先月、NHKでも放送されました宝塚歌劇団の宙組公演「天は赤い河のほとり」
ご覧になりましたか?
今回はこの宙組公演、『天は赤い河のほとり』について、語りたいと思います!
『天は赤い河のほとり』について
この作品は、2018年3月に上演されました。
篠原千絵さん作の少女漫画が原作になるため、とてもキュンキュンするポイントがたくさんあります!
そのポイントを押さえていきましょう!
カイルとユーリの出会い
星風まどか演じる現在に生きている中学生のユーリは、突然、水溜りの中に引き込まれて、紀元前14世紀のヒッタイト帝国の首都、ハットゥサにタイムスリップしてしまいます。
この瞬間こそ、第1の胸キュンポイントなのです!
水に溺れて息をしていないユーリに真風涼帆演じるカイルが、キスをします!
きっと人工呼吸なのですが、みてはいけないものを見ているような…笑
キュンキュンポイントですね。
ナチュラルに顔に手を添えるあの真風さんは女心を鷲掴みにします!
ちなみに、その場面では、カイルの召使いであるティト(愛海ひかるさん)は、ハッと言って目線を逸らしてます。
その可愛らしささえも愛おしい場面ですね。
~カイルが戦闘に行く場面~
2つ目は、カイルが戦闘に行く場面です!
攻められていることを知り、自分も戦闘に出ると決意するカイルですが、カイルを心配するユーリに、「では女神よ、私に加護を!」と手を差し出します。
少し戸惑いながらもユーリはその手にキスします。
カイルの優しさや、男らしさ、国を愛する心に少しずつ惹かれていくユーリの気持ちが現れていますね。
この場面を見ると、「はぁ。美しい愛だな。」とつくづく思います!
そして、戦闘シーンでは、ユーリがヒッタイトを守るためにマッティワザ(愛月ひかるさん)の剣を奪い、戦い挑む、女性の愛の強さが描かれてます。
この時からユーリはヒッタイトで生きることを心のどこかでは感じてるのではないかなとも想像できますよね。
カイルとユーリの再開
国王やナキアの殺人の疑いで追放され、そこから脱出し、新しい軍を作っていたカイルとエジプトに匿われていたユーリが再開する場面。
ユーリは、現在へと帰るための泉が埋められると知り、現在へ帰るか、ヒッタイトに残るか迫られます。
そんなユーリに、カイルは、愛している証拠にハートを描いた石を渡します。
「私の気持ちだ。お前がどこの世界にいようと私はお前を愛している。」
このセリフを言う真風さんの声がすごく心に突き刺さる声で、少女漫画から出てきた感がたまりません!
そして、ヒッタイトにとどまることを決意するユーリに対し、「お前が捨てた全てのものの代わりに、この後は私がなろう。」と言います。
どこまでも優しいのだ、カイル。
自分の全てを捨ててまでもとどまる決意をしたユーリを誰よりも何よりも幸せにする決意に胸がぐっときます。
きっとカイルなら、捨てたものの全て以上になってくれそうですよね!
ちなみに、この時に渡したハートは、以前、ユーリが、愛している証と言ってカイルにハートを教えます。
それを覚えていてユーリに合わせた告白の仕方、愛の伝え方をするカイルに測りきれない優しさを感じますね。
真風涼帆さんそのものに秘密が~
様々な宝塚の作品を見てきましたが、一番キュンキュンした作品でした。
その理由は、
真風涼帆さんの身長、ルックスはもちろん、なによりも声!と言うことに気づきました。
あの深みがあってセクシーで、そして全て包み込むような優しさがあるあの声!だからこそ少女漫画から出てきたプリンスなのだと思います!
可愛い絡みも素敵!
ユーリと、カイルの召使いであるティトのなんとも言えない可愛らしい絡みがたまらなく好きです!
ユーリを演じる星風まどかさん、ティトを演じる愛海ひかるさんは、どちらも100期生です。
(→100期生一覧)
2人で怖がって抱きついてるシーンや、ユーリに少し怒っているティト、仲良く話している2人など、同期だからこそ出せる友達のような仲の良さが見ててほっこりします!
最後
今回は主にカイル、ユーリ、に目を向けましたが、この作品には、たくさんの愛が描かれているので、皆さんも是非、推しの愛の形を見つけてみてくださいね!
さて、今日4月19日から宝塚大劇場では、その宙組の公演『オーシャンズ11』の公演が始まりましたね。
映画でも話題になった作品の宝塚版で宝塚歌劇の中でも人気の作品です。
まだ宝塚を見たことがないという方でも、『初めてみる宝塚作品』としてもオススメの作品です。
ぜひ一度劇場に足をお運びください。