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花組新人公演(東京)『エンジェリックライ』観劇レポート

宝塚歌劇を楽しもう

2024年12月19日、宝塚歌劇団花組の新人公演『エンジェリックライ』を見てきました!

この新人公演の演出を手がけたのは西川日向子先生。なんだかだけでも何回も宝塚の新人公演を見ていますが、今回も本公演に勝るとも負けないクオリティでした。下組生たちが本家さんに負けない気合で出し切っているのが伝わってきます。

『エンジェリックライ』は花組の下組生の個性や精神力をたっぷり感じられる作品でした。

むちゃくちゃ新人公演向きの作品だったのかもしれませんね。

演技も歌も、どっちも何もかもハイレベルで、何回も回数を重ねる本公演とは違い、たった1回の公演にエネルギーを注ぎ込む下級生たちの熱のこもった公演に完全に引き込まれました。

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主演コンビ

今回の主演は105期生の美空真瑠さんと初音夢さん。

美空真瑠さんの銀橋でのソロ歌詩、これがもう超絶品!初主演であることを感じさせない堂々とした姿でした。

最後のご挨拶もすばらしかった。

初音夢さんは、本役とは全く別人に見えるようなアプローチで、宜しく広がる魅力を披露してくれていました。

フェデリコ役の夏希真斗さん

夏希真斗さんのフェデリコ役、その長身とスタイルの良さがビジュアルにピッタリはまっていました。スーツ姿も超絶。演技の方面では、愛する人を取り戻そうとする切実な感情がビシバシと伝わってきて、人間味あふれるフェデリコ像を見事に表現していました。

ラウロ・フラウロス役の鏡星珠さん

鏡星珠はラウロとフラウロスという二つのキャラクターを非常に鮮明に演じ分けました。悪役としての存在感が250%で、テンションの上げ方や目の動き、息遣いまでもが「イカれた奴」としてのキャラクターを完璧に表現していました。

ラファエル役の遼美来さん

美しいメイクとカツラ、大きな剣とマントという天使らしいビジュアルで、ラファエルを鮮やかに演じました。

視覚的な美しさだけでなく、舞台上での存在感も抜群でした。

さて、今回は104期生さんにとっては最後の新人公演となりました。

美空真瑠さんが挨拶の中で言ってくれてよかったです。この数年間はコロナ禍での公演中止や制限など、いろんな困難を超えてきた104期生。

そんな背景もあり、最後の新人公演を迎えられたことには本当に良かったと思います。

新人公演は、下級生さんたちで作り上げる特別な経験。これから本公演で活躍していく104期生さんたちをしっかり応援していきたいと思います。

花組104期生さんたち

  • 天城れいん(あましろ れいん)
  • 美羽愛(みはね あい)
  • 珀斗星来(はくと せいら)
  • 青騎司(あおき つかさ)

そして104期だった愛蘭みこさんの投稿が素敵な文だったのでシェアさせてね。