宝塚歌劇団の次回作公演作品発表の次に気になるものと言えばやはり一番最初に発表されるポスタービジュアルではないでしょうか。
ここ最近でかなりざわついた作品と言えば2022年2月8日より御園座にて上演される星組公演『王家に捧ぐ歌-オペラ「アイーダ」より-』ですよね?!
2003年に星組での初演が絶賛を博し、第58回芸術祭優秀賞までを受賞し、その後2015年に宙組で再演された後に博多座でも上演されたこちらの作品。
いずれもポスタービジュアルは黄金に輝く衣装に身を包んだ主人公であるラダメスと、王女でありながらもシンプルな衣装に身を包むエジプトの奴隷となってしまったアイーダでした。
・・・が!!!!
今回のメインビジュアルが出た時点で「あれ?何か」これまでと違う・・・?と、違和感が発動して仕方がなかったのはきっと私だけではなかったですよね。
まず礼真琴さん演じるラダメスのお衣装。
黄金なのは唯一ネックレスのみ。
それ以外はどちらかと言うと白のジャージ・・・?
ラダメスは戦士なはずなのですが、防具の類いは一切身につけておらず白の布地に髪型も所謂無造作ヘア。
お似合いではあるのですが、歴代のメインビジュアルと比べるとかなりラフです。
そしてアイーダ役の舞空瞳さんも中々これまでとは違ったビジュアル。
礼さんの腕に覆われているのでお衣装の全貌は不明ではありますが、これまでのアイーダのお衣装と比べるとやや豪奢に見えなくもありません。
これは一体どういうことか・・・?
このポスタービジュアルを見てふと思い出したのは劇団四季さんで上演された「アイーダ」でした。
こちらも宝塚歌劇団の「王家に捧ぐ歌」と同様にオペラのアイーダが題材とされている作品です。
ざっくりと説明しますと宝塚ではラストにラダメスとアイーダは生き埋めにされながらも互いの想いを遂げるというものですが、劇団四季ではラストにラダメスとアイーダが転生してそこで結ばれます。
もしや今回の宝塚版での「王家に捧ぐ歌」でも転生してしまうのでしょうか・・・?
昨今コロナ渦の影響もあり、明らかに世の中の情勢は低迷しており残念ながら宝塚もその煽りを受けていると言っても良いかと思います。
前回の上演は2015年ですのでお衣装部さんが如何に綺麗に保管していようとも劣化は避けられません。
あの黄金のお衣装の数々や荘厳なセットを改めて作成するよりかは現代への転生ものとした方がこれまでの作品のお衣装やセットを再利用することも可能ですし、舞台を作りやすいのでは?という考え方は邪推というものかもしれませんが、全く可能性がないとも言い切れないかと思います。
まだまだこれから様々な情報開示がありますので、それを待つばかりではありますがそれまでは妄想を膨らませるしかないですよね。
予習としてこれまでの宝塚で上演された王家に捧ぐ歌を見てみるのも良いかと思います。
この役は一体誰がどういう風に演じるのかな?なんて考えている間が実は1番楽しかったりしますよね。
年明けまでじっくりと楽しみを噛みしめていきましょう。