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明日海りおの愛した真琴つばさ「LUNA」「BLUE MOON BLUE」を振り返る①

宝塚歌劇の懐かしシリーズ

今年11月24日をもって退団することが発表された花組トップスター明日海りおさん

これまでスカイステージの様々な番組で「真琴つばさ」(マミさん)さんへのリスペクトを発言されていますね。

先月の「JURIの音楽同好会総集編」の樹里さんとのトークでも、宝塚の好きな作品は「真琴つばささんの『LUNA』『BLUE MOON BLUE』」と答えていました。

みりおちゃんが宝塚を好きになったきっかけの作品なのですね。

調べていて分かったのですが、みりおちゃんだけでなく望海風斗さんも壱城 あずささんもこの作品を見て宝塚を目指したそうです。

何を隠そう私もこの作品をテレビで見て真琴つばささんの大ファンになりました。

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「LUNA」「BLUE MOON BLUE」とはどんな作品?

2000年、真琴つばささんがトップになって3年目大劇場主演5作目となる作品で、充実期に入ったころの作品の一つです。檀れいさんとコンビを組んで2作目となります。

「LUNA-月の伝言-」 作・演出 小池修一郎
ファンタジーSFミュージカル。

主なキャスト

真琴つばさ(マミさん)は世界的なロックスターの「アレックス」と、古代の神「月読(音を紡ぐ神、つくよみ)」の二役を演じました。

発掘現場にあった月読の剣で指を切ってしまったためアレックスの体に月読の遺伝子が入り込み、毎晩夜の間だけアレックスの体を借りて月読がよみがえるという設定です。

軽妙で身勝手さも感じられるけどかっこよすぎるスーパースターのアレックスと、美しく気品あふれる音を紡ぐ神・月読という全く別の人格を演じ分けたマミさん。

劇中、録音されたアレックスの歌声に、月読の生の歌を合わせる(言ってみればデュエットをする)場面があり、見逃せません。

ちなみにアレックスの決め台詞は「どぉ~~したの、みんな?」です。(笑)

そのアレックスと月読の二人から愛されるのが檀れいさん演じるアイリーンです。

遺跡を発掘調査している美しき考古学者という役どころ。アレックスのスター然とした強引さに拒否感を持つアイリーンでしたが、アレックスのスターゆえの苦悩を知り、次第に惹かれていきます。

2番手スター紫吹淳さんの演じたブライアンは、巨大メディアの会社「ウラヌス」の社長であり、世界征服を狙うという大変色濃い悪役。個性的な演技で見事に演じています。

初風緑さんはアイリーンに惹かれているちょっと気の弱い考古学者「ハリー」。

困ると指をくわえるのがかわいい。

当時まだ若手スターだった大空祐飛さん・霧矢大夢さん・大和悠河さんはアレックスの弟分的な3人組のアイドル「マーキュリーズ」。

幕が開いて最初の歌はこの3人です。

汐美真帆さんはブライアンの第一秘書「ジュード」。

月読に仕える巫女「イレーネ」に千紘れいかさん。

ルナパレスの司祭「マッコイ」を真山葉瑠さん。
月組の名脇役として活躍していたるんぱさんですが、この公演が退団公演でした。

この年、紫吹淳さん主演のベルリン公演があり、ベルリン公演出演者は東京公演には出演できなかったので、東京公演の配役はかなり違っています。

また、千紘れいかさんは訳あって大劇場公演で退団されており、イレーネ役も変わっています。その後、博多座公演もありましたが、さらに配役が変わっています。

あらすじ

21世紀。イングランドの孤島クレセント島では巨石遺跡「ルナパレス」が発掘された。

「ウラヌス」の社長ブライアンは「ルナパレス」の伝説をもとにイベント化して「ミス・ルナ・コンテンスト」を企画。

音楽のネット配信第一号にアレックスを起用しようとコンテストの審査員長としてアレックスをクレセント島へ呼び寄せていた。

アレックスは発掘現場で首飾りを拾い、それを優勝者にプレゼントすると言う。

アイリーンは、貴重な発掘品を勝手に持ち出されたことに抗議する。

するとアレックスは、アイリーンの美しさにひかれて、ミスコンテストに参加していないアイリーンを優勝者として選ぶ。

アイリーンはスターの気まぐれに怒って立ち去る。

夜になりパブで偶然再会したアレックスとアイリーン。

ここでもアイリーンはアレックスを拒否し発掘現場へ一人向かう。

追いかけてきたアレックスと話すうちに、アイリーンはアレックスのスターとしての苦悩を知る。

しかし、アレックスが強引にキスをしたため、アイリーンはさらに発掘現場の奥へと入り込んでしまう。

二人を追いかけてきたハリーやマーキュリーたちも一緒にアイリーンを追いかけていくうちに、発掘現場の地下に秘密の施設を見つける。

実は、ブライアンは表向きは発掘に協力するため資金提供したことになっているが、この島を購入して、発掘現場の地下に実験施設を作り「セミナー」と称してウラヌスネットのメンバーを集めてマインドコントロールしていた。

また、天才の遺伝子から新たな天才を作る「ジーニアスプロジェクト」を密かに進め、自らが天才となり世界征服することを企んでいたのだ。

ブライアンの部下から逃げているうちにアレックス一行は遺跡の奥の玄室へ迷い込み、古い石笛と剣を見つける。

アレックスは剣の刃で指を切ってしまう。

アレックスが石笛を吹くと、月読の封印が解けて古代の兵士が現われ、古代の月読と巫女エレーネの禁断の恋物語が再現される。

決して結ばれてはならないと言われていたが、二人は契りを結んでしまう。すると、月食になり洪水が起こり始める。

月読はエレーネを刺し、自らも刺して息絶える。月読は体を失っても魂は残るため、天の神が月読を封印した。

アイリーンが石笛を吹くと、古代人は消え失せ、アレックスが倒れていた。しかし、それはアレックスの体を借りてよみがえった月読だった。

そこへ、ブライアンたちがアレックス一行を探しにやってくる。月読が復活したことを知らないブライアンは、アレックス(月読)の超人的な能力を知りアレックスの遺伝子を使って自分が超人になるためアレックスを捕えようとする・・・

あとは、ぜひご覧くださいね。

最後はお決まりの全員集合で、みんなが待つ舞台へキックボートで向かうマミさんキックボードを乗りこなすマミさんがかっこよすぎます。

しかも、2周目はだんちゃんを乗せて二人乗り!

最後は自分だけ降りてだんちゃんがキャ~~となって「もう~ひどいわ~~」といった感じでかわいくアレックスに怒る演出結構好きです。

簡単にまとめられません・・・長くなり過ぎました・・・

ちょっと長くなりすぎましたので、続きはこちらから