれば殺してしまうほど。

今まで、私が観劇した中では、こんな悪くて魅力的な礼さんを見たことがない・・・すっかり礼さんのティリアンに魅了されました。

歌唱力抜群な礼さんの歌唱の素晴らしさは私がここで力説する必要はないでしょう。

歌うまの方の歌唱は、メロディと共に歌詞もす~っと耳に入ってストレスなく気持ちよく聞いていられますね。

白い愛月ひかるさんと、強い舞空瞳さん

悪いティリアンに対して愛月ひかるさんは、ティリアンの策略により父を失い海賊となって復讐するというレッド役。

最初は笑顔の似合う好青年の姿で登場。復讐のために海賊になっても決して悪くならず真っすぐに突き進むという白い役。

レッドを主人公にしてもステキな舞台ができると思う、そんないい役です。

悪役や個性的な役が多かった愛ちゃんですが、白い役もとても似合う!

専科から星組に配属になり、二番手として充実した演技を見せる愛ちゃん。

本当にうれしいです。

娘役トップの舞空瞳さんは、女海賊!かっこいい~~

笑顔が素敵なかわいい娘役さんですが、お披露目公演もかなり複雑な役でしたし、今回も女海賊の首領という難役です。

まだ若いトップ娘役が演じるにはハードル高すぎませんか?と思ってしまいます。

けれども、そんな私の心配など杞憂でした。

舞空さんは見事に女海賊を演じていらっしゃいました。

他にも魅力的な役がたくさん

他に印象に残った方は、ジェラード役の綺城ひか理さん・ニコラス役の咲城けいさん・ペネロープ役の有沙瞳さん・エドウィン役の天華えまさん・ブラック役の天飛華音さん・ジュリエット役の桜庭舞さんなどなど。役が多いのですが、みなそれぞれ見せ場があります。

特に気になった方は、天飛華音さんと桜庭舞さんです。

天飛さん演じるブラックは、とても印象に残るおいしい役柄と言えます。

役の良さだけでなく、海賊の扮装がとても似合って素敵ですしお芝居もよかったので、今後の活躍が期待されますね。

桜庭さん演じるジュリエットは、ぶりっ子な歌とダンスに最初は???となりましたが、暗くなりがちなこのお芝居の中で和み担当という意外と重要な役割かもしれない? 

「乙女心がピンク色に染まる~」しばらく忘れられそうにないです。

ちゃっかり海賊の一味に入ってレッド達にかわいがられているジュリエットちゃんはとっても楽しそうでした。

今後もますます楽しみな星組

ストーリー展開は早く複雑ですが、各キャラクターの魅力的な演技、そしてメロディアスな楽曲を歌い上げる歌唱力のすばらしさに、楽しんで最後まで観劇できました。

礼さんの新たな魅力にあやうく堕ちそうになった私ですが、生の舞台を観ていたとしたらおそらく今頃は礼真琴さん沼に足を踏み入れていたのでは?という気がしています。

星組がますます楽しみになってきました!

早く生の舞台が観たいです!

次の公演「ロミオとジュリエット」上演の頃には、東京で観劇できますように!

今は祈るのみです。