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文章を通して宝塚歌劇を知る月刊誌「歌劇」

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇に関する月刊誌といえば、「歌劇」と「宝塚GRAPH」です。

宝塚友の会の入会と共に購読を申し込むと、毎月5日に「歌劇」、15日に「宝塚GRAPH(以下 グラフ)」が届きます。

書店やAmazonでも購入できますが、売り切れていたり、友の会のポイントがつくので度々購入される方には定期購読が向いていると思います。

「歌劇」は文字中心、「グラフ」はカラーページ中心の構成です。

私の場合、隅から隅まで読むほどの熱心な読者ではありませんが、必ずチェックするページがあるのでご紹介いたします。

「歌劇」では上演された作品の写真がカラーページで掲載されています。

また上演予定の作品の主な出演者、演出家の座談会がメインの構成の月刊誌です。

その他上演作品の時代背景の解説ページやジェンヌさんが交代で執筆するページなど作品の知識を深めたり、ジェンヌさんのお人柄にふれることができる貴重な月刊誌です。

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特別企画 ワールドワイドオブタカラヅカ

宝塚大劇場公演、東京宝塚劇場公演の演目はスケールの大きいものが多いので、事前に原作や作品の歴史的背景を観劇前に事前に調べて行くことが多いです。

こちらのワールドワイドオブタカラヅカは宝塚大劇場作品の歴史的背景を各回それぞれの時代に詳しい専門家が書いておられます。

9月号では月組「フリューゲルー君がくれた翼」の当時のドイツの様子が詳しく解説されています。

フィナーレの歓喜の歌のシーンは知識なしでも充分に感動的ですが、当時の西ドイツ東ドイツの社会情勢を知識として知ると感動がより増します。

東ドイツの人々が自由に対する渇望を政府の検閲から逃れるために「空」や「鳥」と表現した事などタイトルのフリューゲルの意味を改めて考える機会になりました。

また10月号では宙組公演「パガド」についての解説でした。

「ピカレスク小説」のピカレスクとは?よく聞く言葉ですが、悪人(下賤の生まれ)の主人公が成り上がり、人間や社会の醜悪な側面を暴くといった要素のある小説だそうです。

学校を卒業してしまうと歴史を学ぶ機会もすっかりなくなりましたが観劇を通して少しでも世界史の知識を深めれたらいいなとおもいます。

兎(と)にかく選んで!A or B

こちらの兎(と)は干支の兎年にちなんでのタイトルです。

各組のトップスターが順番にお題を出して、他の組のトップスターが答えるという形式のページです。

トップスターが共演するのは、あまりないので読んでいて楽しいです。

お題は発行月の季節にちなんだテーマになっています。

10月のお題は月城かなとさんが10日間の休みに旅行にいくとしたら?A海外B国内でした。

9月は彩風咲奈さんからの食欲の秋…A芋派B栗派でした。

自分だったら、他の方だったらどうかなという形式で書かれています。

なんとなくトップスターの個性が垣間見られます。

雪組彩風咲奈さんと月組月城かなとさんはシュッとしてクール、宙組芹香斗亜さんはオシャレなイメージ、星組礼真琴さんと花組柚香光さんが元気でアクティブなイメージが多かったです。

どうしても気になるK城Aすさん

「歌劇」の中で毎号目を通すのが「えと文」と「組レポ」のコーナーです。

お稽古中のやり取りを面白くレポートされています。

「組レポ」は比較的上級生の方が担当しておられる感じです。

その中でも雪組愛すみれさんが書かれている「組レポ」に久城あすさんが、なぜかK城Aすさんと隠しきれないイニシャル表記になっていて、すごく気になります。

内容も特にイニシャルにする必要もないような?でもつい気になって読んでしまいます。

愛すみれさんには質問してみたいです。

どの方も品のいい文体で書かれていますが、時々隠しきれない個性が垣間見えてついつい読んでしまいます。

宝塚歌劇の情報はCS放送のタカラヅカニュースが一番情報量が多く発信も早いのです。

先週も花組千秋楽で退団者 春妃うららさん、航琉ひびきさん、和海しょうさんのご挨拶が放送されていました。

映像でもしみじみとしますが、「歌劇」の写真や文章でも卒業されるのだなぁと感慨深い思いになります。

ライター・さんなん