新型コロナウイルス感染拡大の影響により、再び大打撃を受けている宝塚歌劇。
タカラジェンヌの皆様の心と身体の健康をお祈りしながら想いを馳せている日々ですが、ファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか?
オミクロン株が猛威を振るい始めた頃、東京宝塚劇場では花組公演「元禄バロックロック」「The Fascination!」の公演が始まったばかりでしたが、残念ながら約3週間休演を余儀なくされました。
私も該当期間に観劇予定だったのですが、当日は日比谷まで行き、入口の前で友人と花組の皆様のご無事をお祈りをしてからポスターと写真を撮って帰宅しました。
お向かいのシアタークリエでは舞台の幕が上がっていたので、なんだか複雑な気持ちでした。
こればっかりは、誰が悪いということはないので心のやり場がないですよね…。
ただただ、また宝塚歌劇の幕が上がってみんなで楽しめる日を願うばかりの日々でした。
少々脱線していしまいましたが、この花組公演では長年組長として支えてこられた高翔みず希さんが専科へ組替えされる花組生として最後の公演でした。
ここ数年の花組は副組長が安定せず、就任直後に退団される方が多い印象でしたが、美風舞良さんが宙組から花組へ副組長として組替えすることが決まったときに、さおたさんの進退について少し話題になりましたね。
退団ではなく、専科へ組替えということで安心しましたが、やっぱりさおたさんのいらっしゃらない花組は寂しくなるなぁと思っています。
ということで今回は花組を支えた高翔みず希さんについてお話していきます。
花組の父であり母であり…
さおたさんの素敵なところは、謙虚で控えめなところだと思っています。
メディアに出るときのキャラクターと、内輪でのキャラクターは異なるのかもしれませんが、物腰が柔らかで、率先してお話しされるタイプではない方なのかなと。
だけれど、一人ひとりのことをしっかりと見つめて見守っていらっしゃることが、ひしひしと伝わってくる愛のある組長さんです。
それを感じるのは公演千秋楽の際の退団者に向けてお話しされているとき。
手元のカンペをたまに見てはいるけれども想いが溢れるのか少々言葉を詰まらせながらお話しされる様子が毎回ぐっときていました。
そして、先日の東京公演千秋楽ではさおたさんへのサプライズもあったのです!
柚香光さんの「せーの!」の掛け声とともに組子全員からさおたさんへの感謝を伝えるメッセージがありました。
「なんですかこのサプライズはぁぁぁ」と顔を押さえて涙するさおたさんがとっても愛らしくて、花組の温かい空気を感じることができました♡
さおたさんを0番付近へ呼び寄せる柚香光さんと0番に慣れてないからと逃げようとするさおたさんの攻防がとっても面白かったです(笑)
そしてさおたさんの掛け声で花組ポーズをするというなんとも幸せな時間…
あぁ、宝塚歌劇を好きになって良かった…と自宅で花組ポーズをしながら号泣していました(笑)
組長という存在
宝塚歌劇のシステムは色々と複雑ですが、この世界を好きになって驚いたのは組長・副組長の存在です。
最初は「組長…?え、オラオラしてる人いるの…?」なんて肩書だけで怯えていましたが(笑)、各組約70人の年齢や経験がばらばらなタカラジェンヌが在籍しているわけですからまとめ役は必須ですよね。
経験豊富で、ときには嫌われ役として発言しなければならないことも多々あるかと思います。
学年が上がったら組長に就任できるわけではなくて選ばれるには、それ相応の説得力と存在感がなければならないですし、周囲からの信頼が厚い方であることが重要。
10代の少女から大人のお姉さんたちまでまとめ上げ、トップスターとは違った視点から士気を高めていく…
恐らく想像以上に大変な役職です。
その重要な役割を約10年務めてこられたさおたさん。
今まで花組を支えて下さり、本当に本当にありがとうございます!!
さおたさんの跡を継いで新・花組組長に就任された美風さんは組替えされてまだ日が浅いですが、元花組の娘役さんですので空気感もご存知でしょうし、花組宙組合わせて約8年副組長を経験されているので花組生にとっても心強いことと思います。
さおたさんの専科行き寂しすぎるよ…と未だに思っていますが、組替えして最初の公演はなんと花組!ファンだけでなく花組生もさおたさんもきっと嬉しかったはず♡
まだまだ不安定な世の中ではありますが、一つでも多くハッピーなタカラヅカ情報が入ってきますように!
そして今日もタカラジェンヌやファンが笑顔で過ごせる一日でありますように…♡
最後までお読みいただきありがとうございました。