宝塚歌劇団もコロナウイルス感染予防による公演中止のため、 宝塚歌劇団の劇場に足を運ぶことができなくなった私たち。
私自身、 星組の大劇場お披露目公演『眩耀の谷』の観劇と中止期間がかぶってしまう事態になりました。
とても悲しかったですが、仕方ありません。
一番大事なのはジェンヌさん、そしてみなさまの健康です。
しかし、宝塚不足な私たち。
それを補う方法とは?そう、過去の映像です。
円盤が発売され始めたのは、大震災等の不慮の際、 いつでも宝塚を観劇できるようにするためなのです。
チケット代を回収できない劇団に貢献するには、 宝塚の円盤を買うだとか、オンデマンドで視聴するなど、公式に資金が回るようにするのが一番ですよね。
そこで今回、こんなときだからこそ観ていただきたい公演の円盤を紹介させていただきます。
『Delight Holiday』
その名も、『Delight Holiday』。
舞浜アンフィシアターで行われた明日海りおさん主演のコンサートです。
夢の国のすぐ近くということで、ディズニーの曲なんかも歌われたこのコンサートは、まさに幸せが敷き詰まった素敵なものでした。
とにかく楽しい。
免疫力を高めるために、とにかく楽しい公演をおススメしようと思ったのですが、お芝居じゃないため、誰も不幸にならない!凄い!楽しい!と、まさに良いこと尽くしです。
ジャズにJポップ、振付つきの主題歌に、明日海りおさんの歴代劇中歌など盛りだくさんです。
その中でも、こんな曲が聞けるよ!という数曲をピックアップしてみたいと思います。
『Delight Delight』公演の主題歌です。
みりおさん、ゆきちゃん、ちなつさんが振付指導をしてくれるのですが、それが可愛い。
「ワキワキ」とか 「バイバイ」とか、分かりやすい言葉と共に、「なんとかサンハイ」 と振付を教えてくれるみりおさん。
この振付を活かせるのは教えてもらっただいぶ後の方なのですが、教え方がとてもかわいいので良いんです。
また、分かりやすいキャッチーさで、かなり覚えやすい主題歌です。観終わった後には軽く拳をあげながら、「Delight! Delight!」とロずさんでしまいます。
『Sing, Sing, Sing』
「もー!サイコー!」という歌詞があるのですが、本当に最高です。
ジャズの名曲をノリノリで歌い上げていて楽しいです。
そして何より、宝塚との親和性がめちゃくちゃ高い曲です。
イキイキ歌うみりおさんとゆきちゃんにめちゃくちゃ元気がもらえて、花組生の客席降りの笑顔も相まって、すごく最高です。
最高すぎて免疫力が高まる気がします。
『サウダージ』
平成の曲をメドレー形式で歌うコーナーがあるのですが、みりおさんが結構長めに歌ってくれるポルノグラフィティの『サウダージ』。
こういう、こじれた曲がとても似合うみりおさん。
まるで持ち歌のような慣れた歌い方。
ラテン系の曲がよくお似合いで、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた歌詞を噛むことなく歌い切ったみりおさんが素晴らしく格好いいです。
『U.S.A』
雪組が FNS でコラボするよりも前、実は花組がこの公演『U.S.A』を披露しているんです。
しかも出演メンバー総出演の全力ダンスです。
少しダサいフリや曲を全力でやるジェンヌさん、という組み合わせがかなり素晴らしいです。
力抜く表情とか、格好良くない振りを真面目な顔して踊るだとか(すると何故だか格好いい)なんだかすごく胸に突き刺さり、 笑顔になってしまう名場面のオンパレードです。
この曲目で露になる、ちなつさんの脚の長さを言及するMC コーナーもあるので合わせてお楽しみください。
『A Whole New World』
言わずと知れたアラジンの名曲。ディズニーメドレーが繰り広げられる中で、この曲をデュエットしてくれるみりおさんとゆきちゃんなのですが、雰囲気がめちゃくちゃ『アラジン』なのです!
不思議に思うくらいとてもアラジン!衣装がとても素敵なアラビアン風なのですが、この衣装のみりおさんは一番プリンスです。
そしてゆきちゃんは一番プリンセスで、空を飛んでいる気分になれます。
夢の世界に連れて行ってくれてありがとうと感謝したくなります。
また、 みりおさんのかわいいダッフィーのお話も聞けます。
まだまだたくさん見どころ満載、もう、余すことなく素敵なこのコンサート、是非皆さんに観ていただきたいです。
さて、宝塚の公演、昨日、9日からの公演が決定というニュースが入ってきましたが、今後もどうなるかわからない中、キャストボイスなどで分かるジェンヌさんの頑張りが少しでも報われるよう願っております。
こういった非常事態の休演は悲しいものの、ジェンヌさんの健康を第一に考えるものとしては、良き判断だったと思っております。
劇団が大打撃を受けていることは間違いないので、この機会に、興味のある演目のブルーレイ等の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
そして、またジェンヌさんと会える日を楽しみに、皆さんにも健康でいてもらえるよう心から願っております。