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珠城りょうと飛躍する月組

たまきりょう注目のタカラジェンヌ

今もこれからも目が離せない!

宝塚の人気作品の一つ「エリザベート」で10代目のトートを演じる珠城りょうは、男役10年と言われる宝塚で、異例の入団9年目(研9)でトップ就任を果たしました。

これは、研7でトップに就任した天海祐希以来のスピード就任になります。

3歳から中学までは水泳、小学校ではバスケットボール、中学校ではハンドボールの主将を務めたスポーツ万能の珠城りょうは、中学でクラシックバレエを習いはじめます。

バレエの先生から宝塚音楽学校の受験を進められたことが、入団のきっかけです。

 

スポーツとバレエは身体能力だけでなく、少しの事ではへこたれない忍耐力を育んでくれたと話します。

この力があったからこそ、入団後も「何とかなる」と苦しい時を乗り越えて前を向くことができたと語ります。

そんな珠城りょうの元気のもと、健康の秘訣は「大好きな白ご飯」だと話します。

珠城りょうは大の和食党。

毎日おにぎりを用意して、公演前や忙しい公演の合間に食べているといいます。

 

できるだけ毎日しっかり3食食べる。

愛知県出身なので、八丁味噌など赤味噌のお味噌汁も大好きだとか。

特に公演中は、食事や体力の維持に普段以上に気を配っているそうです。

役づくりでは、「自分に負けるのが一番いや。

言い訳をせず、自分の限界を決めずに」真摯に役と向き合います。

 

劇中の主人公と自分との共通点を探したり、反対に自分と全くあわないところを探したりしながら、その人物の心を探り、少しでも深く理解できるよう努力する。

 

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そのまじめさが大きな信頼感にもつながり、組をまとめて行く力にもなっています。

ちょっと甘めの笑顔も覗かせながら、しっかりした落ち着きを感じさせる大人らしさも持っている。

 

舞台ではその安定感で男役の魅力を発揮し、満足度の高い見ごたえのある公演で、観客を楽しませています。

 

 

珠城りょうの魅力となっているダイナミックなダンスや宝塚正統派の男役と評される輝きは、これまでの努力と情熱の賜物なのでしょう。

これまでたくさんの役柄を演じてきた珠城ですが、先輩を追い越してのトップ就任
はプレッシャーも大きく、悩んだ時期もあったといいます。

トップ就任から約1年、今や宝塚を代表する大作「エリザベート」で、若々しいエネルギーと孤独な影を漂わせた、珠城ならではのトート像をつくりあげました。

 

珠城りょう率いる現在の月組だからこそ見せられる、従来のイメージでは語れない魅力を持った「エリザベート」になっています。

今回の「エリザベート」は娘役トップの愛希れいか退団公演でもあり、珠城りょうとのコンビもこれで見納めとなります。

 

大作「エリザベート」の後は新トップ娘役・美園さくらとの新コンビがスタートし、美弥るりかを筆頭とする月組スター陣とともにどんな飛躍を見せていくのか、今後の珠城りょうに目が離せません!

珠城りょうプロフィール

宝塚歌劇団月組トップスター。
身長172cm
愛称「りょう」「たまき」
愛知県浦郡市、光が丘女子高等学校卒業。

2006年4月  宝塚音楽学校入学
2008年3月  94期生として宝塚歌劇団入団 入団時の成績18番

初舞台
2008年3月  月組「ME AND MY GIRL」

 

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