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愛月ひかるさん最後の主演作品「マノン」

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団星組公演「マノン」。愛月ひかるさん主演でした。

すっかり遅くなりましたが、星組バウホール公演「マノン」をライブ配信で鑑賞しました。

気になっている愛月ひかるさん主演なので楽しみにしておりました。

ただ演目が「マノン」というのがなんとなく引っかかっていました。

原作を読んだことはありませんが、愛に溺れて堕ちていく男性の話という内容があまり好みではないからです。

そうはいっても、同じく「マノンレスコー」原作で2015年に上演された月組の「舞音」は好きでした。

舞台をベトナムに移してアジアンテイストの世界観がとても素敵だったこと、最後に真実の愛に包まれてマノンが亡くなるシーンが美しく描かれ、満たされて観終われた記憶があります。

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劇場で観たかった「マノン」

今回の「マノン」の舞台は19世紀初頭のスペイン。

名門貴族の青年ロドリゴは、偶然に出会ったマノンに一目惚れし、修道院に入られることになっていたマノンと駆け落ちをします。

家族の反対を押し切って家を出たロドリゴが持っていたお金も次第に少なくなり、慎ましい生活をしていくはずが、マノンの兄レスコーが仲間を連れて入り浸りすぐにお金に窮するようになります。

お金を得るためにレスコーが考えることは人をだましてお金を得ることばかり。

そのうちロドリゴも自ら賭博でお金を儲けようと言い出す始末。

この時代の貴族は働くという考えはなかったようです。

観ているうちに、ロドリゴにもマノンにも共感できなくなり、テレビの前で取り残された感じでした。

劇場で観ていたらジェンヌの皆さんの熱演に、もっと物語に入り込めたかもしれません。

劇場の空間で目の前のジェンヌさんのお芝居に集中する、そんな日が待ち遠しいです。

主演の愛月ひかるさんとヒロインの有沙瞳さんはともに実力派であり、二人にふさわしい大人の内容の演目があったのではと残念に思いました。

マノンの役ごとの感想

愛月ひかるさんは「マノンに出会い人生を狂わせていく青年ロドリゴ」役。

マノンの愚かさに気が付かないほどに愛にのめり込んでいく、愛に一途すぎる青年役を熱演されていました。

「エルアルコン鷹」でも若くてさわやかな役を好演されましたが、愛月さんには大人の男性役の方が絶対似合うと思うので、次は大人の役を見てみたいと思います。

そしてマノン役は実力派の有沙瞳さん。

愚かではあるけれど可愛らしくて憎めないマノンでした。

フェルナンドやアルフォンゾ公爵の件では、マノンには悪気がまるでないようでお金をもらえるならいいよね、という安易な考えのように見えて、自分の行動がロドリゴを傷つけ追い込んでしまうということまでは考えられない様子でした。

ロドリゴを裏切るつもりはなく、マノンもロドリゴを愛していると感じられました。

マノンの兄でロドリゴを悪の道へ誘い込むレスコー役を天飛華音さん。

天飛さんは、「エルアルコン鷹」に続いて愛月さんより年上の役でした。

若さは隠せませんが、演技力・歌唱力は安定していてしっかり悪役を演じていらっしゃいました。

今後がますます期待される天飛さん、楽しみです!

ロドリゴの親友ミゲル役は綺城ひか理さん。

綺城さんの芝居心がある演技が好きなのですが、今回も親友思いのミゲルを好演されていました。

ロドリゴを心から心配してくれているのが伝わってくる演技でした。

マノンに魅せられるおじ様役二人、フェルナンド役の輝咲玲央さんとアルフォンゾ公爵の朝水りょうさん、共に渋くて素敵でした。

この公演で退団される桃堂純さんは、ロドリゴの兄ホワン役。

家族思いの兄を好演されていました。

タカラヅカニュースでの笑顔が素敵な桃堂さんが、マッハ文朱さんの娘さんとは知らず、ヤフーニュースを見てびっくりしました。

言われてみれば、お母様によく似ていらっしゃいますね。

なぜ大劇場公演での退団でなかったのか理由はわかりませんが、とても残念です。

今後のご活躍を楽しみにしています。

愛月ひかるさん退団発表

そして昨日衝撃のニュース。

愛月ひかるさんの退団が発表されました。

マノンが最後の主演作品となり、次の大劇場公演『柳生忍法帖』の藩を牛耳る謎の男・芦名銅伯役を最後にご卒業されることになりました。

残念です。