スポンサーリンク

宝塚ファンならではの『歌劇』と『GRAPH』の読み方

初心者のための宝塚

宝塚歌劇団の舞台を鑑賞するために欠かせない雑誌があります。

それが『歌劇』と『GRAPH』。

年に1回発行される『おとめ』と並び、ヅカファンのバイブルとなっています。

今回は、宝塚を愛するファンならではの読み方を紹介しましょう。

スポンサーリンク

『歌劇』と『GRAPH』の違い

ファンならご存じでしょうが、念のために説明しておきます。

『歌劇』は文章がメインの雑誌です。

公演情報やタカラジェンヌのコラムなどの読み物が大半を占めます。

文章8割、写真2割くらいです。

一方の『GRAPH』は、主に写真で構成されています。

こちらは文章3割、写真7割といった感じでしょうか。

ヅカファン流の読み方

通常の書籍は、前から順番に目を通すのが一般的な読み方でしょう。

しかし、『歌劇』と『GRAPH』に限っては、私はイレギュラーな楽しみ方をしています。

人それぞれ読み方がありますので、ここは参考程度に受け止めてください。

『歌劇』

わかりやすく順番通りに書き出してみます。

・表紙

世界的に著名な写真家、レスリー・キー氏が担当しています。

プロのカメラマンが撮影すると、美しいタカラジェンヌがより美しく映えますね。

表紙を飾るのは、ほぼ男役。ごくまれに娘役も登場します。

私が知っている限りでは、愛希れいかと真彩希帆だけでした。

・次号のお知らせ

ここは時間をかけずにさらっと目を通します。

・編集部ほっとたいむ

編集部の裏話はひそかな楽しみ。

ついタカラジェンヌばかりに注目しがちですが、見えないところで動いている人もいるのですよね。

・高声低声

ファンの投書欄です。ファン歴数十年なんていうベテランはざらにいます。

とにかく熱い人が多い印象。

・楽屋日記

若手のタカラジェンヌのコラム。

各組の下級生をチェックするとともに、舞台裏の情報もわかって興味深いです。

・話の小箱

またもや取材現場の裏話。各企画の表面には出ていない、クスっと笑える話が多数。

なぜかそういうネタに惹かれます。

・つぼ、今月の華

「つぼ」は元雪組娘役の早花まこさんが、「今月の華」は元宙組トップ娘役の陽月華さんが担当。

お二人とも嫉妬したくなるほど文章力があるのです。

OG目線で舞台情報を解説したり、現役時代の経験を振り返ったりしています。

・組レポ

個人的にはここがメインコーナー。各組の上級生が担当。

先ほど登場した早花さんは以前の雪組担当でした。

「文才があるタカラジェンヌ」として人気があり、今も文筆活動をしています。

・えと文

各組のタカラジェンヌが、3カ月ごとに交代して執筆するコラム。

書き手の個性がにじみ出るコーナーです。

お稽古や公演の合間を縫って原稿を書くのは、想像以上に大変なのでしょうね……。

・トップスター「えらんで!どっち?」

5組のトップスターが2択の質問に答えるコーナー。

彼女たちの素顔が垣間見えます。

数年ごとに顔ぶれが変わるので、過去の号をひっぱり出して読み比べると感慨深いですね。

ここから先は、気の向くままに読み残したページを読み進めます。

『GRAPH』

こちらも『歌劇』と同じ流れで書いていきます。

・表紙

撮影を担当するカメラマンは渞(みなもと)忠之氏。珍しい苗字です。

ちなみに、漢字変換しようとしたら一発で候補が出てきませんでした。

有名な写真家で、多方面で活躍。いつも素晴らしい仕事をしています。

表紙を飾る面々は、組の枠にとらわれない自由な組み合わせ。

・GRAPHの雫

撮影の裏側を見られます。

舞台ではお目にかかれない、タカラジェンヌのお茶目な姿が見どころ。

・表紙撮影ルポ

カバー写真の撮影風景がわかる部分。

撮る方も撮られる方も、きっとファンにはわからない苦労があるんだろうな…と勝手に妄想しています。

・スペシャルポートレート

ここでしか見られないお宝写真。『GRAPH』の醍醐味ですね。

・THE COSTUME

トップコンビが舞台衣装について語るコーナー。

細かいこだわりに思わず舌を巻きます。娘役のお手製アクセサリーや髪飾りは芸術品の域。

・ステージ情報

写真と解説で公演の内容をチェック。

・見開きポートレート

目次の前に掲載されている写真。まさに眼福です。

ここまで読んだら、残りのページもくまなく目を通します。

上記以外にもおもしろいコーナーが多数。

最後のページについている付録のシールを楽しみにしているファン、私以外にもいるのでは?

まとめ

今回は、『歌劇』と『GRAPH』の読み方について解説しました。

繰り返しますが、あくまで私オリジナルの読み方です。

100人いたら100通りあるでしょう。

この記事をきっかけに『歌劇』と『GRAPH』の読者が増えたらうれしいです。

それではこれにて。ヅカファンの皆さま、ごきげんよう。