宝塚歌劇団の3大作品の1つである『ベルサイユのばら』。
言わずと知れた名作中の名作です。
宝塚を知らない人でも、ベルばら=宝塚と認識しているのではないでしょうか。
とはいえ、もはや過去の作品になっているのが現状。
長年のファンなら、もうお腹いっぱいになるくらい観たでしょう。
ファン歴が浅い私は、残念ながらベルばらが上演されていた時代を知りません。
YouTubeで舞台映像を観たことはありますが。
願いが叶うなら、もう一度だけ公演してほしい作品なのです。
今回は、ベルばらの歴史を少しだけ振り返りつつ、オスカル役が似合う男役を厳選しました。
令和にオスカルがよみがえったと妄想しながら、この記事を読んでみてください。
『ベルサイユのばら』とは?
池田理代子氏が原作を手がけた少女マンガを元にした舞台です。
初演は1974年。月組公演からスタート。
当時のトップスターだった榛名由梨さんがオスカルを演じました。
今でこそ不朽の名作として有名ですが、初めて舞台化が決定したときは原作ファンからの反発がものすごかったそうです。
前例がない作品を作るのは、脚本家や演出家にも負担がかかります。
観客の矢面に立つ組子たちの緊張感たるや、相当だったでしょう。
しかし幕が開くと、劇団の想像以上に好評を博しました。
爆発的なベルばらブームを巻き起こし、経営状況が芳しくなかった宝塚を救うドル箱となったのです。
ここで、初演時のキャストを紹介しましょう。
オスカル→榛名由梨
アンドレ→麻生薫
マリーアントワネット→初風淳
フェルゼン→大滝子
初演の映像ではありませんが、1991年の月組版の動画を見つけました。
涼風真世さんと天海祐希さんが在団していた時のものです。
涼風さんのオスカルも素敵でした。
アンドレ役の天海さんにぜひご注目ください。
2オスカル役が似合う男役6選
ここからは時代を令和に巻き戻します。
現役タカラジェンヌの中から、独断と偏見で選んだ「オスカルを演じてほしい男役」を紹介しましょう。
どうぞ寛容な気持ちで読んでください。
凪七瑠海
89期生の最後のお一人。
整ったお顔立ち、スッキリしたフェイスライン、全てにおいて文句なし。
もちろんスタイルは抜群で手足が長いです。
金髪縦ロールのカツラと赤い軍服が似合わないわけがありません。
聖乃あすか
勢いのある100期生。
花組の路線スターからピックアップしました。
きりっとした目鼻立ちで違和感なし。
あの目力で、オスカルの意志の強さを見事に表現できるでしょう。
月城かなと
現役の月組トップスターから。
賛否両論かもしれませんが、ぜひ月城さんのオスカルを観たいですね。
優しくも力強いオスカルになるかもしれません。
天寿光希
星組の上級生より選抜しました。
強いまなざしと美しいお顔立ちはオスカルにぴったり。
絶対にありえない設定ですが、いちど演じていただきたいです。
朝美絢
雪組の2番手スターを選んでみました。
元のお顔の濃さに加え、舞台メイクでオスカルになりきれるでしょう。
何より彼女は軍服が映えますね。
芹香斗亜
またまた上級生から。
上品かつ柔らかな雰囲気をまとったオスカルが出来上がるのでは?
貴族らしい振る舞いをしても違和感なし。
まとめ
今回は、ベルばらについて語りました。
キャストや組が違うバージョンがたくさんあり、よほどヅカファンに愛された作品だったのだとわかります。
私が知っているのは明日海りおさん、龍真咲さんが役替わりでオスカルを演じた月組版。
凰稀かなめさんが出演した宙組版も、ポスターだけ知っていますね。
そこに書かれていたキャッチコピーが最高でした。
記憶が確かならば「この愛は、死なない」だったはず。
もっと早く宝塚の沼にはまりたかったと、つくづく思います。
今回はこれにて〆とします。
ヅカファンの皆さま、ごきげんよう!