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2番手時代がなかった珠城りょうの弱み

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団月組のトップスター・珠城りょう。

男役10年と言われる宝塚男役の世界で、入団9年目にトップ就任したのは、入団7年でトップになった天海祐希の次に続くスピード出世。

そんな珠城りょうも、いつの間にか、現在いる5組の中で一番長く、現在4年。そして大劇場での作品としては

「グランドホテル」「All for One」「カンパニー」「エリザベート」「夢現無双」「I AM FROM AUSTRIA」6作の作品を残してきた。

先日こんなブログを投稿しました。

二番手男役の魅力として、役の幅広さが上げられると思います。

多いのは、トップスターと同等に対峙する敵の役。

真っ黒な役は主役だと演じられないので、二番手時ならではの配役。

必ずしもではありませんが、二枚目男役が多いのも「美味しい」と言われる所以かもしれません。

悪役、真っ黒な役を演じることがあまりないトップスターに対して、悪役を演じることができ、役の幅を広げることができる2番手時代。

「二番手時代が長いと、良いトップさんになる」という言葉もあります。

自分の個性を伸ばしつつ、組の中心に近いところで、トップスターさんの姿や組全体を見つめながら、多くのことを学べる機会なのだと思います。

そんな中でトップ珠城りょうの2番手時代ってどうだったのかな?とふと思いました。

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珠城りょうの2番手時代

珠城りょうが2番手になったのは、月組公演「舞音〜マノン〜」。

その頃のことは実はまだ、宝塚を知らなかったので、当時上級生だった美弥るりか、凪七瑠海が2番手各だったが、その時2番手になった時ってどれだけ、ヅカファンがザワザワしたんだろう・・・・と想像する。

2015年11月の月組公演「舞音〜マノン〜」に2番手になり
2016年3月「激情-ホセとカルメン」で全国ツアー初主演
2016年6月「NOBUNAGA」ロルテス役。

さて、このロルテス役・ローマ出身のイタリア人騎士でした。

しかし、この公演は、当時のトップ龍真咲の退団公演。卒業される龍真咲から、珠城りょうへのトップのバトンタッチが行われた公演でした。

つまり、、

2番手時代は、この龍真咲退団公演のこの1作!!!!!!!!

そうだったのか・・・・・・

いつも爽やかで、骨太で男らしい珠城りょうさんのイメージ。

そのイメージが強いのは、2番手時代がなく、真っ黒な役だった時のものを見ていないからなんでしょうか??

なぜそんなに異例の早さなのか・・・・

宝塚ファン歴の長い方なら色々裏(?)のこととかわかるのかもしれませんが、ファン歴数年の私から見ると、純粋に疑問が起きるのが、なぜ、そんなに短い2番手から急いで、トップにならなければいけなかったのだろうか?

という疑問が一つ。

そして、もう一つの疑問が・・・・

初舞台からたった2年で、新人公演初主演をされている。

やっぱりこれも最近の新人公演主演をされる面々を見ていると、やはりこの早さも異例だよな・・・という疑問があるのです。

そんな珠城りょうさんも立派なトップに・・・

トップ龍真咲さんの頃は、スカステを見ていても、なんとなく自分を出せずに、下級生っぽかった珠城りょうさんも、トップになり、当時2番手だった美弥るりかさんが、うまくリードして、段々自分らしさを表に出せるようになった印象がありました。

美弥るりかさんのバックアップはとても大きかったのではないでしょうか?

そんな後ろ盾になってくれていた美弥るりかさんも退団された今、いつの間にか、年月がたち、珠城りょうさんも上から7番目の上級生になり、今は立派なトップさんになりましたね〜。

きっと、与えられてしまった早いスピード出世に悩まれて苦労されてきたんでしょうね。

いろんなご苦労があり、今のトップ珠城りょうさんがいるんだな〜と思いながら、これからも楽しみに観ていきたいと思います。

現在、地元愛知御園座にて「赤と黒」の公演中です!
もしかして、この公演では珠城さんの悪ーい一面が見られるかもしれませんね。