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タカラジェンヌに多い骨格タイプは?

宝塚歌劇についての雑記

タカラジェンヌへの第一歩でもあると言ってもいい「容姿端麗」という条件。

本科生になってからつい気が緩み、体型がふくよかになってしまって入団後に組長さんから注意を受ける、なんてこともあるというほど「美」に対して徹底した意識を持っています。

コロナ時代になってから楽屋入り・楽屋出のジェンヌさんを見かけることはほとんど無くなってしまいました。

しかし、偶然街中で見かけた時にあまりの顔の小ささ、スタイルの良さに驚いてしまった、なんて経験をお持ちの人も少なくないと思います。

それでなくても、舞台上では特に娘役さんはボディラインの出るお衣装が多かったり、ラインダンスをしている下級生はほぼ水着のようなお衣装です。

さすが皆さん脚のラインもまっすぐで、首も長いし、なで肩も猫背もずん胴も見当たらない。

きっと音楽学校の面接で骨格をしっかりチェックされているのでしょうね。

そう、スタイルの良さというのは肉付きの多さよりも、「骨格」でほとんど決まるとい言ってもいいもの。

一生懸命ダイエットしても骨格がアンバランスなら、残念ながら舞台映えはしません。

そこで、最近話題の「骨格診断」を駆使して、タカラジェンヌ向きの骨格を考察してみたいと思います!

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骨格診断とは??

最近よく、「パーソナルカラー」「顔タイプ」など耳にすることはありませんか?

人間の皮膚の色や瞳の色、顔の種類などをいくつかのカテゴリーに分けて、自分に似合う色や髪形を選ぶ際に判断基準にするものとなります。

例えば、真っ黒な髪色よりも少し明るい色のほうが似合う人は、パーソナルカラー「春」か「秋」に該当し、逆に黒髪のほうが似合う人は「夏」か「冬」に該当します。

それと同じように、自分に似合うファッションを選ぶ際に参考にする基準のひとつに、「骨格診断」があります。

骨格診断とは、人間の骨格を主に3パターンに分けています。

  • ストレート
  • ウェーブ
  • ナチュラル

それぞれの特徴はこんな感じです。

ストレートタイプ

骨格が全体的にがっしりしていて、身体に厚みがあります。筋肉は多めで肩幅が広く、ウェストの位置が高く、いわゆる「ボンキュッボン」に近いゴージャスな印象の骨格です。

該当芸能人

藤原紀香さん

米倉涼子さん

小池栄子さん

ウェーブタイプ

特に上半身が華奢で、首が長くて肩幅が狭く、重心が下半身にあるイメージです。横から見ると胴体に厚みが無く、女性らしい柔らかそうな皮膚感も特徴的です。

該当芸能人

佐々木希さん

中条あやみさん

桐谷美玲さん

ナチュラルタイプ

ストレートとウェーブの中間ほどの骨格・筋肉量ですが、肩甲骨が大きく、鎖骨の骨が肩の端のほうまでくっきり浮き出ているのが大きな特徴です。身長に比べて手脚が長く、身体の凹凸が少ないタイプです。

該当芸能人

中谷美紀さん

綾瀬はるかさん

深津絵里さん

3パターンをタカラジェンヌにあてはめてみると…?

自分の骨格パターンを公言しているタカラジェンヌさんはあまりいないので、客観的に見た印象にはなりますが、3種類の骨格でそれぞれ思い浮かぶ生徒さんを探してみましょう。

ストレート

  • 元月組 瀬奈じゅん(せな じゅん)さん
  • 元花組 蘭寿とむ(らんじゅ とむ)さん
  • 宙組  真風涼帆(まかぜ すずほ)さん
  • 元星組 愛月ひかる(あいづき ひかる)さん
  • 元月組 珠城りょう(たまき りょう)さん
  • 雪組  縣 千(あがた せん)さん

基準はやはり「肩幅」ですね。あれだけ細いタカラジェンヌさんがスーツをカッチリ着こなすには、補正をしてもやはり限界はありますので、もともとの骨格がかなり影響します。

上に挙げたタカラジェンヌさんたちは「立派な肩幅を持つ男役さん」として有名なので(笑)、たぶん骨格ストレートに該当するのかなと思います。

でも補正をあまりせずともしっかり男性に見えるような骨格は男役としては大きな武器ですから、まさに「男役になるために生まれてきた」と言える選ばれし精鋭です。

ウェーブ

  • 元宙組 朝夏まなと(あさか まなと)さん
  • 元星組 夢咲ねね(ゆめさき ねね)さん
  • 星組  極美 慎(きわみ しん)さん
  • 月組  海乃美月(うみの みつき)さん
  • 星組  水乃ゆり(みずの ゆり)さん

首が細く長く、厚みの無いボディーを持っている生徒さんを選んでみました。

男役さんとしては、首は補正のできない箇所なのでどうしてもスーツなどを着ると女性らしさが隠せませんが、それは娘役さんにとっては大きな武器です。

輪っかのドレスなど、下半身にボリュームがあって上半身を絞るようなお衣装はまさにウェーブ体型にピッタリ!

ストレートとは対極的に、娘役さん向けの骨格と言えますね。

ナチュラル

  • 月組  鳳月 杏(ほうづき あん)さん
  • 雪組  彩風咲奈(あやかぜ さきな)さん
  • 元宙組 伶美うらら(れいみ うらら)さん
  • 元雪組 真彩希帆(まあや きほ)さん(公言済み)
  • 雪組  朝月希和(あさづき きわ)さん
  • 宙組  潤 花(じゅん はな)さん
  • 雪組  夢白あや(ゆめしろ あや)さん

体型は細すぎず逞しすぎず、「脚、長っ!」と言われる男役さんや、肩や背中の出るドレスを着た時に鎖骨と肩甲骨が綺麗な娘役さんを選出してみました。

これはもう、言ってしまえば「タカラジェンヌにいちばん向いている骨格」と言ってもいいような気がします。

手脚が長くて、いちばん見える骨である鎖骨と肩甲骨が美しいなんて、まさにタカラジェンヌになるための骨格!

タカラジェンヌに最適なのはナチュラル!

主な3種類の骨格タイプをご紹介してきましたが、上半身はストレート、下半身がナチュラル、というミックスパターンもありますので、すべてのタカラジェンヌをこの3パターンに分類することはできません。

しかし、男役も娘役も、ヒップやバストが大きすぎる体型はやはり妖精っぽさとは離れてしまいますので、ボディーラインが直線的で手脚の長いナチュラル要素のある体型がタカラジェンヌ向きのような気がします。

音楽学校の面接でレオタード姿の受験生のどこを試験官が見ているのかというのは、技術面や声質などに加えて、頭部の大きさや首の長さ、肩幅、骨盤の広がりなど、骨格チェックをしっかりしているのではないかと思います。

ぜひ皆さんも自分と同じ骨格タイプのタカラジェンヌさんを探して、洋服選びの参考にされてはいかがでしょうか。