再開した宝塚歌劇団の公演ですが、残念ながら新型コロナウィルス陽性者が数名出たとのこと
花組・宝塚大劇場公演は、8月16日（日）まで中止、
星組・東京宝塚劇場は、8月20日（木）中止
そして、雪組の梅田芸術劇場メインホール公演『炎のボレロ』では、一般前売は、実施を見合わせているのが現在の状況です。
しかし、宙組の「FLYING SAPA -フライング･サパ-」組は劇団員及びスタッフも全員陰性。
さらにはあれだけの大所帯ながらもどの組も陽性者が少数人だというのは、それだけ宝塚歌劇団全体の新型コロナウィルス対策がしっかりとしているということなのでしょう。
公演中止というのはとても悲しいニュースではありますが、改めて宝塚歌劇団という1企業が今回の件に関して真摯に取り組んでおり、尚且つ企業の売り上げよりも観客とそして出演者やスタッフの皆さんの安全を第一に考えてくれているということを感じることができる迅速な対応をしてくださったことに感動もしました。
劇団員･スタッフ全員のPCR検査のみならず、現在前列で観劇された方々にも希望するのであればPCR検査を無償で実施するとのことで、劇団自ら連絡をとっているという他に例を見ない対応に驚きを隠せません。
コロナによって、とても辛い出来事も多いですが、逆に考えると、宝塚歌劇団という団体、企業の懐の深さを知ることができたのは、ある意味コロナという出来事のお陰かもしれません。
コロナ期間の過ごし方
SNSを見ていると観劇予定であった皆様のお声を見かけることがあります。
こんな時だからこそ悲しかったら悲しい、悔しかったら悔しいというお気持ちを表現されることで自身のストレスが軽減され、ひいては健康にも繋がりますのであまり我慢なさらず発信してみてください。
SNSで全世界に発するのは少し…と考えられるならばご友人やご家族やペットにそのお気持ちを話してみることで改めて自分の気持ちに整理もつくかと思います。
そして空いてしまった時間を使って過去作品を見たり、ヅカオタの仲間たちとリモートお茶会を開いてみてはいかがでしょうか？
公演に因んだお菓子やお茶を準備して互いに見せ合うだけでも意外と楽しかったりするものですよ。
その他にも、対策として私たちファンに一体なにが出来るのかを改めて考えてみましょう。
以前、劇団が、公式YouTubeにアップロードされていた「宝塚歌劇団より、劇場へご来場いただくお客様へのお願い」という動画を今一度劇場へ行く前に見ることがその1つではないかと思います。
劇場に行くだけではなく、一般的な生活をする上でも今では当たり前に必要なことばかりにはなります。
ちょっとした生活用品や食品を買うためにスーパーへ行く際にも推奨されるものばかりです。
更に、幕間休憩もコロナ以前はトイレへ行き友人と話し公演デザートを食べて…と、思い思いの楽しい時間を過ごすことができましたが、それも今では残念ながら制限されてしまいます。
トイレの列も間隔を空けて、そしてお喋りは必要最低限、更にはマスクをしているといえどもあまり飛沫を出さないように小声で…。
せっかく劇場に来たのだから全力で楽しみたい！普段のストレスを解消したい！そのお気持ちは充分にわかりますが、それもこれもお互いのためであり観に来ている私たちのために劇場にいるスタッフの皆さんの安全のためにもなります。
つまりは自身のその言動によって応援しているジェンヌさんの安全にも繋がるわけです。
観劇をするな、喋るな、そういうわけでは決してなく、今こそ宝塚歌劇団の掲げる「清く･正しく･美しく」をファンもが体現する絶好のタイミングなのではないでしょうか。
そこに「朗らかに」もプラスして、悲しい気持ちはあるかと思いますが、次の公演やお茶会に着ていく服を考えてみたり意外と読み込んでいなかった過去の歌劇やGRAPHを手にゆっくりと時間を過ごしてみるのもいいかもしれません。
そして全てが終息した暁には以前のように全力で皆さんのご贔屓さんを応援しに、そして日々のストレスを解消して楽しみましょうね。
今はそのための準備期間ということで自身やその周りにいる方々が健康で過ごせるように劇団同様努力して備えていきましょう！