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星組番手ぼかしに残るもやもや

宝塚歌劇を楽しもう

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スカイステージ20周年記念ビジュアル発表

スカイステージ20周年記念ビジュアルが、ファンをざわつかせていますね。

そういう筆者も、心をぽっきりおられた一人です。

なぜ星組だけが二番手不在なのか。

二番手問題をどうするつもりなのか。

非常に気になります。

ツイッターではトップさんだけの画像になったのは、やはりファンからの反響がそれだけ大きかったということでしょうか。

今回はもやもやする星組二番手問題につきまして、書かせていただこうと思います。

あくまで個人の意見ですので、ご理解のある方だけお読みください。

星組全ツは豪華メンバー

発表になった全ツメンバーは、豪華な布陣でした。

バウの『ベアタ・ベアトリクス』にはフレッシュなメンバーを揃え、『モンテ・クリスト伯』には錚々たるメンツが並んでいます。

コロナ禍で遠征を避けていた友人たちも、俄然やる気になってチケット取得に動き出しています。
全ツは新規ファン獲得の絶好のチャンスですから、皆さんの魅力で観客をどんどん虜にしていただきたいですね。

その場で沼落ちする方が続出するのが、目に見えるようです。

とはいえ気になるのが、二番手問題ですね。

全ツメンバーが正式に発表された今、心がざわつきます。

『モンテ・クリスト伯』初演を振り返る

『モンテ・クリスト伯』は、かの有名な『巌窟王』がもとになった作品です。

宝塚での初演は、凰稀かなめさんの宙組になります。

このころの宙組は、今の宙組を彷彿とさせるスターの渋滞が起きていました。

主人公に対峙する三悪人に悠未ひろさん、朝夏まなとさん、蓮水ゆうやさんという、長身イケメンが揃います。

悠未さんは、いわゆる「上級生二番手」の役目を果たされた別格スターさん。

朝夏さんは解説するまでもなく、凰稀さんの次の宙組トップさんで、現在も東宝ミュージカルで大活躍中です。

蓮水さんと言えば、花組で10月から上演される『殉情』で主演されたことが思い出されます。

本当に豪華な悪役ですね。

そして主人公の参謀役には、緒月遠麻さん。

凰稀さんの同期で息もぴったり、「実質二番手」の役割を何回か果たされたスターさんです。

現在の礼さん・瀬央さんの並びに、凰稀さん・緒月さんを重ねるファンも多いですね。

緒月さんが演じられたベルツッチオを、瀬央さんが演じられるのではないかと推理されているファンも、多いようです。

このころの宙組は凰稀さんの次のトップスター朝夏まなとさんだけではなく、悠未ひろさん、蓮水ゆうやさん、凪七

瑠海さん、七海ひろきさんと、スターが目白押しでした。

そのため正式な二番手が置かれず、ファンはヤキモキさせられていました。

朝夏さんが二番手羽根を背負えたのは、凰稀さんの退団公演という異常事態だったのです。

番手ぼかしの時期に脚本が書かれた『モンテ・クリスト伯』です。

復讐がテーマで、全ツ向けの明るくわかりやすい恋愛ものでもありません。

「なぜ今、この作品?」と考えると、もう「番手ぼかしのため」としか考えられなくなってしまいます。

全ツの羽根は、観客へのサービス

『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』では、片羽根でファンをざわつかせた、瀬央さんです。

今回もショーは変わりませんので、藤井先生であることも鑑みると、進行にはあまり手を加えないでしょうから、そのままのお衣装でしょう。

全ツでは暁さんと左右対称の羽根になるのではないかと、筆者は考えています。

なぜかといいますと、全ツの羽根はファンサービスなので二番手羽根とは正式にはカウントされないからです。

全国ツアーは、宝塚を観たことがない方にも観てもらえる、素晴らしい機会です。

宝塚と言えば、一般的には「羽根」と「階段」というイメージを持つ方が多いでしょう。その期待に応えるためか、

羽根の基準が大劇場とは異なります。

星組で例を挙げると、実質二番手を務められていた涼紫央さんが全ツの際に、二番手羽根を背負われました。

しかし大劇場では一度も二番手羽根を背負うことがなく、ファンには不満が残る形となってしまいました。

番手ぼかしの作品で、番手ぼかしのまま羽根を背負うことになったとしたら。
この作品から星組メンバーとなる暁さんも、やりづらいのではないかと、心配してしまいます。

番手は重要視されなくなる?

現在、二番手がもやもやしているのが花組と、星組です。

さすがに番手ぼかしは、一組までにしてほしいと思うものですが、先日の発表が気になりました。

「タカラヅカ・スカイ・ステージ20周年 復刻版ブルーレイ Eternal Scene Collection」です。

以前は、三番手主演の外箱は、ブルーレイは出してもらえませんでした。

それが2年前に「Eternal Scene Collection」として発売されることになり、ファンを驚かせたものです。

その「Eternal Scene Collection」がまたも発売されることになりました。

もはや番手にこだわっているのは、ファンだけなのでしょうか?

宝塚のスターシステムは、明確な番手あってこそだと思うのですが。

もやもやしたまま応援するのは、スターさんもファンも辛いものだと思います。

どこの組もすっきりした形になって欲しいですね。

ファンは番手で応援するのではなく、そのスターさんだからこそ応援するのですから。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。