新型コロナウィルス感染拡大の影響により、観劇方法などいろいろことが様変りしてしまった演劇界。
これから「演劇を観劇する」ためにはどのような方法が取り入られていくのでしょうか。
今回は、宝塚歌劇団の「コロナ禍にある観劇(公演)の仕方」に焦点を当てちゃいます。
LIVE観劇
新型コロナウィルス感染拡大前…以前は、チケット難で難しいこともあった宝塚劇場での生観劇。
しかし、ここにきて「宝塚歌劇 LIVE配信」というものが登場してきました。
ご存知の方も多いかと思いますが、念の為軽く説明しておきましょう。
この「宝塚歌劇 LIVE配信」とは、スマートフォンやタブレット·PCなど手持ちのデバイスさえあれば、どこにいても生観劇が可能という優れもの。
もちろん有料ではありますが、劇場で観劇するのと比べれば破格の安さです。
それに加えて、抽選·一般などといったチケットゲット合戦は一切なし。
お金さえ払えば観劇権利は誰にでもある…そんな夢のようなシステムです。
しかしながら、そんな「宝塚歌劇 LIVE配信」にもいくつか難点はあるんですよね。
例えば、
難点1.当然ながら生観劇と比べたらその躍動感は段違いに低い…です。
こればかりは仕方がありません。
なにせLIVEとはいえ配信なので…。
難点2.時間がまとめて取ることができない人にとっては観劇しづらいかな…と。
どういうことかといいますと、例えば、
·主婦であれば家事その他もろもろ何かと雑用がありますよね。
そんな方が自宅で観劇する場合、
LIVE配信中に子供が学校から帰ってきたり…
LIVE配信中に宅急便がピンポーンとやってきたり…
LIVE配信時間とご飯の時間がかぶったり…
自宅であればこんな「邪魔」が入る危険性考えらえるというわけです。
劇場での観劇であれば、劇場に行ってしまうのでこのようなことは一切起こらないはず。
でも、家にいる以上は仕方ありませんよね。
「宝塚歌劇 LIVE配信」、便利であると共にこのような危険性も覚悟しておく必要があるのかもしれません。
理想的な公演·観劇方法とは?
これからの時代、どのような形での観劇が理想的なのでしょうか。
決して、LIVE配信が悪いというワケではありませんが、やはり劇場でジェンヌさんの姿を見たいというのがファンの本音…かと思われます。
ただ、新型コロナ感染拡大の現状を考えると、(現時点では)以前のように「劇場をお客さんで満員にしての観劇」は無理なのでしょう。
現在の劇場観劇スタイルといえば、「マスク·発熱チェック·アルコール消毒等コロナ感染予防をした上で、客席の間隔を開けての観劇」が通常化してきました。
ただ、そこまでしても感染者が出てしまうことがある現状があります。
しばしば休演→再演を繰り返しているこの状況…。
新型コロナウィルスの感染拡大がこのまま落ち着かないようであれば、この先どうなるのでしょうか。
結局のところ劇団が考えることではあるのですが、気になるのでいくつか筆者が「この先の公演·観劇方法」について考えてみました。
※あくまでもザッとなので細かいところは突っ込まないでください。
この先の公演方法(演者側)
·陽性者が出たら「陽性者のみを欠席」させて、陰性者のみでそのまま公演を続行させる。
·組内を3~4つのグループに細分化してリスクを分散化させる。
·ジェンヌ全員(関係者含む)にマスクまたはフェスシールド着用で公演。
この先の観劇方法(客側)
·マスク着用·客席の間隔空けなどコロナ予防対策は今のままとして、後はとにかく喋らない。
観劇して帰る…ただそれだけ。
現実的か否か…、理想的か否か…。
どうでしょうか。
世の中のこの状況が、早く落ち着いてくれるといいですよね。
劇団側はどう考えていのか…気になります。
公演中·予定作品について
このような状況下でも宝塚歌劇は動いていますよね。
いろいろと公演日程などに問題を抱えている作品もありますが、様々な作品が稼働中(稼働予定)です。
花組「はいからさんが通る」
星組「眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~」
月組:「ピガール狂騒曲」
宙組:「アナスタシア」
雪組:「炎のボレロ」
コンサート·ディナーショーとしては、以下作品が発表。
「望海風斗: NOW ZOOM ME!」
「轟 悠:Yu, Sparkling Days」
「真彩希帆:La Voile」
「彩凪 翔:Sho-W!」
月組:「ピガール狂騒曲」宙組:「アナスタシア」以外の作品は、すでにLIVE配信の日程も決まっている状態となっています。
ディナーショーに至っては初めてのLIVE配信ですかね。
残念ながら、ディナーショーとしては中止となってしまいましたが、ショーのみが無観客でLIVE配信となりました。
ジェンヌさんにとって、無観客という状態はどういう心境なのでしょうか。
スカステなどで「観客がいない」状態でも仕事をしていますが、通常は大勢のお客様の前で芝居やショーを披露するのが仕事。
それを無観客で…となるとジェンヌさんのモチベーション維持など、ちょっと気になってしまいます。
まぁ、そこはファンが心配せずともプロなので大丈夫なのかもしれませんが…。
でも、やっぱり…ちょっと気になっちゃいますかね。
いずれにせよ、どのような形にしても全ての公演·コンサート·ディナーショーが日程通り、順調に進んでくれることを祈るばかりです。
ファンとしては、以前のような公演·観劇スタイルに戻したいもの。
でも、それが叶う日はいつの日になることでしょうか。
もしかしたら、元のスタイルに戻そうともがくよりも、これからの新しい公演·観劇スタイルを探し出す方が早いかもしれません。
できれば、安心安全に宝塚大劇場/東京宝塚劇場で観劇する方法を早く見つけたいですよね。
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