宝塚歌劇ビギナーの方には、気軽に楽しめるカラオケがぴったり、というご紹介を以前に別記事で述べました。
しかしもちろんすでに宝塚が大好きな方だって楽しいに決まっています！
懐かしい演目を思い出して感動するもよし、ご贔屓のカッコよさに叫んでみるもよし、組子の気分でコーラスやダンスを入れるもよし……。
ということで、今回は、「宝塚ファン向けのタイプ別ご本人歌唱おススメナンバー」をご紹介したいと思います。
歌声に聴き惚れたい！
宝塚歌劇の大きな魅力のひとつはなんといってもスターさんの歌声。あの大きな劇場を歌声で満たす姿は本当に素敵なものです！！
灰の水曜日（水夏希『Carnevale睡夢』より）
水さんの美しい歌声と、「すべてはいつか消えゆく幻だったとしても 巡り来たこのときは心に刻まれて 朽ちることなく 色褪せもせず 輝き続け 消えることなく」という歌詞が、心に響きます。
私はカラオケでこの曲を始めて聴いたのですが、出会いもあれば別れもある宝塚の魅力とこの歌詞が重なるように思えとても感動しました……。
古い作品との新しい出会いがあるのも、作品数の多いカラオケならではの楽しさです！
今 Now（望海風斗・真彩希帆『ひかりふる路～革命家、マクシミリアン・ロベスピエール～』より）
ドーヴ·アチア氏の書下ろし楽曲を、稀代の歌唱力爆発コンビたる望海さん真彩さんのお二人が歌い上げます。デュエット紹介コーナーに入れようかとも思ったのですが、とにかく歌声が素晴らしくこちらに決定。
豊かな歌声の中に、それぞれの抱える葛藤や愛憎がにじみ、心震わす名歌唱です。
朝陽の向こう（早霧せいな・咲妃みゆ・望海風斗『幕末太陽傳』より）
早霧さん·咲妃さんの退団公演からの１曲。
美しいハーモニーで、「トリデンテ」とも称されたこのお３方の相性の素晴らしさがよくわかります。
「遠く遠く遥か遠くへ あの朝陽の向こうへ」という歌詞と、雄大なメロディに、前向きな力をもらえること間違いなしです。
·Will in the World（朝夏まなと『Shakespeare～空に満つるは、尽きせぬ言の葉～』より）
朝夏さんの響き渡る歌声は、思わずカラオケで聴いていることを忘れてしまうような広がり！
この方は手足もすらりと長く、声ものびのびとして、どこまでも大きなスターさんであったなと思いながら聞き惚れてしまいます。
デュエットで愛を感じたい！
作品の数だけロマンスがあり、ロマンスの数だけデュエットがあるのが宝塚。様々な愛の形をのせた歌声にときめきましょう♡
うたかたの恋（凰稀かなめ・実咲凜音『うたかたの恋』より）
「マリー、来週の月曜日、旅に出よう」
「あなたとご一緒ならどこへでも！」
という名台詞からばっちり収録されています。
互いを深く愛したがゆえに共に死へと向かってゆく2人の、極限まで純度の高まった恋……。調べに乗って胸が苦しくなるようなデュエットです。
鳥たちの空（明日海りお・花乃まりあ『金色の砂漠』より）
花乃さん演じる王女タルハーミネと明日海さん演じる奴隷ギィが、2人で駆け落ちをしようと決意する場面の曲です。
「ふたり旅をして どこまでも行こう」と歌うデュエットは、秘めたる愛に火がついた2人を甘く優しく表現しています。
どちらかというとしんどい場面の多い『金色の砂漠』という作品。その中からこの曲をすくい上げてカラオケに入れたDAMの担当者さんに、感謝したい気持ちでいっぱいです！
シティ·ラプソディ（早霧せいな・咲妃みゆ『私立探偵ケイレブ・ハント』より）
様々なコスチュームものや漫画原作で観客をときめかせてきた「ちぎみゆ」コンビの、新しいテイストの恋物語となった『ケイレブ·ハント』。互いを尊重するがゆえに距離が生まれてしまう大人の2人に、共感しながら観た方も多いのではないでしょうか。
