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宝塚と文春砲・記事の真相と劇団の責任

宝塚歌劇を楽しもう

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宝塚は文春に狙われている

礼さんへの文春砲が放たれる前、SNSでは文春からの取材に気を付けるようにという警告が流れました。

複数の宝塚ファンに対して、文春がSNS上で接触を図っていたからです。

SNSのまとめ記事を作るつもりなのかと、宝塚ファンが不安になるのは当然ですね。

最近はYahoo!ニュース等見ても、ネットの書き込みをまとめただけ、テレビを見て書いただけの、いわゆる「こたつ記事」が多くなっている印象があります。

当該の文春の記事は、二部から休演になった日、実際に劇場にいた方からも間違いが多いと指摘されていました。

宝塚ファン約2000人が見守っていたのに、その宝塚ファン相手によくそんな嘘を書いてお金を取れるなぁと、呆れてしまいます。

そんな中、礼さんからの「生まれてから今日まで、一度たりともポリープができたことはありません」という言葉に、胸のすく思いをされた方も多いでしょう。

おそらく宙組さんの記事の時点で、宝塚ファンは有料記事を買ってくれる、いいお客さんだと文春が気づいてしまったのでしょう。

正確さにかける記事でも買ってしまうファンがいるからこそ、文春を勘違いさせてしまったのかな、とも感じます。

いい加減な記事は読まない、課金しない。

その姿勢が今、宝塚ファンに求められるものだと感じています。

いつまで本人たちを矢面に立たせるの?

舞台復帰で祝賀ムードの中、礼さん自らポリープについて否定されたことは、もちろん立派なことだと思います。

宙組さんについて文春が書き立てたときも、舞台上で否定がなされました。

生徒さんの口から語られるからこそ、ファンの心に響くのは事実です。

しかし、です。

報道で心が傷ついているであろう生徒さんに、大勢の観客の前で説明させる負担について、劇団はどう思っているのかと、不満が残ります。

報道時に公演中ではなかった星風まどかさんは、潤花さんに言葉を託すことになりました。

きっと忸怩たるものがあったでしょう。

宙組さんの報道については、劇団は公式に抗議文を出していますが、なんとも歯切れの悪いものです。

その一方で礼さんに関しては劇団が否定することがなかったため「真実では?」という空気が広まってしまったのも、また事実です。

宝塚には公式サイトも、公式アプリも、歌劇もGRAPHも、そしてタカラヅカ・スカイ・ステージという放送局もあります。

劇団側の人間が真っ先に抗議、訂正すべきではないのかな、と思います。

コロナ感染の時は、生徒のプライバシーを守るためと沈黙を守る劇団です。

それなら誤報道の時、過激すぎる報道の時は、前面に立って守ってあげるのが、筋ではないでしょうか?

コアなファン相手だけの訂正でいいの?

劇団に対して不満が残る原因の一つに「舞台上だけの否定」というものがあります。

これはSNS、特に宝塚中心のSNSをやっている人間にしか、基本的に伝わらないという問題があります。

ネットニュースになっても、読み込まないと該当部分に辿り着かないことも多いです。

少々恐ろしい話なのですが、先日ネットに疎い宝塚ファン、しかも全組観劇派の方と話をしていた時、ふいに「私、真風さん嫌いなのよ」と言われました。

昔は宙担だったのにな、と思っていると「真風さんのせいで宙組は手を付けられないほどぐちゃぐちゃになって、責任取ってすっしーさんが辞めさせられたんですって」と言い出したので「それ、文春?」と聞き返してしまいました。

なんとお友達から、文春の記事のスクリーンショットが何枚も送られてきたそうです。

「文春ほどの会社が嘘つくわけない」「スカイステージ見てても、訂正なんかなかったから本当」「あの報道直後にすっしーさんが退団したから、やっぱりと思った」などと、完全に信じ込んでいて、頭が痛くなりました。

またスクリーンショットを仲間内で回覧することで、友達からの情報だからと信じる傾向があることに気づき、ぞっとしました。

同じ出版社の別の雑誌では以下のように、寿つかささんが宙組をまとめたのだと書いてあるのですから、いい加減なものです。

宙組をまとめ上げた立役者・寿つかさ 宝塚退団の決意と、これからの道 「品よくユーモアを忘れず生きたい」
宝塚歌劇団のレジェンド的組長として、宙組をずっと率いていらっしゃった寿つかささんが初登場! 舞台に出てこられるだけで、圧倒的な存在感を放ちつつ、類稀なるバイプレイヤーとして宙組を盛り立ててこられた立役者。生徒の皆さんが尊敬し、愛してやまなかった寿さんの“組長”としての姿に迫ります。

宙組のコーラスは、5組随一と言われています。

組子の心が揃ってこその、美しいコーラスでしょう。

何十年と全組熱心に観劇していても、自分の耳よりも週刊誌の報道を信じてしまう人がいるのです。

やはり劇団から、正式にコメントを出すべきだと感じています。

そうしないと伝わらない層がいるのは、事実です。

また文春が狙うような有名どころの生徒さんには、スポンサーがついていることが多いです。

これからも気持ちよくスポンサーを務めてもらうためにも、劇団からのきちんとしたフォローが必要でしょう。

舞台で説明すれば、ファンがそれを広めてくれる。

だから劇団から何も言う必要はないというのは、あまりに他力本願すぎないかな、と感じています。

生徒さんが気持ちよく舞台に立てる環境を!

ファンは、胡乱な記事に惑わされない。

劇団はきちんと生徒さんを守る。

それがあるべき姿かな、と感じています。

もちろん、すべての週刊誌が嘘を書くわけではありません。

文春の記事も100%の嘘ではなく、ファンならわかる真実も混じっています。

週刊誌はすべて嘘だと決めつけて無視するのも、よくないことです。

警戒心を持って、読む価値があるのかないのかを判断するのが、大切でしょう。

週刊誌に踊らされず、自分の目や、普段の生徒さんの言葉から、真実を見極められるようにならなければと、自戒を込めて感じています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。