それだけに、素直に愛を伝える最後のデュエットのときめきはひとしお。コートを使って抱き寄せるキスシーンはキュン死ものです！！
とにかくアツい気持ちになりたい！
観劇に行くと、舞台の上の情熱に触れてエネルギーが満ちてきます！が、そんなに都合よくチケットは取れないもの……。そんなときはカラオケに行き、大音量の本人歌唱でアツい気持ちをチャージしましょう！
ソル·エ·マル（柚希礼音・涼紫央・夢乃聖夏・紅ゆずる『ノバ・ボサ・ノバ－盗まれたカルナバル－』より）
リオのカーニバルの日に繰り広げられる様々な人間模様を描いたストーリー仕立てのショーの名作。まず気温からしてアツい！
カーニバルの始まりを感じる、わくわくする音楽と遊び心たっぷりの演出、そしてなんといってもエネルギッシュな裸足での総踊りに気づいたら心が燃えていること間違いありません！！
BADDY（珠城りょう・美弥るりかほか『BADDY－悪党は月からやってくる－』より）
こちらもストーリー仕立てのショーのプロローグです。
平和一色·全大陸禁煙となった未来の地球に、月から「超クールでエレガントなヘビースモーカー」のBADDY一味がやってくる！そもそも設定のぶっ飛び方に力をもらえます。
咥えタバコにベロアのスーツ、地球の固定概念を全く気にせず踊りまくり愛し合うBADDYたちに加われば、日頃の悩みも「冗談じゃねえ！」と吹き飛ばすエネルギーが湧いてきます！
メサイア（明日海りおほか『MESSIAH－異聞・天草四郎－』より）
先の2曲とは全く異なる系統のアツさを発しているこの曲。
天草の四郎が、圧政に苦しむ天草の人々に語りかけ、その心に抵抗の火を灯す場面です。
「心勇気の赤に染めて 熱き希望の波となれ」という歌詞に、熱量や勇気を感じます。
信じるものがあり、そのために立ち上がることの力強さが、観ているこちらにも伝染するようなナンバーです。
楽しく歌って盛り上がりたい！
劇場にはないカラオケの魅力といえば、自分も一緒になって歌えることです。定番の曲をみんなで歌えば盛り上がること間違いなし。スターさんと声を合わせ、気分は大劇場です！！
ランベス·ウォーク（明日海りおほか『ME AND MY GIRL』より）
軽快なメロディと遊び心たっぷりのパフォーマンスでみんな大好きなランベス·ウォーク！客席降りした明日海さんを写すアングルもあり、本当に劇場に来たかのような臨場感があります。
『エリザベート』第1幕第16場［ミルクほか］（朝夏まなとほか『エリザベート』より）
再演を重ねる名作エリザベートからは、セリフ入りの場面がいくつか入っていますが、宝塚ファンが集まっているなら、絶対にチャレンジしたいのがこの曲です。
「私はトート」「じゃあ私はルキーニ」「私が市民ね」と役を割りふれば完璧！リズミカルな掛け合いと、名作の中に入ったわくわくで、びっくりするほど楽しめるナンバーです。
おわりに
宝塚はとても素敵な趣味ですが、忙しさやチケット難などで思うように満喫できないことも度々あります……。禁断症状が出そうになったらぜひお近くのカラオケに駆け込み、本人歌唱で宝塚成分を補給してみてください。
劇場とはまた違う、新たな楽しさが見つかるかも知れません！
おまけ：「宝塚歌劇」コラボルーム 期間限定
今、BIC ECHOでは、期間限定で宝塚歌劇のボージャスなスペシャルルームでカラオケを楽しむことができます。
場所は、有楽町店、名古屋太閤通口店、梅田茶屋町本店、天神大名店の4店舗。少な〜い！
コラボルームでしか見ることのできないスペシャルアングル映像は必見！2つの映像は大画面プロジェクターにて同時に「デュアル映像」として映写され、圧巻の迫力をお楽しみいただけます。
https://big-echo.jp/campaign/takarazuka-kageki/
